全力で遊べたとき、内側に湧き上がるのは疲労ではなく充足感なんですよね。20年以上前、夕方5時ごろに抱いていた感情、久しぶり。おジャ魔女世代の中元です。
はい。「さよなら俗世」をテーマ(?)に、こないだ数か月ぶりのソロキャンプを楽しみ抜いてきた。前編は以下の記事に書き殴っている。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
何かしらの経験値は毎度毎度得られているようで、回数を重ねるたびに、より快適に過ごせて、そしてよりやりたいことが、その通りに現出できている。つまり楽しい。
だからこそ、前編だけで僕のやったことの全てが収まるわけがない。きっちり数か月分のネタを蓄積してきたんだ。まだまだ終わらないぜ。
ということで僕はまだまだ垢を落とす。文字通り8歳だったあの頃みたいに、無垢に還る。そんな感じで以下、イッテラッシャイ!
第四章・ぼくがかんがえたさいこうのあさごはん
目が覚めると、テント内に朝日が燦燦と差し込んでいることに気がついた。不思議と、ぱっちりと瞼が開いたのをまだ覚えている。
にしても、早朝にしては明るい。寝過ごしたか?そう思って時計を見ると、まだ朝の6時であった。視力がバグるほどの感性。
ただ身体はやや重たかったため、少しテント内でスマホゲームをいじったり、日課の洋書を読んだりして整えてから、テントの外へ這い出てみた。
澄み渡る空。爽やかな外気。なるほど、昔からずっと言われてきた「空気が美味しい」という表現は、言い得て妙な形容だと思う。
・・だがそれでもやっぱり、寒いもんは寒い!🥶だから慌てて着火し、暖を取る。
相変わらず着火剤はないのだが、その辺の小枝と段ボールを駆使し、今度は数分でボウボウと燃え滾らせることに成功した。
ーさぁ、やりたかったこと第二部だ。「ぼくがかんがえたさいこうのあさごはん」をつくるんだ!
思うに、そんな朝ごはんには、コーヒーが欠かせない。だからわざわざ、豆で買ったのだ。ろくすっぽ習っていない使い方を、見様見真似でなんとかする。
・・・・おぉ、なんか、それっぽい☕。
ー実は↑の画像は2回目で、1回目はアメリカンが過ぎる薄さの何かができたため、やり直した次第である。
バカみたいに豆を入れたつもりだったが、それでぎりぎり、「コーヒーっぽい味がする!!」と思えたので、豆から作る際の適切な量には少しクセがありそうである。
だが、自然の中で、自分が挽いた豆で淹れたコーヒーは格別だ。立ち上る湯気すらうまいと思えてしまう。そんなぐらいに。
しかし、これだけが朝ごはんとか、減量末期のビルダーである。だからもう一品あるんですな。何を作るのかネタバレが酷いが、材料はこちらである。
肉が見えねぇ
まずは総額4000円弱のスパイスを取り出して。
ちょっと強すぎるくらいの火で、ユニ鉄を加熱する。(時々油が燃えました。危)
その間に、下準備をさっさと済ませよう。パンの上に、安くて量も手頃という理由で買ったカットレタスを適量並べておき、加熱が済んだら肉を焼く!!!
そしてこんな風にサンドして、食う。
嗚呼・・・。
暴力的にうまい・・・。
なお個人的には、マヨネーズ+ほりにしプレミアムが、この肉の場合最高に合ったと思いやした。最高だぁ!!
ーってことで朝もキャッキャと満喫した後は、のんびりと撤収を開始。テントにびっしりついた夜露が乾くのを待って、ここを出たのは大体9:40であった。
大学の頃、ここに縁がある部活に属していた恩恵で、100回以上平気で来ている台上なのだが・・・。泊まってみると、新たな魅力を見つけられた実感がある。
また来よう。どのキャンプサイトもそう思うのだが、ここも同様に、同じことを考えるのであった。
第五章・台上の魅力に浸かる
そういえば秋吉台家族旅行村は、受付の際に伝えておくと、各種施設の割引券がもらえる。もともと温泉に行きたかったので、於福温泉の割引券を選んでおいた。
ただ、平日は開店が1時間遅れるようで、それを知らずに待ちぼうけ🥺
その1時間は、社内に戻って前編を書くことで有意義に消化。無事に素晴らしい湯に浸かり、垢もきれいさっぱり取り除き、帰路につくのでありました♨
最終章兼考察・今回の旅で得たこと。次回の旅に生かしたいこと。
ってことで今回も、キャンプそのものの検証というか、今後に生かせそうなあれやこれやをまとめておこうと思う。
気付き①:着火剤は偉大。
まずはやはり、着火剤は偉大であるということだ。忘れたことに気付いた際はなんとかなると思ったが、意外となんとかならなかった。
今後忘れなければいいだけの話なのだが、ダメ元で試したその辺の小枝や落ち葉は、結構燃えたので代用ができそうである。
また以前下蒲刈島で焚火をした際は、松ぼっくりが大活躍したものだ。こういった、現地で十分手に入る着火剤に代わる存在を、いくつ知っておくかは大切だ。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
このくらいの経験値なり知恵なりは、しっかりと事前に稼いでおきたいところである。
ーあともう一つその真価を感じたのは、ターボ系のライターだ。3年以上前、まだ喫煙者だった頃に買ったやつがたまたま出てきて事なきを得た側面も、実はある。
少しだけ値は張るが、安心感はお値段以上間違いない。今度モンベルに行ったときは、おしゃれなヤツを探してみることにしよう。
気付き②:木の下にテントを張るのは避けた方が無難。
今回は草原地帯を避ける形で、何となく木の下に位置する場所にテントを張った。
だが翌朝起きてびっくり。少なくとも5~6匹のクモと、緑色の芋虫が側面に張り付いていたためだ!(何を隠そう、僕はクモが大嫌いなのである)
芝生を傷つけないことももちろん大事だが、虫が降ってくるリスクを考えていなかった。知らなかったとはいえ、二度と御免である。
今後は木の下は避ける。かつ、テントに虫よけスプレーを振りまいておこう。特に気温が高くなるこっから先のシーズンはなおさらだ!そう誓った。
次回の旅のプラン①:目標を見据えた設定で行う。
去年軽はずみに設定したのだが、僕は今年、【野島・宮島・巌流島・江田島】でキャンプをしようともくろんでいる。
巌流島は結局OKなのかまだ調べてないが、要するに島をある程度制覇したいということだ。だがそのためには、色々とネックになる点が多い。
まず、島という立地上、車ごといけないところがある。例えば野島や巌流島がそうだ。そうなった場合、今の装備だと、デカすぎて運びきれない。
だからごついショルダーバッグか、ザックが必要になるし、一人用の焚き火台(ウッドストーブってのかな?)も揃える必要が出てくるだろう。
そう考えると、次回のキャンプは、こういった目標を見据えて、狙って経験値を稼ぎに行くようなプランを作りたいと思う。
例えば、グリルを持参せずにキャンプするとか。食材の調達法も、調味料だけ持ってって、メインは現地で買うとか、一回経験してあれこれと考察したいところである。
目指すはこれらの島で、釣りをしてからのキャンプだ。その肴が、釣りあげた獲物とかなら、もう言うことなく最高ではないか。
だがそのためには、まだまだ僕には足りない経験値が多すぎる。これだからソロキャンプは止められない。今度はどこに行こうかな。
次回の旅のプラン②:星空をじっくり見る。
そういえば一つ、今読んでいる洋書の影響で、やってみたいことが増えた。それは天体観測だ。
安い望遠鏡でもいいから、芝生にごろんと横になり、宇宙の星々をただ見ていたい。山奥でキャンプすれば、それも不可能ではないだろう。
だが何を隠そう、僕は理科が今や大の苦手だ。高校入試をまじめに解いたら、こないだ50点中19点しかなくて引いた。
だから事前に復習し直さないと、ただきらきらひかるなにかを見て終わりになってしまう。何の意味も発見も得られない時間。悪くはないが、面白みに欠ける。
下手すれば一番準備に時間がかかるかもしれないが、やってみたい度合いではかなり上位だ。もう少し検討します。
終わりに。
ということでやぁっぱり楽しかったソロキャンプ。毎度毎度、ネタの全てをぶち込むせいか、今この時点で次回のネタを全く閃かなくて困っている。
だが、そうやって一度アイデアを出し尽くした後には、不思議と新しいアイデアが湧いてくるとはよく言われた話である。そのときをぢっと待つことにしよう。
―ネタが無いのはキャンプに限った話であり、釣りについては色々と溜め込んでいるネタがある。しかし、マネタイズの手段を構築せねば、じり貧になって破産する。
例えば今やりたいこと全てを無計画に実行すれば、15万円くらい平気で吹っ飛ぶだろう。慎重な設計はマジで大切なのである。
アウトドア系のことを生業にしている人は、マネタイズの問題をどうやってクリアしているのだろう。しばらくはその勉強だな。
ってことでこれ以上は愚痴になりそうなので、この辺に留めておく。
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