ぬし釣りシリーズ(たぶん全て)には、餌画面にちょっとした機能がある。
ボタンを一度押すことで、餌の付け方を変えられるのだ。
例えば、イソメのところでボタンを押せば、『カットする』か、『房掛け』にするかを選べる。
同様に、魚系の餌のところでもボタンを押せる。
すると、『丸ごと』か『切り身』かを選択できるようになるのだ。この切り身で、ゲーム内でどれほどのカサゴを釣ったことか。
そういうことで、数年前から今にかけて、実験色強めで色んな切り身を餌にしたことがある。
離島から一発大物狙いで。
岩の隙間に突っ込んでカサゴ狙いで。
餌が尽きて、窮余の策として。
名目は色々とあれ、試してみたものはまあまあだ。
今日なその中から、割と結果があったものを述べていく。
サンマの切り身
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%9E#/media/File:Sanma01.jpg
意外かもしれないが、サンマの切り身の集魚力は強い。結構クセのある臭いが付いているのだ。
本州で使ったことはないものの、某南の島の釣具屋で売られていたのを見つけ、試しに投げ込みで用いてみたことがある。
結果としては、20㎝くらいのカンモンハタを取りこめた。
ただ、バラしたものの、その時はウツボもヒットしていたのだ。
色々と調べてみると、結構獰猛な魚食魚に対して、サンマの効き目は強いそうであった。他には、カサゴとかそういうヤツ。
サンマの身の持ちは全然良くない方なので、一度塩漬けにして締めてから、使ってみることをおススメする。
イカの切り身
イカを上手いこと刺身にすると、イソメみたいな形にカットすることが出来る。それを投げ釣りに使ってみたことが何度かある。
サンマより劣る印象だが、集魚力がこちらも強い。確かに、イカにはイカと分かる特有の香りがある。
ただ、こちらはサンマより圧倒的に身持ちが良い。エサ取りに滅茶苦茶強いのだ。
それゆえに針に刺すとき、少々難儀することも。ただ、慣れればなんてことないのだが。
使いどころは、夜釣り等でアナゴを狙う時。或いは、イソメだとエサ取りの猛攻に遭い、釣りにならない場所等。
今のところ、実は30cm弱のフグとかしか釣ったことは無いのだが、イカの切り身を使用しての釣果情報は案外多い。
その場で釣れた魚の切り身
最後は大変抽象的なそれであるが・・・。
例えば、とある防波堤でアジが釣れたとする。いうなれば、そのアジをその場で捌いて、投げ釣りか何かの餌とすることである。
本州の防波堤みたく、釣り人だらけで整備され切ったところで使うことは稀だが、キャンプ場や離島などで試してみたことが数回ある。
やはりそこに生息する魚であるからか、捕食者が勢いよく食い付くことが多い。
過去の釣果だと、ハヤを切り身にしてナマズを釣ったこともある。
また、名前も知らない魚を切り身にして、またまた名前を知らない魚を釣ったこともある。ちなみにこちらは海。
どちらかと言えば、実用性というよりも、好奇心に絡んでくる話だと思うが、やってみて面白い方法だとは付記しておく。
終わりに。
釣り餌に固定観念を持つと、面白くない。
ということを僕はずっと考えている。
イソメ、オキアミ、ミミズ。その辺ばかり使う状況は避けたいなと、常々思っていたりもする。
切り身を使うと、手間は割とかからないことに加え(刺身を買えば一発)、釣れる魚のサイズが広くなるという面白さがある。
最近は気温が高くなって嬉しいこの頃なので、3時間くらい夜釣りでブッコミにして、エイとかその辺を狙おうかなと考えている。
何かしらの結果が出れば、この辺で紹介する。
・・予定である。
※他にもこんなシリーズがあります↓
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