最近、防府一帯の釣り情報がアツい。
シロギスが出てる。ハゼも出てる。アオリイカも釣れている。そして、コメントをよくくださる読者の方いわく、『ウナギも釣れる』とか。
―しかし、困った。
僕は一人しかいないし、休みもそんなに多くはない。どうしようかなあと、5秒だけ考えて答えを閃いた。
『よっしゃ、1日で全部行くか!!!!』
今日はそんな弾丸釣行の記録です。
行程。
―とはいえ、そんなに難しい話ではない。まず干潮→満ち六分くらいまで、中関新埠頭でシロギス&ハゼを狙うのだ。餌は地ケビ。
そっから満潮一時間前→満潮潮止まりまでは、小茅近辺でアオリイカを狙う。
そして日没から大体夜9時くらいまで、ウナギを釣ることに決めた。
※ウナギの釣り場情報は頂いていたのですが、調べたところ付近の交通ルールが結構カオスで、違反喰らうのはしんどいため、多分ウナギを釣ってるだろうなって人を見たことがある別のポイントにしました。
さて、時間的な余裕はマジでない。いかにサクッと釣るか、そして仮にボウズでも見切りをサッサとつけるかが要となる。
そんなせわしない釣行、以下本編です。
@中関新埠頭。
着いてみれば、釣り人はほぼ僕だけ。事前に釣り具はコンパクトにまとめていたため、到着してから3分後には仕掛けを海に振り込んでいた。
釣法はちょい投げ。餌は地ケビ(砂イソメ)↓。
戦略として、基本置き竿はせず、3回巻いて10秒止めるという方法を採用した。やはり、パッパと広い範囲を探らないと、時間足らん!
さてさて。この作戦が功を奏したのか、一投目から地ケビが喰われて返ってくる状態だった。
ハゼだと良いな~と思っていたが、その正体は二投目で判明する。
安定のチャリコ(マダイの稚魚)。お前かい!引きが強いから期待したやんけ!!(萎えたので写真は無し)
―しかし、開始15分で、先の作戦だとアタリが全くのゼロとなってしまった。餌も無くならない。理由はわからないが、致し方なし。
置き竿、解禁。
すると、竿を置いて3分くらいして、アタリが出た。チャリコかなぁと思っていたが、回収すると・・・。
実は今年初のシロギスであった。ターゲット、まずは1つ制覇やで!
―その後も、置き竿にして数分して、アタリが出るケースが続いた。
メゴチとヒガンフグのダブル。メゴチは針を完全に飲んでいたため、締めた後にクーラーへ入れました。
・・・とここで、タイムリミットに勝手に設定していた1時間が経過。ハゼは出てないが、メゴチが出たからまぁ良いかということで、撤収!!
次はアオリじゃアオリ!レッツゴー!
@小茅近辺。
まずはこっちの防波堤へ。
すると、イカ釣り師が5~6人はここにいた。夜釣りだと人ゼロなので、やはりここは夕方の実績のが高いんでしょうねぇ。
なけなしの金で買ったクリアとかパープルとかオレンジとか、色んなエギを振り込んではアクションをかけまくった。
け、ど、も。
小茅に移動しても、日没後にもっかいこっちへ帰ってきても、胴長10㎝ちょいのが一回チェイスしたのがあったっきり!!
・・・海が濁り倒していたので、まだ台風とか、不安定な天気とかが影響してるんですかねぇ。こうなった以上、イカはもう少し様子見かな。
―そういえば、小茅で夕マズメ時、多くのファミリーが小さいサバをバッコバッコ釣っておりんした。
興味があるなら今がチャンス(かも)!!
ってことで最後の目的地へゴーゴー!
@よくわからない貯水池。
きっかけはこのコメント。
(中略)防府でも開拓っぽくはなるかも知れませんが、実績のない近くの河口とかでミミズと青ケビを使って投げれば釣れるとは思うんですけどね!
―これは、僕が梅雨時に夜釣りを強行して死にかけた記事に寄せられたコメントである。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
―もともとは、『梅雨はウナギ』というフレーズ云々の前に、人生で一度もウナギを"釣る"という発想に至っていなかったことに気付いたのが契機。
梅雨が明けたら・・と思っていたが、夏はマジで休みが無かったので、ここまでズルズルと引っ張った次第です。てへ。
さてさて。
ウナギのポイントとして、河口近辺・隠れ家が多いというのが外せない要素だと、どこを調べても書いてあった。
防府でそういう要素を満たし、かつ『多分ウナギ釣ってんだろうなぁ』と思わされる人がいた場所が、実は一つだけ心当たりがある。
それが、ここだ。過去にはライギョとかコイとかを釣って遊んだ、あの貯水池である。
今回はその中でも、ギリッギリまで海に近く、かつ岩場があるところを考え、この赤丸らへんを釣り座に選定し、矢印の方向へ狙ってみた。
そっからの眺めはこんな感じ。
餌は、一番でっかいサイズの『熊太郎』。オタフクオモリ?というのと専用ハリがセットになった仕掛けと、ついでにキス針の方も投下しといた。
―あとはひたすら置き竿だ。だって夜ですしー。
スマホをいじりながらのんびり待とうと、腰を据える僕。
・・・大体2分後。
エギングロッドの方が結構な勢いで池に引きずり込まれた!!
気付くのが遅ければ、総計16000円くらいのタックルを池に沈めるところだった・・・!
慌ててアワセると、ゴツゴツという引き。『まさかな・・・』と思いながら巻き寄せると、20㎝越えのフナであった。(ランディング時に痛恨のバラシ)
その後も不思議なことに、5~6分に一度は激しめのアタリが入るという、スリリングな時間が続いた。
でも、二回目のアタリでフナを取り込んでからは、アワせても乗らないというモヤモヤした時間が続いた。
足で押さえて竿が飛ばないようにしつつ、その時を待ち続ける僕。
―そして。
なんと今度は、シーバスロッド(つまりウナギ仕掛け)が思いっきり叩かれた!!
ワクワクしつつ、大ぶりなアワセ!手応え無し!F〇ck!!
・・・しかし、ツキはまだ続いていた。
再度投下して数分。
ゆらり・・・と竿先が揺れる。そしてしぃん・・とした時間が続く。
何となくカメラで動画を録りながらそれを眺める僕。
そして。
ほぼ根元から思い切りしなる竿!テンパりながらフッキング!
今度は乗った!!!絶対に!!!
巻いてみると、確かな手応え!なんだこれは、デカいコイか?
オモリがみえた。何かがくっついているのが分かる。
おや?なんか長いぞ?
え?長い?アナゴ?まさか、ここは淡水だぜ?
え、マジで?マジなの?
仕掛けを回収。うねうねと何かが動く。
確信した。間違いねぇ。
・・・これ、正真正銘のウナギだよ!!!!!!!
『うえへっ、マジで?マジかよ!?』
気持ち悪い独り言を、ハイテンション故に発してしまった。それくらい・・・予想外過ぎて嬉しさの感情を抑えることができなかった!!
手が震える・・・。急ぎウナギを締めてクーラーにぶち込むも、しばらく僕は喜びに浸り続けてしまった。
※ちなみに、その瞬間の動画はコチラです↓
はい。ここで帰っても良かったものの、まだまだミミズが残っていたため、21:00まで続行。流石にウナギの二匹目は出なかったけど・・・。
最後の最後に、デカいギギが釣れた。
針を完全に飲んでいたため、外せず・・。止む無く締めて、供養ということで喰うことにしました。
そして今、釣りから帰ってきて、魚を調理することなく興奮しながら記事を打ち込んでいるワケで。
ここまでエキサイトしたのはずいぶん久しぶりだ。何というか・・。たつみさん、マジありがとうございます。
まとめ。
うーむ、やはり、地ケビとミミズは偉大である。そのことがよくわかった。
まとめとしてはこんなもんじゃないかな?ダラダラ書くのもなんか違うし。
さて。調理はすごく楽しみだ。ウナギとギギ(≒ナマズ)。メゴチとシロギス。似てると言われる魚種の組み合わせが釣れたので、食べ比べをしてみようかなと。
これは別の記事に書くんで、楽しみにしていただければありがたし。
つーことで、ウナギとギギを追加したおかげで、魚種は残り37種となりました。近いのか、遠いのか・・・。
そんなワケで皆様。今、防府はアツいです。行くなら今がチャンス!かも。
それでは今日はこの辺で。