周りの人のストレス値が高いと、僕は逆にどんどん冷めていくようです。不思議な自分の性格に乾杯。中元です。
現在、【記事ごとの投げ銭システム設置】と、それが軌道に乗ってからの【広告の廃止】を計画中です。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
お盆に試し打ち予定でしたが、全然釣りに行けてないので、延長中・・・。色々値する記事が書けたら、搭載します。
ってことで、ここからが本題。
さて。今でこそ本を毎日読むという習慣ができた僕だが、子どもの頃はからっきしであり、親が買ってくれた本はガン無視というのがありふれた日常であった。
そんな僕が中学の時、唯一レベルでドはまりした本がある。それは【へんないきもの】シリーズである。
世の中に存在する奇天烈な生き物たちを、精緻なイラストと極めて高い文章力で紹介している超名作である。(日本語の「センス」とはなにかも学べる神本だとも思う)
友達に借りて、その友達以上に読み耽り、我慢できずに自分でも買ったほどである。当然、紹介されている生き物は、大体覚えている。(全部じゃない)
その中身を思い出していた際、ふと気になった。この本は2004・5年の発売なのだが、となれば紹介されていた生き物の情報もだいぶアップグレードされてるよね、と。
ということで今日は、この2冊に紹介されていた生き物の中で、特に僕の記憶に残ったキテレツなヤツの【最新情報】を、頑張ってまとめたいと思う。
ほっとんど脚の巨大イカ・【ミズヒキイカ】
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/12-521.php
深海に潜む巨大イカと言えば、ダイオウイカが有名だ。(ダイオウホウズキイカってのもいるけど)
しかし、実はそれだけじゃない。体長8mほどもありながら、そのほとんどが脚というとんでもなくイカれた造形のイカも生息しているのだ。↓
https://karapaia.com/archives/52146448.html
ということで、「へんないきもの」で紹介こそされていたが、情報量そのものは少なめだった。それもそのはず、捕獲例が当時ゼロだったためだ。
・・・では今はどうだろうか?ちょいとネットで検索をかけてみた。
残念ながら今現在も、生体の捕獲例はないようだ。ただし幼体の発見例(プランクトンネットとミズウオの胃袋内から)はあり、ちょびっとだけ研究は進んでいた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Magnapinna_pacifica
そんな謎だらけ過ぎるミズヒキイカだが、2020年、まとめて5体確認されたという面白いニュースが流れていた。
記事内では動画も紹介されていたが、意外とスイスイ泳いでいるのが観察できる。ぢっとしているのは、深海にいるときだけの話なのかな?
ただし、当然っちゃ当然なのだが、すぐさま捕獲できた!なんて話にはなっていない。(膨大な労力を注いでも徒労に終わる可能性高いし、見返りも多分ない)
ダイオウイカほどの知名度も注目度も得てはいないが、僕はこれからもこっそり、ミズヒキイカの生態解明に関心を寄せておこうと思う。
ヤバいクスリをキメたときの幻覚・【ヤマトメリベ】
https://diary.aquarium.co.jp/archives/42395
「へんないきもの」では、【希少種】で【柑橘系のにおいを発し】【暗黒舞踏を踊る】【巨大な】ウミウシだと紹介されていた。
実際にその生態はおろか発見例も少ないことが強調されており、予測変換でも「ヤマトメリベ めずらしい」と出てくるほどであった。
一応最新情報を調べるにあたり、論文も探してみたが、2001年頃の飼育期までしか発見できず。今現在もそこまでたくさんは見つかっていないようだ。
ただしレアはレアながらも、水族館での飼育例はそこそこあり、その中では交尾・摂餌といった行動も記録されていることから、謎はちょっとずつわかっているらしい。
しかしやっぱり、強烈なグレープフルーツのにおいの正体は不明なのだという。まぁ、判明したからなんだという話もあるのだけれど・・・。
僕の住む山口県近海でも発見例はちょっとだけあるらしいので、海響館のラインナップに期待するとしよう。コロナが落ち着いたら見に行きたい。
完全に意味不明な生き物・【ミノアンコウ】
「へんないきもの」シリーズで紹介されていた生物の中で、飛びぬけて関係ない話が多かったのがコイツである。(確か鬼太郎の毛目玉の話だったかなぁ)
それもそのはず。発見例は驚きの3例だからだ。(成体はたったの1!!!)
当然生態はおろか、どの辺に暮らして何を食っているかとか、全部不明。ぶっちゃけツチノコなんかよりはるかに情報が少ない生き物なのだ。
―そんなミノアンコウなので、見つかるだけでその界隈では大ニュースとなる。
正確に同定されたかどうかはちょっとわからないのだが、ミノアンコウの稚魚を発見した(かも)というニュースがどれだけすごいか、このブログの熱で伝わってくる。
せっかくなので引用しよう。
とても珍しく、生態写真もほとんど出回っておらず、ましてや稚魚レベルになるといくら調べてみても写真が掲載されていません。
もしミノアンコウの稚魚であるなら、今回の個体がおそらく初めて国内メディアに出た個体になりそうです。リュウグウノツカイの稚魚以上に珍しい魚の稚魚がまさか見られるとは……恐るべし大瀬崎。
この大瀬崎での週末は、リュウグウノツカイから始まり、まさかのミノアンコウの稚魚発見か!?で終わる、10年に一回あるかないかの週末となりました!
<注目ニュース>国内メディア初登場!? 幻の魚・ミノアンコウの稚魚の撮影に成功か? 大瀬崎のナイトダイビングがすごすぎる!! | ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ
この興奮、味わってみたいなぁ・・。
でも僕はすさまじく波酔いしやすい体質なので、ダイビングは天敵なのですよ。おとなしく、陸上から思い馳せたいと思います。
終わりに。:つまり僕は海の生き物が好きやねん。
ってことで調べられる限り情報をまとめたが、改めてもう1冊書いてほしいくらい、未知のロマンが掘り出せたと感じた。
宇宙に生命を求め、深海に未知を求める。それはそれで壮大なロマンであり、莫大な金が動く大事な市場だとも思う。
しかし、何も生命の神秘は僕ら一般人の手が届かないところにしかないものではないはずだ。
ところがどっこい生きている。こういう存在をすぐ察知できるよう、精神年齢9歳アンテナは磨いておきたいなと改めて思った。
では今日はこの辺で。
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