前回のあらすじ(ChatGPTいわく)
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
先週、佐波川河口でサヨリの群れを目撃した筆者は、今回サヨリを狙い再び訪れる。しかし水量が少なく、サヨリの姿はなくフグばかりが釣れる。
そこで小茅漁港に移動し、エギングでイカを狙うも反応は薄い。
サヨリの回遊も見られず、思うような結果が出ない中、筆者は次にシロギスを狙い中関港へ向かう決意を固める。
釣りは計画通りには進まなかったが、まだチャンスは残っており、後編での結果に期待をつなぐ。
頭の中でドラゴンボールの次回予告のBGMが流れてきたが、まぁ書いてある内容に間違いはない。そんな出来事が、前の記事では起こっていたのである。
さて。前半がそんな風にやや残念だった手前、後半はちょっとは様になる出来事は起きてくれたのだろうか。その答えは、以下記します。
まぁ、タイトルでネタバレをされているのに変わりはないのだけれども。ではいこう。
中関の海神「今日の儂の機嫌は悪いぞい」

中関に着くと、先客としておじいさんが一人いた。その邪魔にならないよう十分な距離を取って釣り座を確保し、シロギスを狙って投げ竿を振るう。
開始して10分もするとまた別の釣り客が現れた。彼らはてきぱきと支度を済ませると、空を切り裂く投げ竿の音がすぐに聞こえるようになった。
知人同士の集まりらしく、朗らかに会話をしながら、釣りを楽しんでいた。そしてすぐに、立て続けにシロギスやカワハギを釣り上げていたのに驚いた。
僕の方はうんともすんとも言わず、この釣り場に通い始めて以降ワーストともいえる出だしの悪さだった。実際、どちらの竿も一投目では餌すら盗られない有様だったのだ。

しかしその不安な気持ちは、大体20分後に消え去った。仕掛けを巻いているとそこそこ手応えのあるアタリが出たためだ。そして回収すると、これが結構嬉しい魚だった。
期待していたシロギスでこそなかったものの、大きなネズミゴチだった。完全に納得したが、この場所のネズミゴチはアベレージサイズがかなり大きい。

しかし不思議と食指がそそられないというか、ネズミゴチだけ持って帰って揚げるのも気が乗らなかったので、コイツは口掛かりしていたのもあり、さっさとリリース。
その後はちょっとした時合に入ったのか、アタリは割と連続した。思い切り竿がしなるダイナミックなアタリが出たので興奮したが、つまりチャリコだった。

フグとは違い、引きが強くて面白いが、つまりは餌盗りだ。しかもサイズが小さいものは漁業権的に面倒なため、持ち帰ることもできず。
アタリの強さは一級品だが、それ以上でもそれ以下でもないのがチャリコだ。ちなみにこの後またすぐにもう1匹出たが、写真も撮らずにリリースしている。
その後、足元を探っていると、シロギスともネズミゴチとも、なんならチャリコともまた違うアタリが一閃走った。こういうときはいつだってテンションが上がる。
回収してみると、やはりどうしても食うには小さいカワハギだった。あと10㎝も大きければ余裕で煮物にでもしたのだが、まぁ防波堤ではこれが限界だろう。

これも小さかったので逃がした。結局今日の中関での釣果は、ネズミゴチとカワハギ、チャリコが2匹。つまり4匹釣れただけで、シロギスは僕には全く釣れなかった。
―こうして本命不在の釣りが終わった・・・というには、あまりにも釣果がしょっぱすぎる。諦めるにはまだ、早すぎるのではないか?時刻はこのとき18:00。
餌を見ると、地ケビが10匹ほど残っていた。そして同時に、あることに気が付いた。プライヤーを小茅に忘れてきていたのだ。
これがそこそこ性能が良くて気に入っていたし、値段も1000円弱と「捨てていいか」と思うには安い代物ではなかったのだ。やはり回収に行く必要があるだろう・・。
さて、大義名分は立った。最後のあがき、本日二度目の小茅漁港を目指し、僕は車を驀進させるのであった。
小茅の海神「お前何回くんの?」

小茅に戻ってみて驚いた。日中とは比べ物にならない車と釣り人の数。ほぼ全員がエギングをしており、竿が風を切る音と、リールが鳴る音がそこかしこで聞こえてくる。
他人から聞いた釣り場の雰囲気、或いは釣り番組で見るような景観そのものが目の前で繰り広げられていて、妙に感動したものだった。
そこは女性の釣り人もいて、彼女はひと際大きな「なんかきたー!」という歓声を上げていた。見れば、透明で扁平な何かがくっついたエギが、ゆらゆらと宙を舞っている。
そんな光景を見せつけられた僕であったが、この日はアオリイカに対する興味も意欲も完全に失っていたため、彼らに混ざることなく、足元にボウズのがれを沈めた。
一番下に付いたオモリで、何度も岩を叩いていると、ぶるぶるというアタリが一発。このタイミングだと、カサゴが遊んでくれるだけでも、とても嬉しいものだ✨

もちろんリリースしたが、その後もしつこく岩を叩いていると、先ほどとは違う引き込むようなアタリがあった。
回収してみると、何フグかよくわからないフグ。しかもいつの間にか針が1つ無くなっていて、しかもこのフグに齧られたハリスはズタズタであった。

つまり、このフグをもって、自動的に釣り終了。フグに始まりフグに終わるという意味では、1日の釣りの〆としては、意外と収まりが良かったかもしれない。
ちなみにプライヤーは、海に沈んだ石段の上で見つかったため、片足を海に突っ込んで気合で回収した。

放置すれば錆びるのは確実なので、丸ごと水洗いした後にクレ556を吹きかけて、今は日陰で乾かしているところである。多分、大丈夫だろう。
総括。―あと他力本願のお願い?

今回の釣行を通じて、一番胸の内に湧き上がったもの。それは、10月のどこかで阿多田島に行き、サヨリを釣りたいという気持ちだ。
実は中学1年か2年の時に、その阿多田島で30cm超えのサヨリを釣った経験があり、その記憶が今回の不調な釣果をきっかけとして、突如蘇ったのだ。
現実的に行けるかどうか、スケジュールは色々と曖昧なため何とも言えないのだが、もし遠征できないにしても、近場でサヨリを釣るまで通おうと考えている。
例えば向島運動公園前の海でも鉛筆のようなサヨリを見かけたことがあるし、時期を間違えなければ中関にも回遊があるはずだ。この日は単に潮回りが悪かっただけだろう。
実際、関係があるのかはわからないが、この日はどこもかしこも、海が凄く濁っていた。最近天気が悪かったわけでもないのに、不思議な話だ。
青物狙いはカオス理論のような要素がバチっとハマるという運の部分も多分に絡むので、正直できる反省さえ行ったら、「こんな日もあるよね」と納得するしかない。
本命は釣れなかったものの、最初から最後までイベントやハプニングが盛りだくさんで、休日としては十分楽しめた。
僕はその事実一つで十分満足なのである。では今日はこの辺で。
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