俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

俺ぬし予備校(通年:第8講)『投げ釣りにおける最強の寄せ餌考察論。』

早寝しようと思うと大体超早起きしちゃって寝不足になる。こんにちは、中元です。

 

前回・前々回と釣りの方が絶不調で、どうやら魚の活性がまだ全然高まっていない様子だと判明。

 

こういう時に海や川の神様に唾を吐いても仕方ないので、大人しくベンキョーに励むことにします。つまり、試したいネタをガツガツと蓄える感じですな。

 

今回ふと気になったのは、投げ釣りの基本戦略に関わることである。投げ釣りとはシロギス等の積極的な誘いが有効な魚種もいるが、基本は放置という釣法だ。

 

針は複数がオーソドックスで、片方には集魚力が強いものを、もう片方には動きが活発なものをそれぞれ使うのがテッパンである。

 

例えば片方に本虫、もう片方にどっさりアオイソメなんてのはカレイ釣りの常道であり、これを守れば大抵の釣果は約束される。

 

・・ってことで気になるのが、特に集魚の方だ。こっちの組み合わせを変えれば、色んな魚へのアプローチが可能になりそうな気がする。

 

カレイを釣りたければ本虫、チヌを釣りたければユムシ・・という具合で、魚によって使い分けると良い餌は存在するが、共通解はなかなか見えてこない

 

だから調べてみた。今日はそんなお話である。

 

 

嗅覚で魚は何を感知するのか?

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海の中にも天狗がいる!? | Okinawa Marine Research Center

 

そもそも気になるのは、魚は嗅覚で何を感知しているのか、である。イイニオイなのかクセーッ!てそれなのかはさておき、何をもってそれらを判断してるのかな、と。

 

それについて調べてみると、面白い話を見つけた。

http://www.tzwrd.co.jp/zatudann/fish/fish5.pdf

 

書いてある情報の中で、タイトルに関係ありそうな部分をピックアップする。

 

つまり、『仕掛け,餌、そして合わせのテクニックなどの釣法と魚の摂餌行動とは密接な関係があり、また、摂餌行動は魚の感覚器官を中心とした魚の生理により説明できる』ということだ。

野沢:もしそうなったら、楽しみですね。どの様な物質が臭覚に訴えるのでしょうか?

 

瀬戸内:分からない。一般に臭覚に対してアミノ酸、アルコール、脂肪酸・アミン類等が刺激を与えるが、低濃度でも強い刺激を与える物質はアミノ酸だ。餌の構成物質であるアミノ酸は魚の摂餌行動に極めて重要な役割を果たしていると言える。

 

なるぺそ。魚の嗅覚に訴えるのはアミノ酸であり、それを上手く使えば、特に嗅覚で餌を探す魚に高いアピールをすることができるということらしい。

 

そして餌の在り処に近づいた魚に、アオイソメなどの動きが大きいものでアピールすることで、視覚・嗅覚にダブルでパンチを与え、餌をパクリとさせるのだとか。納得。

 

で、上記の論文?には、一応こんな表がまとまっていた。

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これらを上手く使えば、狙って釣果を向上させることに繋がるかもしれない。実際、それを検証したブログってのも出てきて、効果はあったとのことである。

dango.blue

 

・・全てのアミノ酸に対し特定の反応を調べたような研究は無さそうであったが、断片的には見つかった。雑多だが、含まれる餌を添えて、少しまとめてみよう。

 

グルタミン→クロダイ(R)

例)ゴカイ・貝

 

ラニン→クロダイ・マダイ・メジナ(R)

例)ゴカイ・エビ・貝・イカ

 

ヒスチジンクロマグロ(R)

例)イワシ・アジ

 

イノシン酸カサゴ(R)

例)イワシ・アジ

 

・・・わかるような、わからないようなって感じである。ちなみに大体1年前にキビナゴででかめのカサゴを釣ったのだが、イノシン酸に反応してたと思えば納得である。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

ってことでこれらを考えてみると、さらに調査をニッチにしていけば、投げ釣りの新たな戦略になり得るかもしれない仮説が得られそうである。

 

だからもうちょい文字数を膨らませてみますぞい。

 

あらゆる魚を寄せる魔法の餌はあるのかな?

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となれば、『こいつらを持っていけば、なんかの魚は寄ってくるぞ!!』という神寄せ餌が見えてきそうである。

 

有名どころは例えば『本虫・チロリ・タイムシ』といったところである。こいつらの集魚力は半端じゃないらしいが、細かい成分とかないモノかな。

 

残念ながらあれやこれやと調べたものの、詳細な研究などはそもそも存在しないことがわかっただけ。

 

とはいえこれらの餌は食わない魚も食わす力があると、多くの釣り人がそういっているので、理屈は抜きにしてその実績がブランドとなっている気がする。

 

・・・では改めて、それ以外に考えられる手はないか?さっきの表を再掲しながら考えてみよう。

f:id:pochihiko_inunosuke:20210310182129j:plain

・・・表だけ見れば、ゴカイ・エビ・イワシやアジを用意すると、アミノ酸は一通り網羅出来ると判明。

 

ちなみに調べてみて驚いたが、ヒスチジンイカやエビはほとんど含んでいないらしいのだが、一番それを含むのはカツオなのだという。

 

またグルタミンは、昆布に豊富に含まれるうまみ成分なのだとか。

 

となれば、となれば。

 

オキアミやイカを鰹と昆布の合わせ出汁に漬け込んだら、最強の餌ができちゃわないかい??

 

偏差値30な発想ができてしまう。しかしオキアミは投げ釣りの遠投に耐えられる気がしない。例え塩で締めようとも、だ。

 

また、イカにはリジンというのが含まれてなさげに見えるが、なんと普通に多く含まれているのだという。

www.zen-ika.com

 

決めた。次回釣行はこれを使おう。

 

鰹と昆布の合わせ出汁が染み込み倒したイカの切り身!!

 

もっかいいうけど、バカなこと言ってるのは自分でもわかっている。机上の空論の例文状態だ。

 

だから比較検証として、『出汁イカ+青虫』『出汁イカ+砂イソメ』という2ペアで、近くどっかで実験してみようと考えている。

 

何となく、嗅覚全振りになりそうな夜がよさそうですな。中浦か、西浦か。どっちにしましょーかね。

 

ということでただ文字だけの情報で結論を出すとこんな幼稚な結論になったが、いつだって答えはシンプルなところにあるものです。

 

結果が出れば嬉しいし、出なければ出ないで『この組み合わせはあきまへんよー!』という情報の提供になるので、どっちでもいい。王手飛車取り。

 

春先のチヌとか食わねーかな。よし、検証頑張る!

 

では今日はこの辺で。

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