ついに風呂へアシダカ軍曹が出現しました。彼も怖いのですが、彼がいることによって存在が確定する、黒光りのあいつも怖いです。中元です。
さて。今日は突然だが、広島県を流れる太田川、その『三滝周辺』を紹介したい。
そもそも僕は、別に隠していたわけじゃないが広島県の生まれであり、高校卒業までの18年間をその地で暮らしてきた。
当時は車も持っていなかったのもあり、釣りに行くとなっても相当エリアが絞られていたわけで。その中でもよく訪れていたのが、この場所である。
若さゆえの無知と体力をフル活用し、自転車や電車を駆使して移動を頑張ったことを、今しみじみと思いだす。懐かしいな・・。
そんな三滝だが、実は立地として海と近くで繋がっているのもあり、対象魚はコイからセイゴまで幅広い。その中で特に紹介したいのは、『マハゼ』である。
実を言うと、ここはたまに雑誌や釣り新聞に載る場所ではあるのだが、詳細な場所がふわっとしていたりする。仕掛けもなんかこう、不明瞭だ。(失礼!)
だが、釣れまくる条件を完全に満たせば、3ケタも決して夢ではない。それくらい素敵な釣り場だと僕は考えている。
ということで導入が長くなったが、今日はここについて、知る限りの情報を書き連ねようと思う。
釣り場の概要。
実はシジミ採りでも有名な場所であるがゆえ、底はほぼ完全に砂である。引っかかるとしたら不法投棄のゴミくらいである。
そしてその水深はほぼ一定であり、橋の上から見下ろすと、それがハッキリと視認できる。(悠然と泳ぐ巨大魚の姿もしかり)
場所によっては護岸から数m程度岩が転がっているが、回収時に竿を立てれば容易に回避できるため、別段難儀はしない。
では、ここは具体的に何がどこで釣れるのか?
例えば、橋げた周りをルアーで探り、セイゴを釣り上げる人を見たこともある。また、投げ釣りでキビレを釣っている人もまた、見たことがある。
ルアーか投げか。どちらが良いかは人によるのだが、僕はここではとにかく投げ釣りを推す。理由は、そっちの方がブチ釣れるからだ。
―確か高校2年の頃だったと記憶している。僕はここに、友達5人と高校時代に釣りに来たことがある。その時は、130匹近く釣れたものである。
少しうろ覚えではあるが、その場所はここ。
駐車場はあるっちゃあるが、入り口が極めて分かりにくいため、できれば最寄りの駅を集合場所にして、歩いてくることをオススメする。
さて。
先に述べた通り、3ケタを目指すためには、滅茶苦茶条件が良い日を狙う必要がある。以下、その条件について、なるべく詳細に述べていく。
最高の条件と、釣法。
まず時期は、9~11月。初秋から晩秋にかけてがシーズンとなる。この頃になると、目に見えて釣り人の数も釣果情報も増えてくるのだ。
マハゼの型が大きくなり、かつ産卵のために接岸する時期が上記の期間であり、つまり最盛期とも言える。
尚、アベレージは12~20㎝とまばらである。
上の時期より早ければ、10㎝に満たないサイズが釣れるし、遅ければ、大型のものが散発程度となる。
情報”だけ”ならネットに挙がるので、時期が近づいたら意識しておく方が良い。(【広島県 釣り情報】で検索すれば出る)
そして、潮について。これは大潮が狙い目だ。その満ち始め2時間、引き始め2時間で、一番食いが良くなる。
3本針を付けて、全てに食いつくのが当たり前というくらいに釣れる。
時間帯は、夜でなければいつでも良いと思う。実際130匹モードの時も、朝から昼を経て夕方まで釣れ続けた。(もちろん、量の変動は多少あったけれど)
ということで条件をまとめると、『9~11月の大潮、その引き始めか満ち始め2時間が勝負!』となる。まぁ、真新しい話ではないのだけれども。
さて。次に、釣法について述べていく。
基本、シロギスの仕掛けを流用しても良いのだが、より確実に釣りたければ、専用の針が良い。
違いは針がやや幅広になっている程度のもの。だが、これが結構大きい。
シロギスは餌を吸い込んで捕食するが、ハゼは思いっきり噛みつく。その分、針が細ければ、ヒットの確率が減ってしまうというワケで。
そして、大切なのは手返し。着底次第、ずるずると棒引きすると、1分経たずにプルプルっというアタリが来る。
アタリが来たら、少し放置する。全ての針にかけるためだ。そして、速攻回収する。
置き竿作戦は不要である。放置した時間が長いほど、その分トータルの数が減ってしまう。
キャスト→探り→回収のペースを、集中力を高めに保って繰り返そう。
ちなみに僕が爆釣した時は、15m程度のちょい投げで十分であり、遠投してもしなくても型や数の変化は特になかった。
また、潮の満ち引きの関係で、投げ釣りが少し難しくなった際は、延べ竿と玉ウキというシンプルなセットで釣るのも楽しい。
気持ちいいくらいウキがシュポンと引き込まれるので、テンションは正直こっちの方が上がる。
針のサイズやハリスの太さは、投げのそれと同じで構わない。
後は、餌。青イソメか砂イソメか、はたまたミミズか・・という話になるのだが、僕はやっぱり砂イソメだと思う。
食いが良いのはもちろんだが、単純にグラム当たりの数が増えるからというのが最たる理由。
実際過去の爆釣時、青イソメを100gで挑んだのだが、あまりに釣れすぎて足りなくなった。
体力自慢の同行者に1000円を渡し、決して近くはない釣具屋までチャリを走らしてもらった記憶がある。
ということで数を読むのは滅茶苦茶難しいのだが、出し惜しみをしないのであれば砂イソメ50~70gくらいが丁度いいのかなと思う。
では、最後に釣った後のオマケについて。
納竿後の楽しみ。
ハゼといえば天ぷらだ!というフレーズは、非常によく聞く。実際、底物の魚は天ぷらが美味しく、ハゼもまた例外ではない。
しかし、20も30も天ぷらにすると、確実に飽きてくる。ということで、以下のレシピも試してみてほしい。
まず、『南蛮漬け』。
酢のさっぱり具合がとても嬉しい。脂っこさが大幅に軽減され、結構な数を食べられる。
レシピはネットに大量に転がっているので、『南蛮漬け レシピ』で検索してみよう。
型がある程度大きければ、『塩焼き』も美味しい。
淡泊な味わいなので、飽きが来ない。熱燗との相性も良い。これを作るには20㎝程度の型は欲しいが、試してほしいレシピである。
変わり種として、『一夜干し』はいかがだろう。
ハゼの身を開き、ベランダなどで一回干す。それを軽く炙ったり、酒に浸したりして愉しむ。一風変わった味わいなので、これもオススメだ。
また、立派な卵を抱えていれば、丸ごと『煮つけ』にするとこれも美味い。大物が釣れたらお試しあれ。
数が釣れれば、当然面白い。そして、釣れた数だけ、釣った後の楽しみ方もまた広がっていく。
これらもまた魅力にした上で、広島のハゼ釣りを、是非是非楽しんでみてほしい。
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