僕は川釣りも好きで、海との比率で言えば1:3くらいの割合で行っている。
川釣りはなるだけシンプルな仕掛けの方が楽しいので、基本玉ウキとガン玉、あとは袖針(コイの場合はコイ針)でいつもやっている。
ただ、シンプルなのは楽しいが、弱点もある。
まず、全然飛距離が出ない。仕掛け全体が軽いので、狙ったところまで飛ばないのだ。
風が強い日は釣りそのものを諦めてしまう。
そして、ウキ下の調節に限界があるところだ。
水深2m以上の川ってのはそんなに見ないけど、そういうところを攻めたいとき、シンプルな仕掛けはあまり向かない。
多分1mくらいのウキ下にすると、ライントラブルが激増する。
シンプルな仕掛けでは届かないところにこそ大物がいるものなので、いつも歯がゆい思いをしてきた。
だが、これを解決できそうなことを閃いたので、この間ちょっと実験してきた。
フカセ釣りは川でも楽しい。
先にいっちゃうと、それは「フカセ釣り」である。チヌやグレ狙いで使われる釣法としてポピュラーである。
特徴としては、ウキそのものが重く飛距離がでることと、仕掛けの構造上、絡みのリスクを抑えたままあらゆる水深を探れることだ。
これを使えば、僕が今まで思ってた川釣りの弱点を解決できるんじゃないか?そう思った僕は、近所のドブ川にフカセ仕掛けを持って行ってきた。
さて、そんときの装備。日差し強すぎてゲンナリだが、飲み物と、氷を入れたクーラーボックスを持ってきておいたのでノープロブレム。
ちなみにエサはミミズで挑戦。網は管理釣り場用の、素材が柔らかいのをそのまま持ってきた。
ターゲットは特に絞らなかったが、コイが掛かった時に備えてリールは3000番、竿もシーバスロッドにしてみた。
無論、こんな仕掛けを持ってドブ川で釣りをする人など皆無である。
さて、まずは川の真ん中、ちょっと深くなってるところを狙ってみることにした。
真ん中といっても、岸から5,6mはあるので、玉ウキだと少し厳しい。
が、フカセ用のウキだと全然そんな心配はなかった。飛距離がとても出るので、狙ったところにらくらく届く。
おお、これはすごい!フカセっていいな!と正直思った。
ただ欠点もあって、着水音が派手なので魚が散りやすい。ポイントより遠目に投げて、糸を巻くことで調整するのがいいかなと思う。
で、待つこと5分。ウキがひゅっと沈む。
軽く合わせてみると、まだこのブログを始めてからは釣ったことのないハヤであった。正式名称はなんなんだろう。
前に野池で釣ったのがカワムツとかで、こっちがオイカワとかなのかな。
手元に魚図鑑がないので調べられないのが悔しい。これは分かり次第追記しよう。
そしてまた待つこと10分。今度はウキが不規則に踊り始めた。その中でも、下に沈んだときを狙ってアワせてみると・・。
そこそこのフナが釣れた。
フナもまぁまぁ引きが強いから楽しい。寒くなると、はたと釣れなくなるので、今がチャンスだとも思う。
が、20分くらい釣りをしたところで、あまりの日差しの強さと暑さにギブアップ。釣果はそうでもなかったけど、時間でみた効果では結構良いと思う。
ということで、結論。川でフカセ仕掛けはめちゃくちゃ使える。
川幅が広く、また深いほど高い効果を発揮すると思う。ただ、川でそんなことをする人はほとんどいないので、好奇の目で見られることは覚悟した方がいいかも。
僕も数名の散歩してる人に「なんしてんだろアイツ」って目で見られてしまった。
イノベーションを起こすには、人の目など気にしていられないのである!(大げさ)
これであと89種類。数を一気に増やす為、ぼちぼちフィールドを広げてみようかな。
※別シリーズはコチラ↓
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com