先週の話だが、またしても夜釣りへと出かけた。
大体5時間くらい粘ったのだが、釣れた魚はここで登場したものばかり。だから、改めて記事にする気はあまりなかった。
だが、その調理の段階で、ふとあるアイデアが閃く。そして、『この魚にそれ?』みたいな調理法を試してみることにしたのだ。
すると・・・。それが意外なまでに美味で、かつ珍味!!興奮してきたな。
今日はその知識と感動をシェアしたいと思い、急ぎまとめて記事を書いてみる。
○○○の刺身。
その調理法とはなんてことない『刺身』である。
しかし刺身にしたのは、『アナゴ』であった。
※写真はその時釣ったとのは別のアナゴ。
サイズは大体25㎝くらいの小型で、太さも小指程のものであった。
それが4匹釣れたので、全てを煮つけにしたり揚げたりするのも変だなと思ったのが発端だ。
そもそもアナゴは、刺身で食うイメージが全くない魚である。
美味い!とされる料理法も、『天ぷら』か『かば焼き』ではないだろうか。
実は、アナゴ(そしてウナギ)を生食するのに馴染みが無いのは、ちょっとした理由がある。
次はそれをご紹介。
なぜアナゴやウナギを生で食べないのか?
こちらのサイトを参考にすると、その謎が分かる。
アナゴやウナギを生食調理で見かけないのは、血清中などに、毒が含まれるため。
これを知らずに生のまま口にすると、吐き気などの中毒症状を引き起こしかねないんだそうです。
しかし、この毒は熱に極めて弱いため、きちんと加熱調理されていれば毒性はなくなり、問題なく食べられます。
―という。生で食わないのは、そもそも食中毒防止のためなのだ。
でも、気になる文言も載っている。
でも産地などでは、鮮度のよいものをしっかり血抜きし、洗浄して、薄造りや洗いなどで食べられるようで、
歯ごたえがあって、なかなかおいしいものなんだそうです。
つまり、生であろうが、しっかりと血抜きをすれば問題ないらしい。
・・これだけでは不安だったので、もう1つサイトを参照した。
こちらによると、毒性はそもそもそんなに強くないとあり、かつ食べて無事だったという記載もある。
となれば、『しっかり血を流して、少量にすれば、きっと無害で食べられる』という結論に至る。
だから僕は、小ぶりのものを1匹選び、それを刺身にしてみようと決めたのだ。
食レポ。
調理は至ってシンプル。無理やり三枚におろし、皮をひいて終わりだ。
これがその刺身。今まで見たことがないタイプの質をしている。
ということで醤油は薄めにつけて、いざ実食。
―意外と美味い!でも似ている他の刺身が浮かばない!
実は同行者がいたので、あーだこーだと話し合った結果、『エンガワ』に近いという結論となった。
この刺身はすこぶる評判がよく、あっという間に全てが各々の胃袋に消えた。
おかわりを作ろうかとも考えたが、大量に食べたら色々壊しそうでやめた。一緒に作った煮物が美味しかったので、まぁいいだろう。
―今年に入ってアナゴを釣った数がそろそろ2桁に乗りそうだ。2018年は本当にこいつと縁がある。
そんな折にこういった楽しみ方を知れたのは、経験値として大きい。
品目も魚種も増えた分けでは無いものの、学びの大きい一日であった。