俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

春夜の堤防は、自然が生んだ水族館であった・・・。 @防府市西浦・小茅漁港

今日は、そろそろ海の中も春になっただろうと期待して、いつもの防府市・西浦へ行ってみた。(夜釣りが安心してできるの、ここくらいだし) 

 

強いて言えば、狙いはメバルである。ただ本心は、『なんでもいいから釣れてくれ』という感じだった。(持参した餌はアオイソメとサビキ針等)

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さて、そんな雑過ぎる釣行は、一体どうなったのか?実は、個人的に興奮する展開の連続であった。

 

今日はそんな僕のワクワクを、帰ってきてすぐの今、記憶が消えないうちにシェアしておこうと思う。

 

 

静かな夕マズメ。

 

釣り場に着いたのは、満潮2時間前くらい。夕マズメ前後をサクッと狙う作戦であった。

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―しかし、釣り人は結構いるのに、誰も竿をしならせない。僕自身、どこを探ってもアタリが一切出ず、厳しい釣りになるという予感があった。

 

最初の一投で何故かヒトデが出てからは、完全なる沈黙。気温が少し高いのが救いだったが、ぶっちゃけ寒かったらすぐ帰っていたと思う。

 

そして夕マズメが来た。神スポットの角っこを、ボウズのがれで丹念に探る。

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・・・・・が、ここもダメ。面白いほど魚が釣れない。理由は何だろうか?時期的に、まだ早かったのだろうか?

 

―そんなことをグルグルと考えていると、ふと海中にある生物が大量にいるのに気づいた。

 

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アカクラゲだ。しかも、冗談抜きで20匹近く湾内に入っており、サビキ針を何度も触手に引っかけてしまった。(外してたら指を刺される始末。今も少し痛痒い)

 

これが原因だろうか?他にも種類不明だが、タコみたいな造形のクラゲも大量に入っており、こう言っちゃなんだが本当に邪魔であった。

 

・・・うーん、しょっぱいなぁ・・・

 

焦りと飽きから、日没後はヘッドライト片手に僕は付近を探索することに決めた。

 

そしてその探索で、多種多様な海の生物が内湾に浮いているのに気付いた

 

超興奮した僕は、カメラの限界に舌打ちしつつも、それらをできる限り写真や動画に収めようと頑張ってみたのだった!

 

アラサー、海の生き物に興奮する。

 

まず見つけたのは、『ミミイカである。

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うーむ、全くわからない。

 

ってことでご紹介。こんなナリの、超かわいらしいイカである。(小さい号数を選べば、餌木で釣れるという)

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https://pet-dictionary.net/archives/1237

 

この波止では2~3杯発見でき、全部がメダカ網で簡単に掬えそうなところをフラフラしていた。今度は網持ってってキャッチしてみようかな・・・。

 

さて。次に目を引いたのは、『泳ぐイソメ』だ。

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(超分かりにくいけど、真ん中でクネクネしてるやつ。ちなみに周りのシラスみたいなのは、夥しい数のメバルの稚魚である)

 

恐らく『バチ抜け』と呼ばれる産卵期特有の行動だろうが、せいぜい20匹くらいしか見つからなかったので、本当にそうか不明。

 

また、大昔に流行ったスカイフィッシュの如く泳ぐ、別のイソメ(オレンジ色)も数匹いたので、ワームを持ってって遊んでみると、セイゴか何かがヒットする可能性アリ。

 

さてさて。まだまだ生き物との出会いは止まらない。

 

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お次は『ヒラムシ』だ。

 

"へんないきもの"の2作目にも登場するキテレツな生物で、拡大するとこんな具合。↓

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http://www.ows-npo.org/higata-hozen/dbf/profile.cgi?_v=1402241254&tpl=data_photo

 

陸上のそれは見てると胃袋が酸っぱくなるフォルムだが、本当にひらひらと優雅に泳ぐので、泳ぐヒラムシだと観ていて飽きない魅力がある。

 

そして最後は、リアル『人手』サイズのヒトデを釣り上げてフィニッシュである。

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いや~、色んな生き物に出会えてお腹いっぱいだ!今後はメダカ網を持ってきて、釣りの邪魔にならないように採集して観察しようかな。

 

多分この天然のアクアリウム状態は、少なくとも5月くらいまでは続くと思うので、ちょっと早めの自由研究などにこの小茅漁港は超オススメである。

 

皆様も純粋に『いきもの』が好きならば、是非とも足を運んでみてはいかがだろうか。

 

それでは今日はこの辺で。

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・・・・で、今回釣れたの?釣れなかったの?

 

大事なことをボカシていた。実は、何とか1匹だけ魚は釣れた。

 

それは内湾に仕掛けを投下し、確かミミイカを呑気に眺めていた時のこと。

 

ガリガリッ!

 

っという音と共に、放置していた竿が海に引っ張られた。慌ててアワセるも、特に引きは無し。

 

仕方ないのでもっかい放置すると、すぐに再度引き込まれた。

 

アワセても手ごたえは無し。ただ、巻いてみると、何か重い気がする。慎重に寄せてみると・・・。

 

30㎝強のアナゴであった。(携帯のカメラが謎のボイコットを起こしたため、写真は撮ったが何故かデータが無し。そういうワケで、以前釣ったアナゴでお茶濁し)

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しかし、アタリは後にも先にもコレだけであった。このアナゴはリリースしたので、持ち帰れる釣果は無し。

 

そもそもここは、あまり夜釣り向きではないのかもしれない。振り返れば、釣果に恵まれたのはほぼ全て朝~昼の釣行だと気付いた。

 

夜型の仕事なのでしんどいが、次回はちゃんと早起きして、朝マズメを狙うように頑張ろうっと。

 

―それでは今度こそ、今日はこの辺で。

 

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