前回のあらすじ
前回の記事読んでm(_ _)m
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
気が付けば僕は、ステイシーST-Ⅱの中で熟睡していた。時計を見ると時刻はまだAM2:00とかであり、外からは宿泊客のイビキ以外の一切が聞こえてこない。
再び目を閉じて、また眠りに落ちようとする。遊び疲れていたのか、それとも酔いのせいか、二度寝するのも一瞬であった。
そして、AM5:00。僕の携帯のアラームが鳴った。
それを止めると、テント内に仕舞っていた釣り竿を手に取り、ファスナーを空けてテントから飛び出した。
そう、朝マズメにもう1回釣りをするためだ。3日で4回の釣行とか、少し頭がおかしくて我ながら愛しい決断である。
起床から10分も経たずして、僕はまた波止に立っていた。まだ朝日すら昇っていないほどのド早朝。ぶっちゃけ軽い二日酔いで、吐き気🤢がするが、関係ない!
のんびらんどうましまの滞在二日目、僕のチルアウトはまだまだ続くのである!
第六章 馬島の夜明けぜよ!!
起床後10分で釣り場にいるという自分史上最速の釣行に加え、実は前日のソフトルアーをそのまま装着していたため、到着して1分後にはもう投入していた。
見た感じ、潮は前日より満ちており、活性を考えればなんか釣れて然るべき、超好条件である。そしてそれはその通りであり・・・・・・・・・・・
はい、また一括で紹介しないとキリが無いくらい釣れました✨
特にタケノコメバルの活性が凄くて、5m程離れた巣穴から飛び出してきてソフトルアーを襲撃するほど、食いが良かった。こんな経験は初めてであり、素直に興奮する。
そうやって何匹も釣っては逃がし、釣っては逃がしを繰り返すと、ふと頭上に眩しいものが燦燦と輝くのに気が付いた。
「・・・夜明けを見るなんて、いつ以来だろう🌞」
なんと爽快な朝日なんだ!そして食いは全く止まらず、メバル・カサゴ・タケノコメバルがバコバコヒットするという入れ食いは続いた!
・・・・が、日が昇ってくると、フで始まってグで終わる二文字の名前の魚もどんどん目覚めてきて・・・
なんと、多分全部で30本くらいあったソフトルアー全てを食い千切られて終了/(^o^)\
今の僕の手持ちはスッカラカンだ。今度釣りに行くときは、3000円くらい使って、また色々と揃えないとイカンなぁと、そんな状態になっている。
第七章 究極の「のんびり」とは、一瞬で終わる至福の一時。
メバルについて、1匹だけフッキングがマズったか何かで、口が完全に千切れてしまった。逃がしてもそのまま果てるだけだろう。そう思い、謝りながら締めた。
キャンプ場に帰還してみると、同行者も目覚めていて、焚火を満喫していた。薪を全て燃やし尽くすことで、僕らのチルアウトは完成するのだ、と🔥
そこからしばらくは、朝日の下で焚火を眺めつつ、完全にボーっとしていた。時計を見る度に時間が30分ずつくらいのペースで進み、あっという間に太陽も頭上に来た。
流石にそろそろ行動しないとな。そう思って、釣ったメバルをオピネルのナイフでぎこちなく捌く。焼いたり炒めたりしたら洗い物が増えるので、刺身で食うことにした。
ウマいのはウマいと思ったが、産地直送過ぎて、旨味より生臭さが強めの印象だった・・。やはり寝かせるか、味をつけて煮込むかしないと、なんか惜しいということか。
はい。その後は夜露が乾くまで暇つぶしということで、キャンプ場側の砂浜を歩いてみたり。
謎の美味しそうなジュースを買ってちびちび飲んだり。最高に無駄で贅沢な、いわゆるエクストラな一時を骨の髄まで満喫するのであった。
そして気づけば11:20。帰りの船が12:15に出港だったので、あまりチンタラし続けたら置いてかれてしまう。
最後だけ急ぎ目に撤収作業を行い、管理棟のスタッフさんに自然とお礼を述べた僕らは、再びキャリーカート?を引っ張りながら、馬島の玄関たる港へ向かうのであった。
最終章 さらば馬島。初めてだけど、最後じゃない。
港に着いてみると、行きと違って帰りの客数はまばらだった。船もまだ来ていなかったので、ド干潮の防波堤を散策する。
瀬戸内海の島。素朴でどこか懐かしい、僕の原体験の景観を持つ防波堤。もしここに蝉時雨が降り注いでいたら、なんでか知らないが泣いていたんじゃないだろうか。
階段を下りて、防波堤をのぞき込む。すると、チヌが2匹、仲良く貝を噛み砕き、お食事中であった。見える魚は釣れない。さすがに竿は出さなかった。
他にもグレとスズメダイの群れがすいすいと泳ぎ回っているなど、生体反応はとても豊かであった。シュノーケリングしても楽しそうだなと思う。
余談だが、この前の日に散歩していた爺ちゃん曰く、この波止でアオリイカが釣れるそうだ。墨跡自体は見当たらなかったが、狙ってみる価値はあるのではなかろうか。
そして12:15。帰りの船が遠方からやってきて、湾内に入り、乗り場に横付けした。あーあ、帰る時間なのか。本当に一瞬だったねぇ。
本当に楽しい時間ほど、あっという間に過ぎてしまうのか。でもそれが、心の底から楽しいってことだよね。そう思えば、名残惜しさより、ワクワク感の方が勝る。
船に乗り込み、力いっぱいキャリーカートを引き込み、準備はOK。するとタラップが外され、エンジン音が響くと同時に、船は馬島を離れ、島が小さくなっていく。
さらば馬島。初めてだけど、最後じゃない。そう誓って、僕らは大海原を進むのであった。
まぁ、10分で向こう岸に着くんだけどね。いやぁ、よい休日でございましたわ🍶
休みが明けたらフレッシュな気持ちで、モリモリ頑張れそうでございます✨
おまけ ゆめのあと
てことで最後におまけの部分。写真を撮ってはいたけど、特に使わなかったアレコレを補足説明添えて書いておくだけ、てな具合でござる。
馬島から帰ってすぐに存在に気づいた、防波堤の守り神(?)。ビールが供えられているところが、なんか粋だなと思わされた。
現在ドはまり中の【マッチャンソース】も持参した。焼き肉にかけまくったのは勿論だが、もうタレだけで酒が飲めるんじゃないかと思うほど美味だ!
ちなみに、こちらのクラファンのサイトから購入した。既に3本セットの内2本を消費しきったため、もう3本、近くリピート購入する予定である。
あとは馬島全く関係ないネタを1つ。
うすうす閉店したのかと懸念していたSABAR広島国際通り店だが、どうやら引越しをするそうだ。
この場所から立ち退く時点で少し寂しさを覚えるが、店自体のファンなので、閉店じゃないだけ素直にうれしい。また絶対行くことにしよう。
―ということで、骨の髄からのんびりしたGW。この馬島、機会があればまた行きたいですなぁ。今度は夏か、秋か。そんな未来にまで思いを馳せたくなるトコでした🍶
では今日はこの辺で。
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