長い時間寝ることができて、朝の目覚めはスッキリでしたが、睡眠スコアがそうでもなくて不思議な中元です。
―先に謎の言い訳をば。元々この記事は、【ボウズのがれをひたすらに遠投しまくった!!】的なしょうもない企画で書くつもりであった。
しかし実際に釣行へ繰り出してみれば、そんなアイデアなど吹き飛ぶほど、個人的には事件というか、予想外の出来事が連発した。
ただ事前に、ボウズのがれを称える部分も含め、そこそこ書いた状態だった。この部分を消すのも、なんか勿体ない。
ということで、釣行前に書いといたボウズのがれ賞賛部分も、そのまま残しておく。ちょっと前後でちぐはぐ気味な内容になるが、ご了承くだちい。
てことで、以下本編である。
はい。今日は久しぶりのオフにして、多分こっから15日くらいの連勤術が見えている、なかなかに貴重極まりない1日である。
そんな時に何をしようかなと思ったものだが、今はただ、全力で仕掛けをただただ投げたいという意欲しかない。
グッバイストレス。自分の憂いを釣り具に乗せて、中関の海に叩き込むのだ。海神が本当にいるのなら、助走をつけて僕のことをぶん殴ってきそうな所業である。
―となれば、あとは何を全力でぶち込むかということしかない。すると、パッと閃いた。僕が信頼してやまないあの釣り具・・・
ボウズのがれをフルキャストしてみよう!!!!!!
今日はそんな、偏差値が低すぎる記事でございます。
ボウズのがれってなに?
ボウズのがれとは、釣具屋に行けば絶対にどれかは並んでいる、株式会社ささめ針のブランドを持つ釣り具の1つ。
特徴は、フグでさえも対象魚扱いにして、中層~底層(ものによっては表層~中層)を根こそぎ3本針で狙うというパワフルなコンセプトである。
僕はこのある種脳筋的発想が大好きで、常に1~2つはストックしているくらいの信奉者であり、時に自作することさえあるほどだ。
そんなボウズのがれだが、基本的な使い方は「足元~チョイ投げ」である。フルキャスト推奨の物は、見たところパッとは見つからない。
だから思う。
んじゃ、フルキャストしたらどうなるかな????
・・せっかくイイ感じの投げ竿もあるしな。そう思ったのが今回の釣行である。
てことで買ってきた。
今回はこれに、アオイソメと砂虫をつけてぶん投げようと思う。(保険として、ルアーロッドで小魚を狙う仕掛けも投下する)
秋穂の方はセイゴの回遊が好調だって聞くしな。そういうのも釣れないかな。淡い期待を込めて、いざ実釣、である。
海神「お前に”ぱるぷんて”唱えておいたわ^^」
てことで足を運んだのは、僕が神スポットと認定しているココ。今日もまた、それが個人的には不思議なのだが、釣り人は僕一人であった。
タイドグラフに目を通すと、正午が満潮で、そこから引き始めるという具合であった。ならば、潮が動いているときだけ攻めればよかろう。
てことで、13:20頃到着、そこから16:00くらいまで粘るコースで行くことに決めた。17:00を過ぎるとこの辺りはとても渋滞するので、それまでに帰りたいからだ。
さて。画像では伝わらないが、風はそこそこ吹いている。(旗がちょっと翻る程度)
しかしこの程度、何の問題もない。早速仕掛けを投下し、誘いを掛けて、放置。そしてもう一回誘いを入れると、なんともう、ルアーロッドの方に反応アリ!
ま~た一見で断定し辛いフグである。クサフグに特有の大きい斑点も無いし、ショウサイフグかな?でもヒガンフグっぽい黄色の線も入ってるネェ。
ま、いっか。ちなみに直後、フグは3匹くらい釣れている。こいつが釣れるってことは、活性が無くもない、ということだろう。それは一つ安心できる。
―にしても、秋晴れの中関は本当にのどかだ。時の流れを忘れてしまう。空気も透き通り、一人しかいないという状況も相まって、気分はどんどん晴れていく。
・・・・・。
↑の道具の1つと、今日でお別れになることを、このときの僕はまだ知らない。
―さて。着いてから1~2時間は、フグが散発的に混ざる程度。餌が丸ごと残ってくることもあり、ボウズのがれの方も不発が続いた。
そんなとき、ボウズのがれをフルキャストしていた投げ竿を巻いているとき、不自然な重みを感じた。ゴミか、それとも何かしらの魚か。
答えは、どちらでもなかった。
🤮
なんだろう。細い管をでかい管が丸呑みしている光景。食欲の一切を奪われたかのように、何も口にしたくなくなってしまった。
ちなみに、刺さるとかぶれるというこの毛は、結構な剛毛。タオルくらい平気で貫通するという。プライヤーを駆使して慎重に外したら、海へバイバイしてやりましょう。
はい。この海毛虫様と戯れていた辺り(15:00くらい)から、全体的な活性が高まり始めた。例えばボウズのがれの方は、餌が全て奪われるようになってきた。
―しかし、肝心のヒットが無い。全く無い。気付けば日も傾き始めた。今日はしょっぱい釣果で終わるのか・・?そんなことを思っていると・・・。
事件が起きた。
16:00に近付いてくるころから、時折突風が混ざるようになった。帽子をかぶっていたら一撃で吹き飛ばされるのは間違いないほど、瞬間的に強い風が身体に当たる。
「うぇー、ごみとか飛ばされないよう気を付けないとな・・」
と思いつつ、餌の盗られた仕掛けに餌を装着していると、突然、「ガリ、ガリガリ」という、金属がコンクリートを引っ搔くような音が聞こえた。
何が起きたのか悟った刹那、時の流れが急激に遅くなった。
10年近く使った三脚が、その体を海に傾けて、そして静かに僕の視界から消えていくのが見えたからだ。
咄嗟に、右膝に擦過傷を追いながら跪き、右手を限界まで伸ばしたが、助けることは能わなかった―。
僕は中関の海に、三脚を献上することになってしまったのであった。(その狙いが無かったとはいえ、投棄っちゃ投棄。本当にごめんなさい)
遥か彼方でアジングか何かをしている釣り人が、こっちを見ている気がした。恥ずかしい。だが、その恥ずかしさを打ち消すのは、これまた意外なものであった。
ルアーロッドの方にアタリが出たのだ。しかも、フグのそれとは明らかに違う。三脚のことは速攻忘れ、急ぎ回収する僕。
おぉ、マダイじゃないか!!(人はこれをチャリコと呼ぶ)
こんなサイズを持って帰ったら漁業組合に怒られる。だから針を外して速攻リリース。すると、次の投下でもまた、アタリが出た!
普段なら持って帰るであろう良型のネズミゴチ!!
三脚を落とした瞬間から、何かしらの時合が始まったということか!!
しかし口惜しいことに、この時点で残りの餌は地ケビ4匹/(^o^)\
ペース配分、ミスったぜ!!
しかし気を取り直して、再度投入!そして出るアタリ!今度は一体何なのだ!!
この時期なら逆に難しいピンギスであった!!もちろんリリース!!!
―という風にはしゃいだところで、餌が切れたため納竿とした。時刻はざっくり16:00。ネタとしては満腹だったが、色々起き過ぎて、いつもの数倍疲れてしまった。
ちゃんちゃん。
一応今回の検証。
↑もう見られない三脚の雄姿
はい。今回得られたデータなり知見なりを書いておく。まず、ボウズのがれのサイズを間違えた!あの投げ竿には軽すぎて、底をマジで取れなかった。
今度はオモリだけ15号にするとか、そういう工夫が要るなと思った。というか最初から気付けという話なのだが・・・。
続いて、最後の時合について。実はいずれも、この辺↓で出たものである。
あまり船の近くにぶち込むと迷惑だが、潮の流れが違うのか、はたまたちょうどいい障害物でもあるのか、ここに投下したらアタリがぼこぼこと出たくらいだ。
だだっ広い方にぶん投げてアタリを待つのもロマンだが、釣果をシビアに追うならば、最初はここを探ってみるのがいいかもしれない。
で、最後。引き潮を狙う釣りの経験値が無かったのもあるが、釣り場入りの時間はもう1時間半遅くても問題なかった。
つまり、干潮2時間半前~干潮潮止まりまでで、おそらくチャンスを求めるには十分だということ。無駄な待機時間が長かったという印象がある。
場所取りが熾烈な場所であればもう少し早く入った方がいいが、今回みたいに広いだけじゃなく人もそんないない場所であれば、もう少し絞ってもいいだろう。
次回は短時間でスポッと釣れるかどうか、検証してみようかな。
―ということで、本当にこってり豚骨な事件が連発した1日。いやぁ、鱈腹だ。せっかくだから、今度はもうちっとグレードの高い三脚を買うとしようかな・・・。
ってことで今日はこの辺で。
↑よ~く見たら砂嵐が起きている
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