カレイの成功で味をしめた僕は、時たま暇なときに『魚類』に関する論文を読んでいる。
今何が釣りたいのだろう?と自問してみたが、とりあえず『25㎝オーバーのアイナメ』を釣りたいなあと思うに至る。
https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2/Thumb630/ainame.jpg
理由は、このブログを始めてからも、その前からも、アイナメを釣ったことはあるのだが、MAX手のひらくらいという情けなさのためだ。
うーん、しょっぱい。
数そのものが激減しているのは承知の上だが、絶滅危惧種に指定されたという話は聞かない。
だから、まだ可能性はあるはずだ。特に未開拓の地であれば猶更。
ということで、今日は『研究』と『釣りアドバイス』の2つの点から、アイナメ(ついでにクジメも)の攻略法を探る。
※あれ?No.1はどこ?と思われた方。これがNo.1に当たるやつです↓
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
生息地や餌について。
すさまじく言葉が固いので読み取りに難儀したが・・・磯魚の生息域について、面白い話があった。
乱暴に言えば、アイナメの生息域には以下の傾向があるらしい。
狙うなら、急激に深くなっている場所か、次第に深くなっていく場所。
岩礁帯の沖が砂浜になっているところが狙い目。
海底において、岩盤の起伏が激しいところにいる。
大物ほど、深みにしかいない。
・・上記2つの要素は、Googleマップで探せばわかる。調査はし易そうだ。
尚、考察の中で、以下のまとめもあった。
とのこと。本命を確実に獲る一助になるかもしれない。
次に、食性の研究もあったので、抜粋してみる。
アイナメの胃の内容物を調査した結果、挙がっていたのは以下の通り。
ヨコエビ類・多毛類(イソメ系)・クーマ目(甲殻類の仲間らしい)・ワレカラ・カニ
そしてこの表には、アイナメのサイズも一緒に載っていた。
つまり、どのサイズのアイナメは何を食べてるのか?が一目でわかるという素敵仕様だ。
すると、はっきりデータとして出ていたことがある。
・~20㎝までは多毛類・小型甲殻類などを捕食。
・大型ほど、甲殻類の比重が非常に大きくなる。
気になったのは、胃の中からカニしか出てこなかった大型種がいたこと。これは仕掛けや戦略を考える大きなヒントになるはず。
ということで、論文を見ていて分かった点を再掲する。
①クジメの生息域は、浅い岩礁帯に集中していた。一方アイナメは、小型種はまんべんなく、大型種は深場のみに生息していた。
②胃の内容物から考えると、小型種は甲殻類や多毛類と広く食すが、大型種はカニなどの甲殻類を食べる傾向にある。
③深いとは具体的に、5~10mくらいの水深。(やや推測だが)
となる。
では、次に釣り人の知識をまとめて、論文の情報とドッキングして考えてみる。
アイナメに関する釣り知識。
色々なサイトをサーフィンしてみたが、生息地などは上記の通りで間違いないっぽい。
んで、上に書いてないことで、釣りに有効っぽい話は、結構シンプルにまとまる。
①朝マズメがねらい目。シーズンは春から。
②日本海側の方が生息数が多め(らしい)。
③生きている餌にしか興味を示さない。一方で、ブラクリ仕掛けなど、ふらふら落ちてくるものには興味を示す。
こんなところだろうか。『岩礁帯の隙間を狙え!』とかもあったが、それは場所に応じて調整したいところである。
ということで、今回の記事を以下でざっくりまとめる。
決めたこと。
①釣行は、僕自身が少し暇になる3月以降、萩の岩礁地帯で実施。(早朝)
②持参するエサは、本虫・砂イソメ・カニ型のパワーベイト(カレイ釣りで使ったやつのカニ型版です)の予定。
③底べったりを探るのは微妙っぽいので、『ボウズ逃れ』を使用し広いレンジを探る。
と、こうなる。最悪、カサゴとか釣れるだろうから、ボウズはなかろうという保険にもなってるという。
また皆さんが恐らく忘れたころに、実釣(もとい実験)記事をアップするはずだ。なお、結果が◎でも、ウンコでも、どちらにせよUPする。
ということで、今日はこの辺で。
※他シリーズはこちら↓
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