俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

釣りとビジネスの共通点とは。

 

釣りに行く予定だったのに台風が来た。

テンションは急下降であり、なんかもう、ストレスにはならないが覇気が消えてしまう。

 

つーことで今日は、僕が釣りを通して日頃から感じていたことをただつらつらと書くことで、それを紛らわせようと思う。

 

それはタイトルの通りであり、「釣りとビジネスは類似点が多いなぁ」ということである。

僕は一応サラリーマンであり、カッコよく言えばビジネスマンとなるし、週の5~6日はスーツを着て仕事をしている。

 

その中で似ているなぁっていう点を列挙しようと思う。

 

 

 

状況が刻々と変わる点。

 

 

釣りをしていると、状況はコロコロと変わる。

風向き、天候、潮の満ち引き、活性、潮の流れ‥等。枚挙に暇がない。

 

それは仕事でも同じように感じる。

国際情勢、世論、景気、ニーズ‥等。同じく枚挙に暇がない。

 

でも、これらの点は事前調査と対応が可能な点では同じである。

 

科学の力はすげーので、天気とか風向きは、「○○ 風」とかでリサーチすれば即刻分かる。

それさえ分かれば、対応は色々とできる。

 

くもりになったら、派手な色のルアーに変えるだとか。

満潮になってきたら、随時ウキ下を変えるとか。

活性が悪くなってスレてきたら、思い切って対象魚種すら変えるとか、釣り場をチェンジすることだって可能である。

 

というより、対応策を広く用意しておいて、その都度手を打って行かないと、釣りにならないような気がしてならない。

明らかに回遊がないのにサビキに固執する人とかを見ていると、仕事でも同じことしてないかなぁといささか心配になる。

また、道具をバカみたいに持ってこられることも不安だが、1種類しかないとそれはそれで不安である。

こういったことは面倒だとは分かるのだが、怠れば怠った分だけの報いとか反動がある。僕はそれが公私ともに怖いので、結構意識して手を打っている。

僕自身、思いつきで、道具を1つだけもって釣りに行くと大抵爆死するという経験もまた、これを裏打ちする。

 

常に打てる手を多く持っておき、事前情報を数多く入手したうえで、刻一刻と変化する状況に合わせ、手を替え品を替え。

この辺、仕事に通ずるものがあると思うのだが、如何だろうか。

 

忍耐と決断の駆け引き。

 

 

仕事において、「この事業はニーズがないのか?」と疑問を持つことがある。

打つべき手は、「もう少し粘る」か、「やり方を変える」か、「撤退し、市場を変える」かの大きく分けて3つだと思う。

粘るという判断が間違った方向にハマれば赤字を垂れ流すことになるし、やり方を変えても無駄なこともしばしば。撤退という判断が間違った方向にハマれば、先行者利益を丸ごと失うことになる。

この辺を的確に当てられたら、もはや人智の及ばないエリアである。現人神であるとも言える。

 

仕事という金銭だとか色々とヘヴィなものが絡む場では、こういった決断をすることは難しい。

しかし、魚釣りというアクティビティにおいても、こういった判断が求められる瞬間は多い。

 

「この釣法では駄目なのか?」と思ったとする。

打つべき手は、やはり「もう少し粘る」か、「釣り具を変える」か、「一旦別の方法にシフトする」に着地する。

尚、釣り場のチェンジや帰宅なんかは、一番最後のに纏められると、勝手に定義する。

 

その判断がハマるかは博打である。

過去の経験やデータで、確率は上げられるが、決して100%にはならないのだ。

上手く行けばそれは良い経験値として蓄積され、悪くハマればそれは反省材料として蓄積される。

何となく仕事のそれに似ている。得るものも失うものも色々と違うけれど。

 

0か100の決断をする場面の訓練としても、釣りは活きるのではと感じる。特に回遊の有無が結果をハッキリと分ける、青物を狙うそれにおいては猶更だ。

こういう時に底物を狙ったりすると、数が出て不思議に思うことも多い。

自然相手には、緻密な予測が不可能な分、試行錯誤に四苦八苦はかえって面白いと僕は感じる。

 

ゴールの設定。

 

 

よく、3年後の目標を設定しろと言われる。

3年後になりたい自分をキチっと決められれば、そこから逆算して落とし込んで、現在何をしなければならないかが見えてくる、という。

僕もそう思うし、実際そういった方向で色々設定すると、業務が捗る。

3年後の僕はとあるチームを率いていると勝手に決めたが、現状足りてない部分はあまりにも大きい。

しかし山頂が見えているというだけで、不安さや心理的ストレスはだいぶ軽減されている。

自分が達成するべき小刻みなゴールを超える度、充足感もあって心地よい。

 

よく考えれば、釣りもまた、これに似ていないだろうか。

まず、釣りたい魚や、数を考えるところからスタートする。

例えば、2年前から僕が主(ぬし)に設定しているヒラマサを釣りたいとしよう。

 

そうすれば、釣法を決めなければならない。

船に乗るか、丘からか?落とし込みかジグか、いやいや磯に渡ってカゴ釣りか?

トップウォーターもまた乙だなぁー。

 

とか紆余曲折を経て、船からのジギングに決めたとする。

となれば、それ用の釣り具を用意せねばならない。

玄界灘ならジグは重たくしないといけないし、瀬戸内海ならちょいと軽くしないとなぁ・・。

そもそも竿はどうしよう?

 

(以下10行くらい)

 

よし、釣具屋で揃えよう。予算は○万円!

次に同行者や船を決めないとなぁ・・・

 

(以下5行くらい)

 

よし、○月○日朝○時に○○集合で、AさんとBさんと一緒に玄界灘でヒラマサのジギングじゃい!

とりあえず今すべきことは釣具屋で道具を買って、ネットで情報を集めることだなー。

 

・・とかで仔細が決まっていくのである。

やはり似ている。

 

こういう目標設定において良く出てくるボトルネックという語句だとかも、こういうのを通じれば体験的に理解できるような気がしなくもない。

 

いきなり突然、未来における目標を決めて逆算するのは、案外難しいものだ。

こういうのを通じて予行演習を積んでおけば、ある程度は慣れが生まれてくれる・・・かもしれない。

 

終わりに。

 

 

ボリュームとしてはまあまあだが、実は常日頃考えていたことなので、結構没頭できて文章に出来たと感じる。

だからこそ勢い重視で書いたため、文法がわやなところがあるかもしれない。

 

でもま、形になったから、まぁいいか。

 

僕の知人において、会社でそれなりの地位を取る人は、大体ゴルフか釣りか麻雀をしているイメージがある。

理由を聞けば、リフレッシュもそうだし、仕事に活きるから、というのが多かった。

 

僕はリーダーたる器にはまだ程遠いと感じているから実際眉唾だが、信じてみたい説ではある。

 

とりあえず、僕は目先の目標を達成することに力を入れるとしよう。

僕は来週中に、部下を10回以上褒めると決めている。

 

いずれ山頂に繋がると信じて。

 

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