前回の釣行で、【仕掛けを意識して遠くにぶっ飛ばすこと】の楽しさに目覚めてしまった。
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もちろん大会に出るレベルにのめり込んだわけではないのだが、例えばキャストをどんどん磨いていけば、誰も探ったことのないポイントに届くという浪漫はある。
実際、あそこに届けば絶対大物がいると思うポイントはいくつもあるが、技術不足で涙を飲み続けてきたというのが僕自身のリアルな話なのだ。
ってことでそうと決めたら武者修行。釣ることというより、ぶん投げることをメインとした釣行を計画することにした。
今日はそんな実釣録です。
目下の目標はオーバースローで80m投げること。
とりあえず現時点の目標は、【オーバースローでの80m】だと考えている。ここまで行けば、中級者くらいは名乗れるだろう、と。
リールの糸は赤→青→オレンジ→水色→紫→緑→?と変わっていくので、糸ふけを取った後に緑色の次がリールから出ていれば悲願達成となる。わかりやすい。
さて。SHIMANOの件のサイトを読んでいると、遠投のコツを取り出せば、ざっくり以下の通りと判明。
① 全身のバネを使うこと
② 竿のふり幅をなるべく多くすること
③ 始動時に力まないこと
④ 竿にオモリの荷重をしっかりと乗せること
極端な話、これらが守れれば、多少我流でもなんとかなりそうという話なのだ。正直僕は長年の野球経験から、モデル通りのオーバースローが全然しっくりこない。
だから少し野球っぽい動作を取り入れてみて、それが吉と出るか凶と出るかを判断することにした。
ってことで以下、僕のぶん投げログである。
ロケ地情報から実釣録。
当日は満潮が何と朝の7:30頃だった。できれば、満ち→潮止まり→下げの全てを一通りサーチしたい。
しゃーないので、AM4:00に気合で起床。
そっから一路、防府へドライブである。
さて、今回の釣り座は【防府(中関?)マリーナ】、もといその近辺にある一本の堤防だ。
ちなみに駐車場はこの路肩であり、キャパは車4~5台分くらいなので注意。
余談だが、防波堤に向かうルートは、駐車場から少し進んだ先にマリーナの施設を迂回する道が続いているので、それを辿ればいい。
すると防波堤がみえてくると同時に、親切な階段が登場するのだが、これは軽い罠。昇ると、降りるところがないからだ。
こっち側の岩の上を渡るのが正解なので、もし行かれる際はご注意を。
そしてそのままてくてくとあるき、先端を陣取った。夜明けの2時間前のため、風も気温も冷たく、鼻水がマジで止まらない・・!
さて。先端から振り返ると、全景はこうなっている。
怖かったが、テトラポッド?の程度もご紹介。両側も先端も頑張ればギリギリまで下りられるが、かなり危ないと思うのでオススメはしない。
はい。今日の戦略は、【バイオ一本掛け+アオイソメ一本掛け】に統一。バイオワームが何と2本しかなく、ケチるしかなかったからだ。
そして真っ暗な中、この2方向へキャスト。
これが実は戦犯レベルの過ちなのだが、それには10分後に気付くことになる。
・・・この赤丸の方、なんとどこへ投げても岩礁帯なのだ。おかげで何とオモリとリーダーを3つもここへロスト★
寝不足も相まって、朝からクッソイライラしてしまったことはちょっと反省している。
・・・ただ、たまたまだろうが良型のカサゴを確保することはできた。とはいえ、こっち(赤丸)サイドで釣りをされる際は、投げ釣りはせん方が吉だと思う。
・・・その後は気持ちを切り替えて、この2方向へキャスト。ちゃんと遠投の意識も怠らず、ポイントを確認しながら振り込む。(教訓と成果は後程別項にて)
(テトラの上からキャストするとへっぴり腰になるなぁ・・・・)
・・・・次に竿先に変化が出たのは、大体AM7:30頃だったかな?完全に日が昇りちょっとしたくらいで、エギングロッドが叩かれた。
釣れたのは、中指+αくらいのカサゴ!(シルエットのみの登場です)↓
流石に小さすぎるのでリリースと致しました。
ーが、アタリは続く。今度はシーバスロッドの方が、1,2回コツコツと叩かれたあと、引き込まれた。その後はシン・・としたので期待は薄かったが・・。
アワせると重めに引かれた。時折、下に潜ろうとする感覚もある。
これは非常に期待できるんじゃなかろうかえ!!??
ー釣りあげてみると、なんとこのブログ初の【コブダイ(メス)】であった!!うそん、この辺に生息、してんのね!
・・針を飲み込んでいたので、辛かったが絞めて持ち帰ることにした。いやはや。絶対美味しく頂きます。
しかし、このコブダイを釣った時点で、餌は残り青虫2匹のみだった。序盤でロストしまくったツケが、今になって響く・・!!
その後はアタリが出ることもなく、AM9:00、静かに納竿と致しました。ちゃんちゃん。
で、80m投げられたんかい?
はい。まずは遠投の成果から。80mは無理だったが、6~70m級のキャストは2~3回あり、しかもその感覚も結構つかめた自負がある。
今回自分なりに『飛んだ!』と思った際に抱いた感覚は以下の2つ。
① 振り終わりに竿が『フォン!』
という音を立てる
② 竿が頭上を通過する際、
オモリの重さを感じる
①って結構、竿が折れないかとかビビってると出ない音なんですよね。今日は序盤にイラついたことがケガの功名で、後半はバシバシと振り込むことができた。
そして、②については、『グン』とオモリの重さが竿に乗った感覚があったとき、『これは飛ぶ!』と確信を抱けることにも気づいた。
この2点は多分一連の動作で言えば同じことであり、竿をきちんと振り切れていれば、自動的に重たさを感じることが出来るって話だと思う。
んで、この手応えバッチリキャストは納竿前の5投くらいに集中したのだが、その理由として思い付く仮説はこれまた以下の2つ。
仮説1:
オモリの重さは8~10号程度の方がぶっ飛ばしやすい
仮説2:
空を見ながらキャストする方がぶっ飛びやすい
まず、仮説1について。オモリをロストしまくった関係で在庫が無くなり、車の中をほじくり倒したところ・・・。
10年くらい前に使ったであろうラインが残るジェット天秤を発掘したのだ。ちなみに重さは8号。
これに変えた途端、『竿に重さが乗る』感覚が非常につかみやすくなり、いきなり6~70mくらいも飛んだのだ。
重すぎたら色々難儀するが、軽いオモリを使った結果『乗った』感覚がつかみ辛ければ、8~10号くらいを試した方が多分ラクである。
仮説2については個々人のクセによるのだが、僕が僕の体感として思う『45°』は、多分『30°』くらいしかなかったのだ。
それに気付けたのは、60°くらいを狙って投げたらめっちゃ飛ぶようになったためであり、その時の心がけは『水面ではなく空を見てキャスト』することだった。
ほんの些細な心がけだが、飛距離が10~20m平気で変わるので、勇気を出して意識してみてほしい。
防府マリーナの心残り。
続いては、『あ~、これは課題ですな』というポイントについて列挙する。まず、AM5:30に来る必要なんて微塵も無かった。
堤防はかなり広いのに、釣り人はお爺さん×2とおじさん×1のみ。気合が空回りしている。結果地形がみえないまま放り投げて、貴重なオモリを次々失ったのだ・・・。
また、バイオワームの在庫も確認不足であった。本当は贅沢に丸ごと一本つけたかったのだが、ここは完全なる凡ミス。次回は新品買っていきます。
釣り場的にはカレイも落ちギスもチヌも生息しているらしいので、一流な場所なのは間違いない。ただ、僕みたく腕や作戦がマズっていると、その釣果には届かない・・。
学びも課題も多い釣りでしたなぁ。ま、超楽しかったですけどね。
まとめ。
ってことで次回釣行は早くても多分再来週だが、その際は8と10号のジェット天秤を用意して、その違いを見ようかなと考えている。
来週は野暮用で広島に帰るために空けとこうと思うのだが、色々噛み合えば草津漁港とか久しぶりに行ってみてもいいかな。
はい。めでたく今日はコブダイを追加し、残り魚種は31種となりますた。僕の魚図鑑の独自色が半端じゃない。
またその日の夜、フライにして食ってみた。ベラ特有の水っぽさは無く、筋肉質で少しパサパサした感じは、セイゴに似ていたと思う。
ってことで、食った魚種も増やして残り48品目となりました。テンポ良し!
この時期の釣りは本当に忍耐力がモノを言う。もちろんある程度の装備で誤魔化せるけど、最後は結局気合である。根性論!
風邪をひかぬよう気を付けてくださいまし。では今日はこの辺で。
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