俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

釣魚調査レポートNo.19 防府のカレイがマジで釣れなくなっているという噂を聞いたので、色んなデータを集めて検証したよ!!

うまいこと仕事の割り振りができないと、ゲームがクリアできなかった子どものようにイライラする自分がいます。中元です。

 

―最近、インスタでもブログのコメントでも、カレイの釣果について、気になる話が入ってくる。

 

「「「「どこでもカレイはマジでダメっすねー」」」」

 

というものだ。マジで?

 

もとより僕も、狙ってカレイを釣ったことはさほど多くなく、結構偶然釣れて、ラッキーだぜという印象を確かにもっていた。例えば以下のサイズなんかがそうだ。

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しかし、異口同音に「釣れないっす」と言われれば、結構気になって仕方ない話ではないか。だってこれから、こいつを追いかけて冬の海に通おうとしてんだから。

 

ということでその実際はどうなのか、色んなデータを基に分析して、考えてみようと思う。暇な人だけお付き合いくださいまし。

 

 

まず、カレイは減っているのか?

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まず一番に考えられるのは、カレイの生息数そのものが減っていることである。それを調べるところから始めてみよう。

 

最新のデータが3年前のものだったのだが、おおよその傾向がわかるそれは発見できた。ひらめ・かれい類の水揚げ量の推移だ。

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ひらめ・かれい類(都道府県データランキング)

 

ーこれだけ見ると、全体的な傾向として、ひらめ・かれい類の漁獲量は、1970年代から減り続けているというのがわかる。

 

だから防府のカレイは、数が減っているとみて間違いないのだ!!!

 

・・・・・・・・・なんて安直な結論には、どうしても至らないんですなぁ。なぜか?だって、漁獲量が減るのには、他にも要因がありますから

 

例えば、そもそも獲る人が減ったとか、あるいは規制が強化されて制限されたとか、そういうのも考えられるだろう。

 

その方向で考えると、ビンゴ。実はそもそも、漁業従事者の数も、山口県は全国平均以上の速度で減り続けているのだ。

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2018年漁業センサス調査結果概要(速報)について|山口県

 

漁獲量が少ないのは、単に獲る人が減ったから。そう結論付けても、今回の場合はなんら問題がないわけで。

 

・・・確かこういう外部要因の影響を除去する計算式みたいなのもあるんだけど、勉強不足のため閃かない。

 

まぁとりあえず、釣り人に回ってこなくなるほどカレイの数が減っている説は、結構ダウトというのがわかったから、それで良しとしよう。

 

・・・そうはいっても、漁獲量がそこまで減ってなかろうが、何かしらの原因で【釣果】は減ってるんじゃないか?

 

だからアナログに、1つずつ調べてみた。

anglers.jp

 

雑な統計だが、なんと2020年はカレイの釣果情報が8件アップされているのに、今年は現時点で既に18件くらいアップされていた。

 

そう、釣果情報の方は、むしろ増えているのだ。不思議である。

 

・・・つまりこれらのことを考えると、カレイが釣れなくなっているというのは気のせいというのが言えてしまいそうである。なるぺそ。

 

ただし、釣果がしょっぱいという話を聞くのもまた事実。だから改めて、その原因を思いつくまま調べてみることにした。

 

そしてわかったことは、超しょうもなかった。今度はそのまとめを書いていく。

 

カレイの釣果情報が上がらない、身も蓋も無い考察。

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僕のホームグラウンドは山口県防府・秋穂なので、そこに絞って釣果情報をまたアナログに集めてみようとした。

 

・・・すると、「やはり」ということがわかったに過ぎなかった。

 

そんなもの、ほとんどアップされていないのだ!!(なんと「カレイ 防府 釣果」で検索すると、僕のブログ記事が2番目に来る)

 

失礼なことを承知で言うが、例えば防府でカレイ釣りのメッカとされるのは、向島とか秋穂とか、あと噂によればどっかの石切り場?とか、らしい。

 

そんなところに行って、ガチでカレイを狙う人に、果たして律儀にSNSへ上げたり、釣具屋へ持ち込んだりして、情報を上げる人はどれくらいいるのだろうか?

 

ただの偏見だが、そこに20代~30代前半のSNSネイティブ層はほぼいないのではなかろうか。そう考えても、情報としてやはり上がってき辛いのは宿命なのかもしれない。

 

釣れているかもしれないし、釣れていないかもしれない。自分の直感を信じて、いそうな場所へ通うのが、確実なのかもしれんっすねぇ・・。

 

おまけ:カレイは待ちの釣り。そう、思った以上に、待ちの釣りやで。

 

あ、そうそう。このデータ集めの中で、たまたまカレイの捕食シーンの動画をいくつか観たのだが、その一つが衝撃的であった。

www.youtube.com

 

動画の途中でカレイが登場するのだが、しれっと【(着底)20分後】というテロップが出てくる。めっちゃ、待たすじゃん!!!

 

カレイは待ちの釣りというけれど、待っている間は例えばコーヒーを沸かしてみるなど別の楽しみを用意して、超気長に腰を据えるのがいいってことなんだろうなぁ。

 

終わりに。:ではカレイを釣る確率を上げるために、僕にできることはなんだ?

 

まぁつまり、防府からカレイが消えたのではなく、単に報告を上げる人がいないということなんだと結論付けてよさそうだ。安心したが、力も抜けた。

 

ただ、となればこちらの経験値やGoogleマップでの見た目などでスポットを探すしかなく、その上で確率を上げる手を打つにはどうすれば良いかを考えたい。

 

すると、カレイの摂餌周期(どれくらいの時間を空けて、いつ捕食するか)が書かれた古い論文が見つかった。*1それを読み解くと、新しい作戦が見えてくる。

 

秋季は正午前後~日没前の捕食が活発になる

 

・・釣り人の常識は、実際に観察されたという太鼓判が押されている。カレイは視覚捕食者なので、夜はまず捕食しないとも書かれていた。あ~あ・・。

 

まぁド早朝はただただ寒いし、暗くて危ない。昼過ぎまでゆっくり寝て、夕マズメまでのんびり竿を置いて、なんかしながら待てばいいってことだと思いますぜ。

 

ということで、何かの学びになっていれば嬉しい。今日はこの辺で。

 

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