これはつい最近のお話。僕は珍しく、空腹で目を覚ました。
お腹が空いた。しかし、その時はちょうどカップ麺もお菓子も蓄えが無かった。ビールはあったが、つまみもないのに飲んでも仕方がない。
冷蔵庫を開けてみるも、たまたま食材を切らしていた。卵と調味料しかなかった為、これはちょっとなあという感じ。
万策尽きた感じのなか、僕は『冷凍庫』を開けてみた。すると、そこで僕は意外なものを見つけたのであった。
それがこれ。
ずっと前に海釣りで使ったものの、使い切れずに持って帰り、冷凍庫に放り込んどいたオキアミである。
そういえばこれ、ずっと見た目美味そうだと思ってたんだよな。
・・・炒めて食うか!
ということで。
まずは香りづけの為にごま油を少々。
にんにくとしょうがで臭みを消しつつ。
炒める。
ん!美味そうじゃね?
よっしゃ、頂きます!
・・・・・・不味い!
なんだこれは!食感はエビフライの尻尾!
味はちょっと刺激強めの化学薬品みたいな感じ!飲み込むことを体が拒否する!
その後、僕は涙目で炒めたオキアミを食べきった。自分の身体を痛めながら。
後日、なんであんなにオキアミが不味いのか調べてみた。
すると、サシエ用のオキアミの製造方法に、「不凍液」という文字が見えた。そこで全てを察した僕は、そっとそのページを閉じた。
僕はどうやら不凍液に浸されたエビを摂食してしまったらしい。今はまだ内臓が無事だけど、長期的にみてどうなんだろう?
と、いうことで。
皆様はサシエ用のオキアミを口にしないように気を付けましょう。この教えを示せたことで、悪食のアホ(僕)も少しは救われた気がする。
ちなみに、カチコチに凍った、いわゆるマキエに混ぜて使う用のブロックタイプのオキアミは、普通のエビの味がして美味しいんだとか。
じゃぁこっちでリベンジしてみろって?
やだよ。