俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

僕はあらゆる水産物を賞味したい。~過小評価されがちな、アラの魅力を述べる~  

スーパーに行くと、鮮魚コーナーを通らずにはいられない。 

 

定番のアジ、サバ、イワシに加え、混獲されたのか、見慣れない魚が並んでいることもあり、僕はそういう魚に強い魅力を覚える。

 

そしてときたま、食味を知らないものがあれば、買って自分で調理して食べてみることもある。

 

そうやって頭に新しい知識を入れていくのは、個人的にはものすごく楽しいものだからだ。是非ともオススメしたい。(依頼すれば店員が調理してくれるし)

  

ーそんな中、どうにも見過ごされているのが勿体ないと感じるモノがある。

 

それが冒頭で紹介している『アラ』だ。

 

今日はこの魅力についてつらつらと書いていく。

 

 

  

美味くて安い。


 スーパーでは、ブリなどは大抵丸ごと1匹が入ってくる。それを裏で調理して、切り身だのブロックだのに加工する。

 

それが終わった後に出たお頭だの中骨だのをさらにカットして、パック詰めしたのが、『アラ』である・・という認識で間違いない。

 

残り物感が半端ないが、もともとは美味い魚の一部だったわけで、その身は当然美味い魚のものである。

 

しかも、その値段はびっくりするほど安い。超高級魚と言われる魚のそれでも、300円出せば買えてしまうこともあるのだ。

 

例えば、ヒラマサという魚がいる。

 

店によるが、純粋なブロックの身だと、100g600円を超えることもある高級魚だ。さすがになかなか手が出ないのでは?

 

だが、アラで買えば、この値段(120!円)で買えてしまう。

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身が少ないかと言えばそうでもなく、特にカマと呼ばれる部位(胸ヒレらへん)は、丁寧に箸でこそぐと、結構な量の肉がある

 

それにそもそも、カマの肉は美味い。僕が好きな寿司屋では、マグロのカマ肉は1貫で525円もする。

 

この魅力を知っている人はどれくらいいるのだろうか。特に僕の同世代だと、数は少なそうだ。

 

勿体ない。強くそう思う。

 

調理は意外と楽だ。

 

アラを敬遠する理由としては、『調理がめんどくさそう・・』と言うのが多い。勿論、レンジで温めれば終わりという類のものよりは手間がかかる。

 

しかし、そうはいっても、極端に作業量が多いかと言われればそうでもない。

 

みりん・醤油・砂糖などで適当な煮汁を作り、落し蓋(アルミホイルでいい)をして20分煮込むだけで、とても美味しく仕上がる。

 

塩焼きとなればちょっとしたグリル何かが必要になるが、煮物にすれば滅茶苦茶簡単だ。

 

良いダシもまた出るので、澄まし汁にしても悪くないと思う。

 

余談だが、カマ肉はBBQの具材として焼いても面白い。

 

やや時間はかかるものの、その分満足度も高い。出た骨なんかは一緒に燃やせば楽である。

 

クックパッドなどで調べれば、色々なレシピが出てきて面白い。工夫一つで色々な可能性があるのもまた、魅力である。

 

意外と多様な種類。

 

日によっては、色々な種類のアラが並ぶ。

 

鉄板で言えば、ブリ、タイ、ヒラマサなどが多い。これらは大体どこのスーパーでも、お昼ごろには並び始める。

 

運が良ければ、そこにヒラメやマグロなんかが並ぶこともある。滅多に出会わないが、見つけたら僕は取りあえず購入する。

 

魚市場に行くと、その種類はさらに多様化する。

 

日本海側の市場だと、僕はキンメやキジハタのそれを見たことさえある。その時はついぞ買わなかったのだが、ちょっとした後悔は今でもまだ、ある。

 

身を買うとなれば値段的に勇気がいるものの、アラとなれば別。

 

ぜひぜひ、一度はチャレンジしてほしいと思う。

 

オマケ。

 

先日も、アラを使って酒のつまみをこさえた。

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養殖のタイで、半額になっていたものだが、味はきちんと絶品であった。(食べるところも多かった)

 

確か100円もしなかったと思う。値段以上に見返りは確実にある。

 

・・ということでなんだかんだでタイを食ったので、残りは90品目となった。

 

今日は暇だし、スーパーに行ってアラを探してみようかな。

 

選択肢を増やせば、意外なところに魅力は転がっているもの。

 

アラを通じて、それを実感するこの頃である。