こないだの釣りは、驚きと喜びに満ちた時間であった。
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そして持って帰ってきた釣果は、結局こんな感じ。ウナギは44㎝ありました。
(ギギの存在感半端ねぇ)
―となれば検証したいのは、『食べ比べ』、もとい『味の違い』である。
例えば、ウナギの漁獲量が激減していることから、代替魚としてナマズはどうかという話は結構盛んである。
今回は、正確には少し違うものの、それの差異をリアルに確認するチャンスである。
また、シロギスとメゴチはほぼ味に違いが無く、なんならメゴチの方が美味いなんて話も聞くことがあるほどだ。
これもたまたま、揃っている。
よっしゃ、この記事では、主観以外の書きようとか全くないのだが、食べ比べた結果の食レポをぶわわっと書いてやろうと思いヤス。
調理法決定プロセス。
まずはどうやって食うか。僕はウナギを調理するスキルも、蒲焼きを作る体力もないので、別の調理法で食べることには速攻決めた。
なるだけ味を残したい、でもしっかりと火は通したい。淡水魚はその辺がコワイから。
ってことで、てんぷらに決めた。ウナギの天ぷらとか、贅沢が過ぎるぜ。
さて。次に、時間をちょっと巻き戻し、下準備の様子を伝えることとする。
未知を調理。
ってことで再掲。
ウナギは捌く技術がないし、ギギはよくわからないので、無理やり三枚おろしにすることに決めた。
ちなみにギギは、胸鰭に毒棘があるらしい。ゴンズイと色々とそっくりである。
実際その部分は非常に硬く、断ち切るのに結構な力とエネルギーを使ってしまった。(もう・・・10000円くらいする出刃包丁買います!!)
ナマクラ出刃にイライラしながら捌くこと20分。ギギの身が取れた。(枯れ葉みたいな色味のヤツと、裏返してるヤツです)
なんか綺麗で美味そうなんだけど・・・!
こら期待できるぜ。その後、夜遅かったため集中が完全に切れており、次の写真は完成後まですっかり忘れていたのでありんした。
いざ、実食。
ってことで盛り付け。
確実に胸焼けするので、めんつゆも横にスタンバイ。しかしまずは、そのままパクリと行っちゃうか。
まず、メゴチ。
・・・・・・。
うん、これは普通に『美味しい白身魚の味』だな。シロギスに似たホロホロ具合。どんな調味料にも合う淡白さ。これ、もっと流行れば良いのに。
そして続けざまにシロギスをパクリ。
・・・・。
おや?僕がバカ舌なだけかもしれないが、目隠しか何かをしていたら、メゴチと区別をつける自信が全くないぞ?
もちろん美味いのだが、メゴチと比べて極端にどうこうってのも、無い。シロギスが大したことないのではなく、思ったよりメゴチが凄いのだろうな。
たまにドレス(頭を落とした状態)でスーパーに売ってるので、てんぷらのラインナップに加えることを強くオススメする。
んで、次。楽しみが過ぎるウナギ。
こちらは・・・・。
心配していた泥臭さはなし。ぷにぷにの身質、確かな脂の旨味。皆が夢中になるのも頷ける美味!
超美味!美味すぎる!!!
―それくらい興奮する美味さだった。ただ、腹回りの処理があまかったのか、その部分だけちょいと泥臭さを感じたかなぁ。
はい。
そして、ちょっと心配なギギ。
身は美味しそうだったが、さて、味は・・・。
あれ?
臭みもゼロで、滅茶苦茶美味いんだけど?
というか、マジで身の質は、ウナギそっくりである。脂の感じも同様だ。下手すりゃウナギより美味いんじゃね…?
少なくとも、泥臭い部分のウナギと、ギギなら、ギギの圧勝である。泥臭さが薄い理由は、よくわからないんですけどねー。
ちょいクセなあの顔から想像もできない美味。そういえば昔食ったパンガシウスも、つまりはナマズだしな。種類そのものとして、美味いのかもしれない。
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・・・となれば例えば、そっくりさんのゴンズイとかも、実は食ったら美味いんじゃなかろうか?検証が新たな仮説を生む、理想的なサイクルである。
皆様も、なんかのチャンスにナマズ(かギギ)を入手したら、是非とも召し上がってみてはどうだろうか。体調が心配になるかもしれませんが、とりあえず僕は元気です。
ってことでこの記事にて、ウナギ・ギギを食ったので、残りは51品目となった。もっと、魚、食おうかな。ダイエット始めたし。
では、今日はこの辺で。