皆さんはどれくらいの大きさの魚を釣るのが好きだろうか。ちなみに僕は、一部の魚を除き、少なくとも20cmくらいはないと釣る気にならなかった。
・・・そんな僕だったのだが、実は今日、あることを経験しちょっぴり見解が変わった。
結構良い天気だったので、ミミズを餌に川でウキ釣りをしていたのである。そこでの釣りが色々と棚ぼたで面白かったので、今日ここでご紹介。
急遽の釣りだったので・・。
持っていった道具は、適当なエギングロッド、適当な針、ミミズである。仕掛けは適当な玉ウキを使ったウキ釣りにした。
釣り場も適当に、川沿いを延々とドライブして、路肩があって開けている場所に適当に決めた。
釣り場の風景はこんな感じ。今週は雨が多く、そのせいなのか水量多めで濁りが強い。
で、ミミズをキャストして数刻。アタリはある。むしろ多い部類だ。しかし、全然ヒットしない。
それは勿論だ。
2~5㎝くらいの小物がひたすら、身体よりもデカいミミズに攻撃をしている為だ。
これには閉口せざるを得ないが、手を打てないワケではない。
ちょっと抵抗があったが、ミミズを5mmくらいの大きさにカットして針に付けてみた。
すると、ウキが今までより深く沈み、そのまま1秒くらい上がってこないというアタリが。
やったね。そのまま上げると、10㎝程度のオイカワが釣れた。
素早く逃がさないと早く弱る為、写真は無し。
その後も餌をカット作戦で粘り、沈んでいる岩の周りを探っていった僕。
結果、このタナゴみたいなのを3匹釣って納竿とした。ちなみにコヤツ、調べても調べても魚種が特定できなかった。
多分タナゴなのだが、下手すれば外来種、或は何かと何かの混血かなあと僕は思う。分かる人が居れば教えて頂きたい。(最近特定までいかない魚が多い・・・)
ま、何にせよこれで残りは60種となり、数を久々に減らせたのであった。
で、結局ミクロなフィッシングとは?
普段はまず狙わない型のものをターゲットにする釣りである。用意する道具や餌、求められる釣り場までもがシンプル・少量、小規模で済む。
竿についてだが、延べ竿がオススメとは言っておくモノの、別に何でもよいと感じる。
勿論ゴリゴリの投げ竿とかシーバスロッドは使えないが、そこまで大きくなければ何でも可である。(実際今日もイカメタルの時使ったエギングロッドだし)
で、糸とか針とかだが、袖針がオススメだ。ハリスは0.8号で良い。
「コイとかヒットしたら・・」という心配は杞憂である。ターゲットは絞らないと、二兎を追う者は一兎をも得ずであり、あぶはちとらずである。
餌はカットしたミミズか食パン、小麦と水を練ったもののどれかが良い。
ターゲットの魚の口は極めて小さいので、大きいものは使うだけ苦戦する。という意味では、調整し易い食パン類が一番良いのかもしれない。
釣り場については、選定の基準が大体2つある。
①小魚が群れているのがハッキリと分かる場所。
②水草、捨て石といった、身を隠す環境が整っている場所。
のどちらかであれば(大体はどっちもセット)、ミクロなフィッシングに適していると言える。
僕がやったみたく、川沿いを延々とドライブしていれば、よく見つかる。
何を楽しみにそれをすれば良いのか?
僕は、普段求められるものとは違う技術を使うという点に、これの魅力を感じた。
例えば、小魚のアタックは超積極的で、ウキだけ見ても何がアタリかはサッパリだ。どのタイミングであげようかといった見極めは、意外と難しかった。
餌の大きさにも大変気を配らないといけないし、狙いたい箇所に沈める前に大体アタックされて横に走られて・・と、ハマる要素は多い。
後は大層な道具を必要としないし、釣れる魚の顔ぶれも変わるし、ここで釣れるサイズは観賞魚用として最適な大きさだしと、細々したメリットは多い。
僕はこれからもたまに取り入れる予定である。
尚、今度は海で試してみようと思っている。きっと、色々面白いことになるぞ!という予感はある。
それでは今日はこの辺で。