夏、外灯、夜中にて。
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飛んで火にいる夏の虫という言葉の由来が毎日見られる季節である。バチンバチンと天に昇る虫たちはどういう気持ちなのだろうか。
とかそういうセンチメンタルなことを書くつもりはさらさらない。
外灯の下は、昆虫好きなら(正直昆虫大嫌いでなければ)結構楽しめる場所なのである。
理由は、多種多様な生物が一堂に会するから。
ということで今日は、今まで外灯の下で見た生き物で、かつ結構テンションがあがったものをご紹介。
カブトムシ・クワガタムシ
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日本の昆虫の中でも大人気なコイツらである。オスメス問わず、また種類も問わず本当に多くのコイツらを外灯の下で見ることが出来る。
キャンプ場、或は山の近くのアパートの白熱灯などで待機していると、やたら低音のイケメン羽音で飛来してくる。
出来れば外灯で感電する前に網で捕獲したいところだが、これが結構難しい。(一度感電すると寿命は確実に長くない)
個人的な印象だが、カブトムシのオスとコクワガタのメスをやたら見る気がする。
ちなみに、朝になって外灯下の落ち葉をひっくり返すと、結構な数のそれが獲れる。
ミヤマクワガタやノコグリクワガタが出ることも多く、キャンプの翌朝の大きな楽しみとも言える。
ただ、たまにエグいくらいでかいミミズも出てくるので、トラウマにならないように注意である。
ヘビトンボ
絶対にポケモンになれなさそうなフォルムである。余談だが、幼虫もまあまあインパクトのある見た目をしている。
名前も毒々しいが、別に毒はない。ただし、肉食である。
昼間に目撃することがほぼないため、夜に外灯下で見れると割と嬉しい。
注意点は、カマキリと同様に首の根っこをつまんでも、体が柔らかいため平気でガブリとやられるところに尽きる。
触らずにそっとしておこう。
ヤモリ
地方名はカベチョロ。
漢字で書くと、家守。親藩大名のような響きである。夜、外灯の下でカとかガをぱくぱくしている姿をよく見かける。
多い時は5,6匹もいて、普段こいつらはどこに忍んでいるのだろうかと思わされる。
動きは俊敏で、窓ガラスにも平気でへばり付く。しかし、クリクリな目と、無心で餌を食べる様は、非常に愛しい何かがある。
ただしヤモリは飼育が非常に難しい。餌の安定確保の難しさなどがその理由。
なので、かわいいと思っても、そっと観察するにとどめましょう。
雑多なヤツら。
あとは名前で紹介。
オトシブミという葉っぱをガジガジ噛んで揺りかごにし、卵を産んでから地面に落とす虫も、図鑑でしか見たことが無かったので嬉しい。
http://uralowl.my.coocan.jp/nature/insects/html/insect_otosibumi.html
オオミズアオというガは、ガのくせにやたら綺麗で美しい。しかしその一生は短く儚いため、色々と思いを馳せてしまう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%82%AA
シロスジカミキリも結構迫力がある。噛まれたら指の肉が少し無くなるのが怖いところだが・・・。
超レアケースだと、タガメやタイコウチの飛来もあるという。今度これ目当てに散歩してみようかな。
ということで、キャンプにもぴったりな外灯巡り。是非いかがだろうか。
髪に虫が付くのが嫌な方は、麦わら帽子を被ればきっと大丈夫だから。
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