僕は胸を張って釣りが好きだと言える。
だからこそ釣具屋で1年半くらいバイトをしていたし、たまに船に乗るし、車には常時釣り具が積んである。
人生を賭けて追いたい夢の一つは、クロカジキを釣ることであり、その一環として英語力と筋力は日々鍛えるようにしている。
(実を白状すると、実は英語力はカジキのために鍛えたのではなく、一番得意科目だったからというのと、現在仕事で使うからというのが98%くらいである)
だが同時に胸を張って言えることがある。
それは、僕自身が筋金入りの出不精だということ。
家から出なくて済むなら確実にそうする。外食がめんどくさくて絶食するタイプだ。
どこかに出かけようとも、3つ以上のすることが無いと、車のエンジンをかけるのすら億劫で仕方がない。
(例:薬局へ備品を買いに行く、ついでにコインランドリーに洗濯物を放り込みに行く、ついでにお気に入りのラーメン屋に昼飯を食いに行く、とか。)
この出不精はかなり強く、時に僕の釣り欲にすら勝ってしまう。前回の釣行も、寒さの余り出不精が勝ちそうになってしまった。
しかし、最近はこの出不精クセを倒す方法が少しずつ掴めてきた。
僕特有の方法であるとは前置きしたうえで、参考になる点があればと思い、以下に纏めることとする。
人を呼ぼう。
最強の技である。
誰かを巻き込めば、持ち前の責任感も味方に加わり、釣りに出かける可能性は極端に跳ね上がる。
人が増えれば増えるほどその力は強くなり、例え寝不足でも、例え二日酔いでも、とりあえず行かねばという力が発動する。
ただ、元来の性格が極めてちゃらんぽらんだと、無力と化すとも付記しておく。
釣りゲームでモチベーションを高めよう。
では、人が呼べないときはどうするか。
僕はバーチャルの世界で釣りをし、モチベーションを高めている。
このブログのテーマは、画像が無くてアレなものの、このゲームの影響が極めて大きい。
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本気で面白い釣りゲームはなかなかないが、僕はこのソフトを、中古で64を買ってでもオススメする。
これをしばらくプレイしていると、「あー、リアルでも釣りに行きてぇ」という欲が湧いてきて、気付けば明日の潮や天気を調べているものである。
勿論ゲームは何でもいいのだが、こういうバーチャルな世界で魚を釣ってみるのもまた、動機付けには良いのである。
釣り具のメンテナンスをしよう。
押し入れにある釣り具は、果たして全て手入れが行き届いているだろうか?
結構長いこと見ていない人は、是非一度見てみよう。
まあまあな確率でカビているか、変色しているか、最悪壊れている。釣り具は意外と強いが、意外と脆いのである。
そういうのを手入れしていると、せっかくだから・・と不思議と釣行欲が湧いてくるのは僕だけだろうか。
例えば昨日の夜も、手持ちのリールでPEラインを巻いているもののリーダーを、全て交換した。
FGノットを細々とやっている内に、せっかく結んだんだし釣りに行きてぇと思うようになった。
だからこそ、此度の寒波にも打ち勝てた・・・のかもしれない。
餌を買ってしまおう。
最終手段である。
餌を買った上で釣りに行かないとか、極めてファンキーである。
オキアミとかミミズみたいなのはまだ保存が効くからアレにせよ、イソメ類はもって3日くらいであり、気付けば腐海と化してしまう。
自分の退路を断つという意味では、同行者を集めるのに並ぶ技だと僕は感じる。
終わりに。
ここまで書くと、本気で釣りが好きなのか?と疑われそうだが、二重人格の如く僕の中にはこの性質が同居しているので仕方がない。
出不精を殺すことは僕自身を殺すことにもつながるので、やはり気質は飼い慣らす方向で考えるに尽きる。
とりあえず再来週にまた潮がよく動く日が巡ってくる。
落ちギスを再度狙うか、早いけどカレイを狙うかは未定だが、とりあえず釣行はしようと思う。
ということで僕は今日も、ぬし釣り64をプレイする。