春本番になってきた。ブラックバスとかに期待される方もいると思うが、僕が気になるのは専ら海の話。
シーズン的にもメバルが出てるはずだし、アジの釣果情報も聞くし。なんならそれを追ってシーバスとか居るんじゃないの?とも期待している。
となればあとは行動。サクッと計画を作り、同行者を募り、先週末に上記全てが釣れると噂の漁港へ繰り出してきた次第。
ちなみに場所は萩であり、車で行くと1時間は掛かってしまうくらいの距離。したがって、ただ釣りをするだけじゃーもったいない。
ってことで、眉唾モノから自分のオリジナルまで、色々な釣法を調べて、実験してみるってこともやってみた。
今日はそのレポートである。
- コンディションについて。
- 今回採用した釣法たち。
- ②ジグヘッド海底べったり作戦
- ③表層リトリーブ作戦
- ④ケビング
- おまけ:全員に釣らせたいときに気を付けたいポイント。
- 最後に。:色々省みて学んだこと。
コンディションについて。
この釣行では、萩の観光スポット・明神池にちょい近い堤防を選んだ。アクセスが極めて複雑だが、一応紹介しておく。
その日の満潮は24:00頃で、満月の大潮であった。状況としては極めて優れている。
場所取りや潮の動きはじめを攻めたいのもあり、19:00に萩到着くらいの行程で計画を組んだ。
さてさて。そんな状況下、一体どんなやり方で何を釣ったのか?以下、その手短な報告である。
今回採用した釣法たち。
①エセフラッシュジギング
道糸に直接サビキ針を結束し、本来カゴを付ける位置にバイブレーションミノー(或いはメタルジグ)を付けるというもの。
30mくらい投げて、リールが1秒で1回転する程度の速度で、ゆっくり巻くだけ。
本来のフラッシュジギングとは色々と異なっているが、実際釣れるので僕はお気に入り。
事実、2投目のフォール中に16㎝くらいのメバルが喰ってきた。このサイズなら及第点。
その後も3投に1回は10㎝程度の小メバルがアタックしてきて、色々と効果があるのでは?と思わされた。
本来はアジ狙いだったが、なぜだか接岸が無く、今回は不発だった。
沖の方でジャボジャボいっていたので、多分セイゴが入ってきていたからだと思うけど、それがなければアジも出たはずだ。
これはまたいつかリベンジだな。
②ジグヘッド海底べったり作戦
同行者が採用していた釣法。根掛かりのリスクがバカ上がりするが、これはこれで立派に釣法である。
やり方は簡単。根掛かりを覚悟の上、岩礁帯の海底をずるずると引っ張ってくるだけだ。
実際、それで夥しいほどのカサゴが釣れた。多分一人で10数匹は釣っていたのでは?それくらいカサゴの活性が高かった。
ただサイズは5~18㎝程とピンキリ。大量の子カサゴが生息しているらしいので、狙って大型を釣るのは難しいかも。
隠れ家が多く、またジグヘッドの予備が大量にあるのなら、ボウズ狙いを兼ねてカサゴを釣るのは大いにアリだなと思った。
ちなみに。
写真を撮っていないが、別のジグヘッドとソフトルアーを飲み込んだカサゴを同行者が釣りあげていた。
恐らくそれをくわえて根に潜り、ラインブレイクしたものだと思う。ちなみに喉にガッツリ刺さっていた。
どんだけ貪欲な魚なのだろう・・・。カサゴの無鉄砲さにちょっと感服した瞬間であった。
③表層リトリーブ作戦
この波止では、実際に大量のメバルが目視できた。サイズは5~20㎝とバラバラで、全てが表層に顔を向けていたのを覚えている。
なるべくその眼前を通過するようにリトリーブするよう心がけると、やはり4投に1回くらいの頻度でアタックがある。
カサゴを度外視する分アタリは減るが、狙ってメバルを釣るにはやはりセオリー通りの方法が通じるのだと思った。
・・・尚、この釣法で、1人ほど強烈なアタリを食らっていた。
結局足元でバレたのだが、竿のしなりやドラグの鳴りを考えると、小型のアコウか大型のカサゴだと思われる。
そういう予期せぬ大物への心構えも大切だと感じた。流石日本海だぜ。
④ケビング
一部に絶大な人気を誇る釣法。ジグヘッドにアオイソメを付けて投げて巻くという、謎の技術だ。
ただ今回は虫エサを一切持ってきていなかったので、バイオワームで代用。あまり巻かず、深みに投下して放置するスタイルにしてみた。
すると2投目で一気に根に潜られ、切られて終了。完全に油断していた。
最終手段として、ケビングという釣法を知っておくのは大いにアリだと思う。何なら今度、全員ケビングで釣りをしてみよう!とも考えているくらいだ。
先入観や固定観念などかなぐり捨てよう。それが大事である。
おまけ:全員に釣らせたいときに気を付けたいポイント。
という感じでフィーバー気味な釣行であったが、とある同行者だけがとんと釣れず、可哀想な状態になっていた。
本人も周りも原因が分からなかったのだが、よくよく見ると、彼はジグヘッドにワームをチョン掛けしていた。
それじゃあーさすがにキツいですヨ。泳ぎも見てくれも悪くなる。
正しくはこんな風に、ワームがまっすぐなるよう刺すべきだ。
https://www.jackall.co.jp/bass/column/p-2410/
こうすることでテールが震え、アピールになる。
事実、変えた次のキャストで彼にも念願のヒットが出た。
案外全員安打の障壁は、灯台下暗しなところにあるものだなと、また勉強になった。
餌のつけ方。キャストの位置。仕掛けの巻き方。1つでも我流が入ると、とんとダメなこともしばしばだ。
初心者ほど、釣らせるためには目を光らせる必要があると言える。
最後に。:色々省みて学んだこと。
ということで最後の項目になるのだが、実はこの釣行で地元民のおじさんと話す機会があった。
聞くと、ここのメバルは最近ワームにスレ気味であり、アタリは魚影の濃さと全然合わないとのことであった。(実際その通り)
その際はイソメだのタエビだのの生き餌を使うと、びっくりするほど食うのだという。
実際そのおじさんは、僕らがあまり釣れなかったポイントに餌を投下し、即座に20㎝くらいのメバルを獲っていた。
うーん、ちょっと値は張るけど、複数人で行くなら両方あった方がよさそうだ。遠征なら猶更。そう思った。
あ、そうそう。
今回は、大きいそれに限定し持ち帰り、一晩塩麴に漬けて、煮物にしてみた。
これがたまらなく美味い!塩麴だからか、塩気の中に旨味があり、何というか罪悪感が減る。
シンプルな味付けにしたからこそ、素材と塩麴の持ち味が活かされた結果となり、とても幸せな時間であった。
・・・取り留めが無くなったので、今回の釣行で得た気づきを乱暴に再掲する。
①ルアーの際は、エセフラッシュジギング、ケビングを行っても面白い。
②ルアーにスレたら餌に切り替えると活性が復活する!(かも)
③塩麴に魚を浸しておくと、めちゃ美味くなる!
と、こんな具合。それでは今日はこの辺で。
GW始まったら魚種を増やすの、頑張るぞ!