俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

【クラウドファインディング】広島が誇る世界遺産『宮島(厳島)』の魅力を体験し尽くした、ある一日の記録。~観光と超高級魚食レポ編~

前回のあらすじー

 

宮島支援のリターンで頂いた『クルージングという名のメバル漁船チャーターチケット』。それを発動すべく、僕は同志を三密にならないよう集め、宮島へと向かう。

 

島に渡った僕たちを迎えてくれたのは、徹底され過ぎなおもてなしと、釣りからの刺し網という経験値大量ゲットなコース。あまりの興奮から、全員の鼻孔がパンパンに!

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更には昼ごはんも現地の隠れ家みたいなお店に連れて行っていただき、広島出身の僕でさえ知らないディープな宮島を垣間見ることができたのであった。

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ーって話で4000字近くまで膨らんだので、この1日は前後編にわけることとしゃす。尚、前編はコチラでござる。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

ーってことで、あそこまで接待されて『バイチャ』は恐れ多いので、僕はその後も島にちょっと残り、高校同期のグループと宮島をぶらぶらしていたのだ。

 

せっかく来たんだ!宮島、旅してえじゃん。僕らはまだ20代なんだ!例え少々寝不足でも、船釣りしてようとも、まだ動くんだ!

 

その浅薄な思考が何を生んだのか・・以下、詳細に記していく。

 

 

ごめんなさい。広島県民なのにこれを食ったことがありませんでした。

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僕は高3の頃、この宮島に遠足へ来たことがある。今から大体11年前の話だ。そして今いるメンバーもたまたま、高校の同級生。縁がある。

 

(奇跡的に残っていた当時の写真↓)

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子どもの頃から何度もこの島を訪れながら、白状すると、ある名物を一度も食ったことが無かったのだ。それは山口県の中学生でも熟知だというのに・・・。

 

その銘菓とは、コレのこと。

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そう、『揚げもみじ』である。

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ご存知広島銘菓『もみじまんじゅう』をカラッと揚げたモノ。調理法故、長持ちはしない。できたてを食うしかないのである。

 

感想は、『皆が知ってるのも納得の美味さ!』これに尽きる。油っこさはなく、カステラとこしあんの良さが上手に引き立っており、超絶美味。

 

美味すぎて2分くらいで完食!ま、繁盛しているから長っ尻はよろしくないよね。

 

てことで次は、僕が行きたかったスポット目指し、観光街を後にするのであった。

 

『これもある意味今しかみれない光景か』

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次に目指したのは、『厳島と言えば・・』という問答でまず間違いなく出てくるものの1つ、鳥居である。ちなみに上記の画像は、11年前の遠足ん時のヤツ。

 

そんな鳥居を今回見に行ってみると・・・・。

 

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修理中でした。ま、海水に思い切り浸かるという特性上、これはやむ無しですわなぁ。

 

ある意味これも、今しか見れない光景だ。しかと目に焼き付けておきましょう。ってことで僕たちはカメラを向ける観光客を尻目に、再び歩き始めるのであった。

  

非日常のヒントは人間が定住できないところにある。

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察しがついている方もいるかもしれないが、僕が行きたかったのは宮島水族館である。

www.miyajima-aqua.jp

 

改装前にも数回行っているのだが、2011年に改装オープンしてから、今回でまだ2回目である。

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接客の完成度が非常に高いコンパニオンさんに出迎えられ、チケットを購入し館内へ向かう。僕は水族館に独りで行けるほどここが好きなんだ!

 

まずシンプルな理由として、『海の生き物が大好きだから』である。水槽の透明な壁一枚を隔てた先に、見たいのに見れない世界が現出する。

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 普段はどう頑張っても上からしか見えない姿を、横から見る。見つめていると、雑念が消えていく。俗世のごちゃごちゃからクラッチが切れる。

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観光街のど真ん中にあるのに、ここは確かに『日常』とは空気が異なっている。

 

あるのは非常にゆるやかな『非日常』であり、僕らが定期的に欲しくてやまないモノである。

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ーよく、日々のごたごたやストレスから自分を切り離したいという人がいる。そういう時は、人間が定住できない場所に意識を向けてみるのをオススメする。

 

水中然り、宇宙然り、地底然り。何なら、過去の世界や空想の世界でもいい。想像ならどこまでもいけるのだが、そこに『住む』ことは叶わない。

 

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それらを疑似的に体験できる場所。そこに身を置けば、否が応でも『現実』や『日常』から距離が取れるのだ。非常にシンプルだが大事な鉄則。

 

覚えておいて損はないと思うのだが、いかがでしょう。

 

見た目はおっさん、心は小3。 ―そしてお土産買って解散―

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ーしかしここで僕らに異変が起きる。足が動かないし、言葉も意味不明なそれらを繰り返すだけになってしまったのだ。

 

つまり、疲労が肉体と精神を凌駕し始めたという。よく考えたら、寝不足だし、船乗ってるし、飯もそこそこ腹に入れたんだよね。

 

このまま無理を通せば、帰りに誰かが事故ってしまう。僕らは精神年齢が据え置きなのに、肉体だけはきちんと鍛錬が不足してきているのだ!!!

 

仕方ないので、駆け足で宮島の魅力を詰め込むことに。まず、『しかちゃんソフト』を頂く。

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バニラに麦チョコを乗せたモノだが、これが非常に美味いので驚く。夢の国効果ではなく、麦チョコがそもそもとても美味しいのだ。何か秘密があるのかも。

 

ちなみに英名は『deer-poop soft』である。名前の由来は察してほしい。

 

その後は、数年前からよく名前を聞くようになった『島旨PAN』に立ち寄った。

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名物の生食パンなるものを買い、美味しそうな醤油も買い、醤油の方をレジに置き忘れて店員に呼び止められた。あぁ、もう限界だ!いい意味で

 

・・・・・・体力尽きるまで遊んだのはいつ以来だろう?僕は精神年齢が低いことを自負しつつ、誇りに思っているはずなのに、どこか変に守りに入っていたようだ。

 

たまには持っているものをゼロにするのもアリですね。何が代わりに補充されるのか、待っている間も楽しみである。

 

てなわけで15:30頃には島で解散し、各自フェリーで帰路に着いた。幸い、全員から帰宅連絡か、それに準ずる何かを受けた。

 

家に帰るまでが遠足だよ。全員がそれを守れたのは、非常に嬉しく思う。

 

超高級魚を超絶品醤油で頂く。 ―今のところ人生イチ美味い白身魚の刺身なり―

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後は帰ってからのお楽しみだ。覚えている限り、アイナメ・エソ・カレイ・チャリコ・ベラ×2・カサゴ・ニシガイ』を持って帰っている。

 

とにかく度肝を抜くのは、この『ポン級アイナメである。市場価格とか凄い値が付きそうだ。本当に貰ってええんですかいの?

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凄く丁寧に調理し、無事三枚おろしに。どうやら早い段階で網にかかり死んでいたようで、一晩寝かせずとも同様の処理は出来ていたように思う。

 

お頭も真っ二つにして、中骨もいくつかに切り分けた。そしてなんと、大量の卵もゲット!こら、テンション上がります🔥

 

ーとはいえ、一日で全部食うのもヘンな話だ。だから当日は、ニシガイを茹でたヤツとアイナメの刺身だけ、晩酌のお供として頂いた。

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ーそして横に置いてあるのは、『せっかくならいい醤油で食べたい』と思い、衝動買いしたアミューズ醤油』である。

 

これまたどえらい逸品で、高級な刺身に全く負けないどころか、さらに良くしてしまうくらい旨味が強いのだ。かといって塩辛さも無いので、味を消すこともない。

 

いい買い物しましたわ!ってことで惜しみなくじゃぶじゃぶと。(とはいえ777円したので、ちょっと惜しみました)

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で、味。

 

断言するが、現時点までに食ってきた白身魚の中で、一番おいしい。

 

この美味さを知った以上、例えばお店で出ても、2000円までなら払うなぁ。それくらい美味い。ベロに触れた瞬間に『脂が旨い!』とわかるほどだ。

 

臭みも皆無で、ただただ旨味と、滑らかな舌触りがそこに存在するだけ。2021年最初の企画は、こらアイナメ狙いに宮島遠征で決まりかな?誰か来ませんか?っつって。

 

・・・興奮冷めやらぬまま、ニシガイをガブリと頂く。

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島の方からは熱心に刺身を推奨されたが、ノロわれたくないので火は通しました。

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・・・その味だが、サザエ的な見た目なのに、食感は柔らかいアワビ、味もほぼアワビという感じだった。安価で手に入るなら、僕はアワビよりこっちを選ぶかも。

 

ということで初日の夜はとにかく終始、舌鼓!独りニヤニヤしながら、西村キャンプ場を観つつ飲む酒は非常に美味しかったですよぉ~。

 

ー翌日。

 

この日は『島旨PAN』の生食パンからスタート。僕は食パンに何もかけないしつけないです。理由は、めんどくさいから。以上。

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そして昼食に、カレイとカサゴアイナメの卵の煮付けを食った。

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どれもこれもダシにマッチして、昼からこんなに豪華で良いのかと思うくらい美味かった!その中でプッシュしたいのが、↑のアイナメの卵である。

 

粒の1つ1つはししゃもの目ん玉くらい大きく、プチプチ感はたらこ以上数の子未満という具合。美味さもそうだが、未知の食感の驚きが新鮮であった。

 

・・さて、まだ冷蔵庫には色々と宮島の幸が冷えているのだが、食レポばかりで数千字使うのも歪なので、この辺に留めておこう。

 

余韻は続くよどこまでも。僕はまた一段と、そして深く、宮島が好きになりました。
 

総括。

 

ってことで野暮なまとめだが、とにかく宮島の遊漁船はケアが厚い釣り具はレンタル、場合によっては刺し網という保険もあるという!これはなかなかできまへん。

 

値段的には少し割高に見えるだけで、全コースを経験すれば、むしろ割安に見えることは請け合いだ。何なら、無償でもう3000円ほど寄付したいくらいである。

 

ただ、それで経験値は十分満たされると考えた方が良い。例えば、遊漁船で遊んでから観光となれば、間違いなく思い出メタボで消化不良になる。今回のでよくわかった。

 

そういう時は、素直に目的を二分して、島に2回来た方が絶対に楽しさの総量は増える。そんな人がいるかわからんけど、参考にされたし。

 

 ということで、今回お世話になったアレコレについて、リンクを以下にまとめておく。興味があれば覗いてみてほしい。

 

では今日はこの辺でッ!

 

※動画版もありますですよ!

www.youtube.com

 

tsutsumigaura.com

www.miyajima-aqua.jp

miyajima-villa.jp

 

 

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