俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

初秋の西浦はお魚パラダイス ~色んな魚種に出会えたよ @防府市西浦小茅漁港~

昨日今日と、実に久しぶりの連休であった。これは満喫せねば損。

 

ということで後輩を1人誘い、計画もちゃっちゃか作り、防府へ釣りに繰り出してきた次第。

 

場所は、過去の記事で何度か紹介した小茅漁港

 

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

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ターゲットはもちろん、シロギスだ!

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途中立ち寄った釣具屋によると、普通に釣果情報は出ているらしく、期待は上限しらずのうなぎのぼりだ。

 

しかも日の出はAM6:00で、満潮がAM9:40頃、しかも大潮と、コンディションが最高過ぎる状況。これは、釣れない方がおかしい。

 

ということで、この日の釣行はどうなったのか?以下、ちょびっと久しぶりの、実釣記である。

 

 

 

到着~朝マズメ。

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後輩と合流したのは、大体AM5:30頃。朝マズメを狙いたかったので、早起きと言うより夜更かしのレベルで集合とした。

 

空は薄明るく、紫立ちたる雲が細くたなびいていた。春はあけぼのじゃないが、秋の夜明け空も、風情があって面白い。

 

そんな中車をかっ飛ばしたのだが、当然交通量はとても少ない。法定速度を守りながらでも、目標としていた時刻を大幅に巻いて到着となった。

 

ということで、今日の作戦をご紹介しておこう。

 

①餌は砂イソメ一択。シロギス針9号で、広く探っていく。

 

②仕掛けは放置か、巻いて数秒止める、の繰り返し。

 

テトラポッドの上からではなく、砂浜から探っていく。(危ないから)

 

④満潮になったら撤収。(つまり釣る時間は大体4時間)

 

という具合だ。後輩もズブの素人というワケじゃないので、ある程度は各々勝手に釣ることに決めた。

 

さて。なるべく現地ギリギリに駐車し、荷物もコンパクトにまとめ、釣り座へ移動。

 

到着後は、こんな感じのロケーションに陣取った。

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遠くの方でエギングをする人や、サビキをする家族連れ、そして恐らくチヌを狙う釣り師が見える。のどかだ。そして心が浄化される。

 

まず序盤は過去の成功経験に則り、岩礁帯のヘリを強気に攻めることとした。

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僕がそうして釣り竿を放置していると、後輩から歓声が上がる。

 

『なんですか、これ?』

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なんと!一投目からカワハギが出た。サイズは極めてかわいらしいが、実は僕、まだコイツを釣ったことが無い。素直にうらやましい。

 

純粋に魚が好きな彼。成人しているのだが、まるで小学生の如く、スマホで写真を撮りまくり楽しそうであった。僕も不思議と嬉しくなった。

 

そこから次々と、彼にフィーバーが訪れる。

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クサフグ

 

(写真を撮り忘れたけど)ヒガンフグ。

 

これらを立て続けにランディングしていた。ちなみに彼の作戦は、ひたすらの棒引き。案外それでも釣れるもんなんだなと、勉強になる。

 

ということで、朝マズメはいわゆるエサ取りが乱舞する状態であった。本命の姿は未だ見えず。とはいえ、釣れないわけないじゃんという余裕もまだ、ある。

 

ということで釣りは、大きな期待と、ほんの少々の焦りと不安を乗せ、早くも後半戦に突入していくのであった。

 

~満潮まで。

 

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水がいよいよ増えてきた。だがそれに比例するように、なぜだか根掛かりが増えてきた

 

僕も後輩も、数個のオモリをロストし、針の残弾も急激に減っていく。まさかの妨害だ。

 

恐らく、この砂浜地帯は、ざっくり2~30m先が砂利地帯・海藻地帯になっている。

 

運悪く、砂に半分埋まったような大きめの石に引っかかると、針をロストしてしまう。そんな展開であった。

 

―そんな中、僕にもやっと1匹目が出た。

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クサフグだ。(写真を撮り忘れたので、さっき載せた写真を拝借)

 

普段ならがっかりだが、引きが楽しくてちょっと嬉しかった記憶がある。

 

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更に日が高くなってきた。油断すれば、持ってきた荷物が海に浸かる勢いで、潮位が増えていく。期待は高まるが、なかなかシロギスが出ない焦りも、ある。

 

実は、この写真を撮った辺りで、竿の取っ手側が浮くレベルの強烈なアタリがあったのだ。

 

しかし巻いてみると、何故かガッツリ根掛かりしており、オモリごとロストしてしまった。いったい何だったのだろうか・・。

 

そんな僕をさておき、後輩はとても楽しそうだ。

 

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かわいらしいキュウセンを追加。

 

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マダイかチダイの稚魚。(ちなみにこれは僕も釣った)

 

釣る魚釣る魚の種類が違うため、本命が出ていないにも関わらず、彼のテンションは高かった。連れてきた甲斐があったかな。

 

その後、僕は全ての仕掛けを根掛かりでロスト。AM9:30には納竿とした。後輩も、最後に綺麗さっぱり餌を盗られ、ある意味後腐れなく納竿。

 

本命は、ついぞ出なかった。ここまで好条件なのにと、悔しさより疑念が勝る。考えても考えても、よくわからない。

 

―でもま、楽しかったし、これはこれでいいか。朝日を受けて煌めく水面を見ていると、そんなちっぽけな考え事は、一瞬でどうでもよくなった。

 

後輩が買ってくれたコーヒーをぐいっと一気に飲み、爽快な気分で僕たちは釣り場を後にするのであった。(お礼に、アイスを買ったことは付記しておく)

 

分析。

 

では、一体シロギスはどこに行ったのだろうか?

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多分だが、まだ水深の浅いところをフラフラしているのではと思うワケで。

 

個人的な感覚だが、もう少し気温が下がらないと、確かに小茅ではシロギスが出ないような気がする。

 

シロギスらしきアタリが無かったわけではないので、0ではないのだろうが、絶対数が少なかったのではないだろうか。

 

まだまだ夏真っ盛りなら、秋穂の方にまで足を延ばした方が吉かもしれない。

 

終わりに。

 

とはいえ、今日は色々な魚種に出会えてよかった。僕が釣ったわけじゃないので、残り魚種に変動は無いが・・。

 

何というか、初心に立ち返れた気がする。色んな魚に出会えるのが嬉しかったあの頃。釣りにハマっていった頃の原体験。

 

そういうのを学べたという意味で、有意義な釣行であった。

 

めでたし、めでたし。