俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

釣魚調査レポートNo.4 誰よりもシロギスに詳しくなりたくて、徹底的に調べてみた!

シロギスの盛期に突入した。そこかしこで釣果報告が上がってくるし、僕自身も楽しみな季節になってきた。

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だが、未だに梅雨が明けそうな気配はない。ならば、今はそれにやきもきするのではなく、情報をひたすら仕入れておく時期だという話。

 

そこで今日は、僕の経験や他の人の釣果情報、そして論文までを広く参照し、『シロギスについて』とにかくまとめた記事を書くとする。

 

―ただ、日本に生息するシロギスの種類とか地方名とか、そういう『釣り人として』どうでもいい情報はカットする。

 

では、以下本文である。

 

 

  

シロギスが大量に釣れる場所の共通点とは?

 

僕自身の釣果からまず振り返る。まず、この量を獲った『中道海水浴場』

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上から見るとこんな感じ。

 

 

んで、8年前にこの量を獲った『包ヶ浦海水浴場』

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上から見るとこんな具合。

 

また、最近シロギスが大量に出ている釣り場として、

 

向島(山口県防府市)や、

 

山口県長門市油谷伊上なんかもよく紹介されている。

 

これらの釣り場をグーグルマップで見ると、確実に気付けることが1つあるはずだ。

 

それは、海底がきれいな『砂』であるということ。実際シロギスは粘土質の海底を好まないらしく、そういったところでは数が減る傾向がある。

 

逆に粘土質の海底であれば、ハゼ類が良く釣れるので、シロギス狙いならそういう場所は避けた方が吉。

 

ということで、まず第一に、シロギスが釣れる場所の共通点は海底が『砂』!であること。ここだけは外さないでほしい。

 

―ちなみにどの釣り場でも、中潮や大潮の満潮前後2時間くらいが、一番アタリが出ると感じている。

 

これまた参考にしていただけるとありがたし。

 

型の良いシロギスを釣るためには?

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型の良い・・という定義がかなりアバウトだが、ここでは最低15㎝以上、という風にしておく。

 

となれば、実は型の良いシロギスが出る場所には、ある大きな共通点がある。

 

昔23㎝のシロギスを釣ったのはココ。

 

んで、2年前にも20㎝オーバーのシロギスをココで獲った。

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さらには今年、包ヶ浦海水浴場でこの辺を探っていると、20㎝程度のシロギスがやはり出た。

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共通点は分かっただろうか?

 

そう、岩礁帯のヘリ』だ。どうやら大型のシロギスは、だだっぴろい砂地よりも、こういった岩礁帯のヘリを好むらしい。

 

ちなみにこの岩礁帯とは、テトラポッドやゴロタ石などの総称としておく。(画像を見れば分かる通り、どっちでも出ている)

 

さてさて。何故砂浜を広く回遊するシロギスの大型が、岩礁帯のヘリで出やすいのか?

 

理由を色々調べてみたが、仮説だらけでイマイチはっきりとしなかった。

 

食性?それとも強い警戒心から、隠れられる場所を選んでいるから?

 

いずれ水中ドローンか何かで詳しく調査したいテーマである。(持ってないけど)

 

ということで、サイズアップを狙いたいのなら、根掛かりというリスクを承知の上で岩礁帯のヘリを攻めよう!

 

釣れる餌と、仕掛けの話。

 

シロギスの口は細い。さながら人間がうどんを吸い上げるように、イソメを吸い込んで捕食するのだ。

 

となれば、シロギスにおいては通し刺しや縫い刺し、房掛けを避けた方が吉。(口につっかえる)

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https://out-bi.com/1975/mushiesa/

 

 こういう風に真っすぐになるよう、きちんと心がけよう。

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https://fish-beginner.com/2018/04/17/isome-how-to-use/
 

また、針も細身のモノが圧倒的に有利。僕はハヤブサの以下のシリーズをよく使っているので、参考にしていただけると有り難し。

 

そして、餌について。圧倒的に『石ゴカイ』『砂イソメ』での釣果が目立つ。ちなみに両者は全く同じイソメを差している。↓

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青虫や本虫は、夜釣りで25㎝以上の大物を釣るときに使うもの・・らしい。とにかく数を釣りたいなら、『砂イソメ』にしとく方が吉。

 

ちなみに、釣具屋さんによっては『大きいものに分けてください』と言えば、大きめの砂イソメだけ取ってくれるところもある。

 

まとめれば、『細めの針に砂イソメを真っすぐ刺してキャスト!』となる。意外とシンプルな話に落ち着くものである。

 

夢の尺ギスと出会うためには。

 

投げ釣り大好きな人にとっては憧れの的。『尺ギス』。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/takamiya-wp-s3/mochikomi_6637_nada20100704174907.jpg

https://www.point-i.jp/fishing_infos/150501?author_id=95

 

30㎝を超えるシロギスのことで、やはり情報は極めて少ない。

 

200㎝ある人間を探すようなものなので、そもそもの絶対数が少ないのは承知の上。では、どうすれば少しでも可能性を上げられるのか?

 

それは、『夜釣り』だという。

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実際、夜釣りでシロギスを釣ったことはあるし、アベレージサイズも大きいと感じていた。↓

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夜釣りでサイズがアップする理由は色々調べてみたが、そもそもそんなことを研究した情報がないらしく、これまた仮説だらけだった。

 

夕マズメが過ぎてから、岩礁帯のヘリを丁寧に探ることで、30㎝オーバーと出会える確率は上がる。

 

・・情報をまとめるとこうなる。もちろん釣り場によって少々変わると思うけれど。

 

尚、夜釣り時はアピールを弱めた方が食いが良い。いっそ置き竿でも良いくらいだと思う。

 

狙って釣ることは、当たり前だが極めて難しい。あくまで確率を上げるための話なので、そこはご了承いただきたい。

 

終わりに。

 

ということで、シロギスの話を雑多に書き連ねてみた。長くなったので、すごく乱暴に要約してみる。

 

①数が釣りたければ、砂地の場所を攻めよう!サイズを上げたければ、岩礁帯のヘリを攻めよう!

 

②仕掛けは細い針が吉。餌は『石ゴカイ』『砂イソメ』がベター。

 

③30㎝オーバーを狙うなら、夜釣りの方が良さげ!

 

 

さて。論はまとめてしまったので・・後は僕自身が実践してみないといけないなと思うわけで。

 

行くとしたら来週月曜日かな。中潮だし、多分仕事休みだし。

 

ここに書いたことが、今夏シロギスを釣り上げる一助になればありがたし。

 

それでは今日はこの辺で。

 

※過去シリーズはコチラ↓

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

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