俺のぬし釣り

102種類の魚を釣る。そして新たな自然の素晴らしさに出会えることを夢見て。

やっぱりフカセを川釣りでやってみると面白かった。

僕は釣りに関して、固定観念があまりない。

それはきっと、ゲームから釣りを始めたためだ。

 

その世界では、磯竿5号に玉ウキを付けたり、延べ竿にジェットテンビンを付けたりすることが許される。

 

そしてそんなクソみたいな状態で、クロダイだのシロギスだのが釣れるから面白い。

 

上記の例は極端すぎるので、実地でやったことは無い。

ただ、自分で『イケるかな?』と思ったことは、結構ポンポン行動に移す。

 

その一つが、フカセ釣りを川釣りに流用することだ。

 

普通、防波堤とか磯で、グレやクロダイを狙う時の釣法であり、川でするものというイメージはない。

 

しかし、僕は前々から、川でも十分使えると思っていた。

むしろ、適任だと思っていた。

 

一般的な玉ウキ仕掛けは、仕掛けの遠投が不可だったり、タナの広さに限界があったりと、川幅が大きいところでは意外と使いづらい。

 

ただ、フカセ釣りであれば、仕掛けそのものに自重があるため、かなりのレンジを探ることが可能だ。

 

タナについても、ウキ止めを上下させるだけで楽チンである。

 

今日はそんなフカセ仕掛けとミミズを持って、川に釣りに行ってきたという記録である。

 

 

  

今日の仕掛け。

 

 

磯竿は逆に長すぎて使い辛いため、車に積んであったエギングロッドを持っていった。

 

また、コイがヒットしてしまった時に備え、PE1号が巻いてある2500番のリールを付けておいた。

 

その他の仕掛けは以下の通り。

 

ウキ:自重10g程度のフカセウキ

ハリ:伊勢尼1号

エサ:ミミズちゃん熊太郎

 

とこんな感じ。

 

フカセウキはとても高いイメージがあるが、案外別枠のコーナーで在庫処分と称し、498円とかで売っていることも多い

 

そんなわけで道具を揃えた僕は、自分の中でアツい川釣りポイントを、順番に攻めることとした。

 

その1 貯水池

 

 

大昔にライギョを釣り上げたポイントだ。

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常時、40㎝くらいのコイや、オイカワらしき何かの魚影が濃い。

 

海に隣接した貯水池ではあるが、コイなどの淡水魚も目立つ不思議なところ。

 

過去にここでニゴイとイナの姿を見たことがあるので、それらを獲って魚種を増やそうと企んだのだ。

 

初っ端はこの貯水池。

そう決めて僕は車を走らせた。

 

30分後。

 

着いて早々まず思った。

 

『水が全然ないじゃねーか』

 

渇水とまではいかないが、水深がどう深くみても30㎝程度。

いつもより大幅に浅い。

 

多分干潮だったからだろうなと今は思う。

海のそばなのだから、その水量とリンクするよな。

 

考えても仕方ないので、仕掛けをとっとと作る。

ウキ下を頑張って調整すると、25㎝くらいの深さにできた。

 

案外戦える。僕は早速仕掛けを振り込んだ。

 

20分後。

ここのコンディションは超絶しょっぱかった。

 

しばらく水面を注視してみたが、イナとかハヤが泳ぐときの波紋も無く、生命反応がかなり薄い。

 

ここで無理に続けても、無駄にミミズを消費するだけだ。

僕は即行で移動を決めた。

 

その2 水門

 

 

その後は、少し野池を探そうと頑張った。

 

悪路に突っ込んで車の下を思いっきり擦ったりしながら、探した。

 

一応それっぽい野池はちらほらあるのだが、見える魚がコイ、コイ、コイ・・・。

 

せめてまだ釣っていないのがいないと、竿を伸ばす気にもならない。

僕はいたずらに車の下を削っただけであった。

 

さて。

次に僕の中でアツいポイントは、海と川の境目にチョコチョコある、あの水門だ。

 

よくよく観察してみると、イナやハヤ、ヨシノボリやフナ、マハゼなどが多数生息しており、結構にぎやかである。

 

そこへ突撃してみた。

そして発見した。

 

かつて自分が行っていた時に比べて、超絶汚くなっているそれらを。

 

何があった?

白いアブクが大量に浮かび、水底に溜まっているのはどうみてもヘドロ。

 

あれだけいた魚たちが、今や全く姿を見せていない。

 

唯一見つけた生物であるカメも、日光浴をするその背中にギトギトのヘドロが乗っている。

 

『環境破壊はこんな身近なところにまで及んでいたか』

 

僕は結構な衝撃と、ちょっぴりの虚無感を覚え、釣竿を車から降ろすことすら無くその場を離れたのだった。

 

その3 思い出の川。

 

 

幼少期、長期休暇の度に、祖父と祖母の家へ遊びに行っていた。

 

そして飽きもせず、近所の川で魚を釣り続けたものだ。

 

ハヤ、コイ、フナ、イナetc…

我ながら渋い小学生だと思う。

 

その思い出の川の存在をふと思い出し、僕はそこへ向かって車を走らせた。

 

記憶通りなら、閑静な住宅地を流れる川ではあるものの、水は割ときれいだし、水深もある上、アシまで生えている素晴らしい場所のはずだ。

 

立地場所は、結構な過疎地域。開発はそうそう進んでいまい。

 

そう楽観していた僕の思いは、川が見えてきたと同時に砕かれた。

 

季節によって草花の顔ぶれが変わる土手。

今やコンクリートで固められている。

 

透明度があったハズの水。

今や赤褐色が混ざっており、川底の様子すらわからない。

 

絶好の隠れ家であったアシ。

もう根こそぎむしり取られていた。

 

これは怒りなのか哀しみなのか?

それが分かったとして、どこにそれをぶつければ良い?

 

僕は背中に強めの風を受けながら、棒立ちのまま無心で思い出の川を眺めていた。

 

ただ、救いはあった。

『あ、魚影が見える!』

 

イナとコイが大量に生息していたのだ。

環境は一変したものの、まだ住民は残っていた!

 

急ぎ仕掛けを取り出し、セッティング。

ミミズを付けて、群れのド真ん中に投下してやった。

 

即、ウキが躍る。

『お、来たんじゃね!』

そう思うと同時に、強めにアワセを入れる。

 

思いっきり空振り。

でも、僕は嬉しかった。

まだ魚がいたことが。そして、反応が良いことが。

 

その後も粘って粘って30分。

流れに逆らうようにウキが動く。

これもアタリの一種である。

 

慎重にアワセを入れてやると、のった。

 

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小さめのハヤだ。

こちらは過去に釣ったことがあるので、ノーカン。

 

ウキ下を小まめに調整し、またミミズも結構頻繁に変えて、川を隅々まで探る。

 

5~6m先に魚影があろうとも、フカセなら関係ない。ピンポイントで爆撃できる。

 

そしてさらに20分後。

ウキが摩訶不思議なダンスを踊った。

これはハヤとは違うアタリだな。

 

こちらも慎重にアワせると、横に思い切り走られた。

 

コイを引っ掛けたか?と思ったため、かなり慎重にやり取りを開始する。

 

ただ、10秒後にはあっさりと寄ってきた。

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久しぶりに見たフナであった。

 

このあたりで胸がいっぱいになったため、納竿とした。

 

余ったミミズは、自宅の冷暗所で保存してある。週末にまたどっかに行こうかな。

 

今回は自分の中のホットスポットが根こそぎ様変わりしており、思っていた通りの釣果とは言えなかった。

 

これは、新しい釣り場を開拓せねばならないな。そう感じた。

 

今後の展望。そしてまとめ。

 

 

もう1つ、今日感じたことがある。

僕の手持ちのカードを使い続ける限り、残りの魚種は届かないということだ。

 

4月はここで何が釣れる、5月はここで何の回遊がある・・という蓄積はあるし、まだ手を出していないメジャーな魚もいる。

 

しかし、それらを合わせても良いとこ30種類というくらいだ。

 

そこからさらに20種類近くとなると、北海道や沖縄、果ては海外まで遠征しなければダメな気がする。

 

となれば、新たな釣法に手を出さねばならないと思っている。

 

例えば、僕は磯釣りを一切したことがない。理由は、初期投資が高いから。

 

フライフィッシングもやったことがない。理由は、ルアーでいいじゃんと思うから。

 

トローリングはめちゃんこやってみたいので良いにせよ、まだまだ手を出していない釣法は山ほどある。

 

こうやってこちらの手数を増やさねば、ここから頭打ちだろうなと、今日強く思った。

 

ただこれは、自分の釣りスキルを伸ばす好機だ。久しぶりに釣りについて『勉強』しようと思えている。

 

今後このブログはもっと、魚種や釣法において多様化していくのだろう。

そしてそうありたい。

 

だからこそ、『102種類の魚を釣る』『新たな視点・方法で自然と触れ合う』という根本を忘れないようにしよう。

そうしよう。

 

話が大幅に脱線したが、『川におけるフカセ釣り』のまとめは以下の通りだ

 

・効果を発揮するのは、魚が群れている地点が足場から遠く、かつサイズが20㎝以上くらいあるとき。

 

・ウキの自重が10gくらいあると、20m程度の遠投が可能。ただし、飛ばし過ぎると視認がし辛い。

 

・必要道具は、ウキ止め糸(ゴム)・シモリ玉・フカセウキ・サルカン・針。針は最初からハリスが付いているものを選ぶと楽。

 

固定観念は案外何も生まない。少しでも行けると思ったら、あらゆる釣法をあらゆる場所でガンガン試してみよう。