気付けば、5時間昼寝してました。昼寝の定義を問い直すタイミングやもしれぬ。中元でござる。
はい。今日は、向島や穴釣りにご一緒させていただいた方と、久しぶりに釣行してきやした。
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ターゲットは、思い付きではあるものの、釣れたら嬉しいし、多分釣れると踏んでいたカマスである。そしてロケ地は、防府市中関埠頭と決めた。
そして、当日の潮の動きはこんな感じであった。
朝マズメ・満潮・引き始めの全てを狙い、かつ中関という超人気スポットを陣取るため・・。
AM5:00集合・9:00解散を1つの目安とすることに決定。結果、僕は3時間睡眠で3:30起床が確定。半分徹夜である☆
しかして、今回の釣行は、今までになくドラマチックな展開の連続であった。まさにリアル、【諦めかけた、そのとき!!!】なんてのもあったし、超大物も見た。
そういう愉快極まりない釣りの記録でござんす。
中関の朝は早い。
到着したのは大体AM5:00ぴったり。道中ブラックコーヒーをがぶ飲みしたので、目は覚めていたのだが、なんかこう、上手に物事を考えられない感じがする。
同行者であるMさんにLINEを打つと、既に先端を陣取っているとのこと。すげぇ。中関の仙人との場所取り競争に勝つとは・・・。
てなわけで駐車場は赤丸のところにして、釣り座は青丸のところだった。
そしてサクッと合流し、挨拶を交わす。てかこの時点で4~5発やぶ蚊にやられ、めちゃんこ痒かった。来られる際は対策した方が良いかも。
はい。今日の作戦は、フラッシュジギングでカマスを釣ること。ただし時合が来るまではボウズを逃れるため、シロギス狙いで遊ぶ、ということにした。(餌は地ケビ)
尚、フラッシュジギングのロッドアクションだが、以下の画像の動きをイメージしながらリフトアンドフォールをシャカリキに繰り返している。
―当然到着時はベイトもいないし、暗いしで、カマスは期待できないと踏み、とっとと僕はちょい投げ仕掛けをぶん投げた。Mさんも同様に、別の魚を狙っていた気がする。
遠くに見えるタンカーを眺めながら、仕掛けを振り込みつつ、色んな話をした。寝不足過ぎて断片的にしか覚えていないが、マツダの話とか、テムジンの話とか、色々。
―まず動きがあったのは、大体これくらいの明るさになったときであった。
漁船が通ったあと、小イワシか小ボラによる小規模なナブラが発生、その後ろから細長い何かが数匹、ばちゃばちゃっと水面で跳ねたのだ。
―カマスじゃね?
速攻投げ釣り仕掛けを解除し、フラッシュジギングに戻す。ただ残念ながら、アタリは全くでなかった・・。
さて。大体この時間帯から釣り人が増え始め、ほぼもれなく何かをフルキャストしているのが見えた。後で判明したのだが、これは青物狙いが大半なのだという。
言うなればショアジギングだ。確かに中関は時たまトンデモナイ大物が出て、防波堤を賑わしてくれるからなぁ。なんかこう、ドリームのある話だな、と。
そんなことをぼんやり考えていると、再びちょい投げ仕掛けに戻した竿にアタリが出た。
そう、こっから―。
ちょい投げがちょっとした爆釣モードに入っていくのであった。
秋の中関は天然の水族館。
写真を撮り忘れたのだが、まず釣れたのは良型のシロギスであった。岸から15m程度の所、岩礁地帯スレスレで放置していたら、竿先を叩かれたといういつもの感じだ。
その後も叩くような激しい辺りが連続したが、それはいずれもチャリコ。
話しかけてくれたお爺さんが「マダイには違いないニィ」と、からから笑っていたが、資源保護のためリリースしたよ(^o^)(数匹集めて味噌汁にしたら美味いらしい)
―その後もアタリは散発的ながらも止まらず、しかも上がってくる魚が毎度違うという不思議現象が発生。
強い引きだなと思ったらキュウセンだったし、
ひらひらしたのが上がってきたと思ったらカワハギであった。いずれもリリースしたっす。
また、雑種と思われる謎フグも釣れた。
クサフグとコモンフグか何かが混ざっている気がするのだが、この辺でコモンフグなんて見たことが無い。何か情報をお持ちであれば、書き込みいただけると有り難し。
(以前西浦でも釣った交雑種らしきヤツ↓とも、また少し違うんだよねぇ。)
ウーム、啓発の意味も込めて、今回のは謎フグBとして魚種に計上することにしようっと。ズルい?まぁ、普通にフグ釣るよりは難しいじゃないですかむにゃむにゃ。
他にもメゴチが出るなど、勝手に五目釣りを達成して独りホクホクしていた。やはり秋口の防府は、場所さえ選べば魚種が豊富である。
―しかし、ここにやってくる魚は、僕の想像以上に顔ぶれ豊かであったらしい。
次の出来事は、僕がキュウセンを釣っていた頃に起きたのだった。
現れる大物。そして高まる期待。
ちょっとキショくてデカいクラゲもこんにちは。3匹見つけられた人はすごい!
先ほど僕に話しかけてくれたお爺さんが、慌てながら戻ってきた。
「このタモはあんたのか?向こうの人がデカいの掛けたんじゃ、貸してもらえんかの!?」
実は青物が万一掛かったらということで、Mさんの進言で僕が持ってきていたのだ。断る理由など無い。
「いっすよ^^」と二つ返事をしておいた。何が掛かったのか気になったMさんも、お爺さんに着いていって港の別サイドへ向かって行った。
僕はと言うと、竿にアタリが出たのに気づいたので、その場にとどまった。(それがキュウセンのアタリやねん)・・・今思えばちょっと後悔である。
帰ってきたMさんから、驚きの報告があったためだ。
「いやー、80㎝くらいあるハマチだったっすよ!」
Σ(・□・;)
―中関、ロマンあり過ぎるぜ。
(リーズナブルなのに、アカエイだのハマチだの、やたら立派な魚をすくい上げた経験を持つタモちゃん)
・・その後、それでハマチを取り込めたという方から、コーヒーのお礼を頂いた。たまたまだが、超好きな銘柄だったので、ありがとうございます!と言いつつがぶ飲み。
その方によれば、ここから冬にかけては青物がアツいようで、ふと別サイドをのぞいてみると、10人以上の釣り人がいつの間にかやってきていた。
ちなみにそのハマチは100均のルアーで取ったのだという。万能すぎる。コスパ良すぎる。素敵すぎる。
―そして、だ。
その人から、「中関マリーナでカマスが出ましたよ~」というムネアツ情報を頂けた!対岸におるならこっちにもおるやろ!!
期待は高まる。集中力も戻る。シャクリにも力が入る。
ふと湾内を見れば、スズメダイに加え、グレの稚魚、アジらしき魚影、そしてベイトになり得る小さい何かもざぶざぶ入ってきた!!
―のに。
アタリが全く出ない。おまけに気温もガンガンあがり、容赦なく体力を奪い去る。時に時刻AM9:00。あぁ、もう帰る時間じゃないか。
「いやー、そろそろ切りましょうかねぇ」
そんなことをMさんと話しながら適当にシャクったとき、それは本当に、本当に突然、訪れたのだった。
【諦めかけた、そのとき!!!】
最初の手ごたえは、マジで根掛かりか何かで海藻を引っかけ、それを千切ったかのようなものであった。
しかしその後、横に走り始めたのだ。慌てて竿を立て、ファイト開始!なんだなんだと思っていると、水面で何かが煌めいた。
「おぉ、カマスだ!!!」
フラッシュジギングにガブリといっている。時合は来た!
その後も足元でアタリが連続し、写真には残していないが更に2匹追加できた!!
・・・ところで。
底層を攻めすぎて、ジグをロスト
/(^o^)\
激萎えしたのもあり、仕掛けは復旧せず、そのまま納竿とした。
本当に一瞬の時合だったナァ。。。
時に9:45頃。Mさんはその後も別の場所に行くと言っていたなぁ。僕は帰宅後、仮眠をとって、仕事してました。ビバ社畜。ぴえん。
納竿後のお楽しみ。
ってことで調理ですねん。氷でキンキンに冷やした海水で締めていたので、鮮度は良さげである。
5匹全部食うのはちょっとアホだと思ったので、一番大きいカマスと、大きい方のシロギスは明日に取っといて、他のを塩焼き風で頂くことにした。(CookPad参照)
まず胃の内容物を調べたのだが、1匹だけ地アミらしきエビの目が少し入っており、他の個体は空っぽだった。捕食が始まった、まさにそのタイミングだったのかも。
つまりベイトは不明なのだが、イワシの子どもか、ボラの子ども、あるいはアジじゃねーかなとは思う。
さて。フライパンで焦げ目をつけたら、酒で蒸し焼きにする。これで完成。楽すぎウォウウォウ。
※「まだこの酒あったん?」と思った方は、生粋の【俺のぬし釣りファン】でございます。本当にありがとうございます。→解答
はい。実食。
・・・。
ホロホロで超柔らかい身に、シロギス以上かもしれない淡白さ!食ったことないけど脳内に【京料理】という言葉が浮かぶくらい、何にでも合う味わい!!
これはいいねぇ🍶明日のカマスの鮮度次第では、なめろうにしてやろうかしら?ただ多分、刺身で食わない方が美味しそうだ。(どうしてもそうしたいなら、炙るといいかも)
中関の自然に合掌し、感謝しながら完食。本当にご馳走様でございました。
今回の考察。
さて。ハマチがヒットしたのも含めて、時合らしき時間帯をグラフに打ってみた。
―不思議と朝マズメではヒットせず、日が昇って、引き潮になり始めたタイミングで突然、という感じだ。
これは考察なのだが、日が昇らないと、フラッシュジギングがキラキラしないため、アピールが弱いせいでは?と思う。
そのため、ある程度明るくなるまでは、例えばバイブレーション系のルアーなどでアピールした方が、時合の到来をもう少し早められるかもしれない。
尚、アタリはいずれも中層くらいで、フォール中に出ている。(意識してないけど、ほぼフリーフォールだったんじゃないかなー、と。)
また、いつの間にか中関の堤防をのぼるハシゴが一つ消えていたため、今日釣りをした場所に行くには、無理やりよじ登るか、思い切り迂回するかしかない。
体力と筋力と相談の上、ルートを決定してほしい。
―一応情報として、今回中関でも出たってこと、そして中関マリーナでも出ているってことは、改めて書いておこうと思う。
ちなみにアカカマスを期待したが、ウロコが超取れやすいことや、身が水っぽいことから、どうやらヤマトカマスという種類らしいと発覚。まぁ、美味に変わりないけど。
さて。今回は謎フグBとヤマトカマスの追加で、残り魚種は27種類となった。ここ最近は立て続けに数が減って、嬉しい。
ぼちぼち船に乗りたいナァ。船からのタチウオとか最高だし、その他外道とされる魚でも僕にとっては超嬉しい。
何なら海上釣り堀でシマアジに挑むってのもアリだな。それか企画としては、宮島に泊りがけで行って、アイナメを狙うとかもやってみたい。
夢は膨らむ。でも休みが反比例する。このワークライフバランス、落としどころが難しい。
でもま、楽しいから、いっか!!!
では今日はこの辺で。
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