寒い。これだけ寒いと、鍋が恋しくなる。手軽にサクサクっと作れるのもまた嬉しい。
だから先日、鍋の具材を買いにスーパーへ出掛けていった。やはり気になるのは、魚のコーナーである。
その日は当たりだったらしく、様々な海産物が並んでおり、僕は具材選びに苦労した。
でだ。
もうめんどくさくなり、僕はこう決めた。
『よし、今日のメイン具材は全部海産物にしてやる!』
ということで、予算を度外視し、僕はカゴにあらゆる水産物を放り込んでいくのであった。
具材たち。
こちらである。
何となく連勤が続いて体力が落ちていたので、エネルギッシュなものを多めにした。或いは、まだ食べていないものとか。
特にカキと白子(タラ)には期待している。ネットで調べても、その栄養分は豊富であるらしい。
※僕は痛風持ちであるため、白子を毎日食ったら確実に発作が出る。また、コレステロール値も高いので、大量に食うのは控えた方が良さそうだ。
さてさて。以下、柄にもなくレシピを載せてみる。
ヒイラギ出汁・・400mlくらい
水・・600mlくらい
日本酒・・大さじ1
おろしショウガ・・チューブで小指の爪の長さくらい
ニンニク・・3かけ
醤油・・適量
味の素・・適量
塩コショウ・・適量
これらを混ぜて作ったスープに、具材を放り込んで煮込んだだけである。
尚、魚たちは臭みを消すためにバーナーで炙ってみた。
さて、実食。
小骨がすこーし気になるが、味は絶品だ!我ながら、海産の旨味が出尽くした、良いダシを作れた自信がある。
勿論、1ℓのダシに加え、大量の具材が入っているため、1日で全てを食べることは不可能であった。
ということでタッパーに残りを移し、冷蔵庫で保管することにした。寝かせれば美味くなるかな?そんなことを考えながら。
後日談。
翌日、再び僕はスーパーに居た。職場の人と美味い魚について話している間に、刺身を食べたくなったからだ。
すると、僕は驚きの商品を見つけた。
それがコチラ。
投下済の写真だが、『マグロのカマ肉』である。居酒屋で頼むと、結構する一品だ。
勿論、表面はバーナーで炙ってある。
大量の海産のダシに、マグロの脂が加わる。何というハーモニーだ。柄にもなく詩的な表現を使ってしまった。
実食したが、もはやここで述べるまでもなく絶品であった。
このブログでも何度か書いているように、カマの肉はそもそもかなり美味しい部位だ。マグロとなれば言うまでもない。
値段は200円もしなかった。市場価格はどうなってんだ。僕は不思議だとずっと考えている。
全ての具材に感謝し、僕は一滴残さず完食した。明日は久々のオフ。何のダシを次は取ろうかな。
ということで、怒涛の勢いで数を重ね、残りは76品目となった。
(内訳は、アカイカ、マグロ、ウマヅラハギ、カキ、タラ(白子)、サワラ、カレイ)
手軽ではあるが、この方法で数を稼ぐのは邪道のような気もしてきた。そろそろ釣りに繰り出そうかなぁ。
皆様もぜひ、海産だらけの鍋を試してみてほしい。
キムチ鍋とか参鶏湯風とかでもきっと美味しいから。
余談だが、材料費は2食分で1000円ほどだったですよ。