魚の身をフライパンでソテーにする。一番簡単に思える調理法だが、僕はあまりこれが好きではない。
身の水分が飛び過ぎて、どうにもパサパサし、かつ硬くなって、美味しさが激減しているとしか思えないからだ。
―とはいえ、僕の家にグリルもないし、他にどうしたものかという悩みはあった。刺身や煮物は、どうにも毎回作るにはめんどくさい。
だが最近は、自分なりに解決策を発見できている。楽なのに、上手く魚を食べる方法。それは、ある。
その方法とは、作業を済ませれば10分程度放置するだけなのに、その美味さは絶品!という素敵すぎるものだ。
しかもその作業にかかる時間は2~3分。やらない手は無い。では早速紹介していこう。
必要物品。
コチラ。アルミホイルとフライパン。以上。
本当に以上なので、さっそく調理法をご紹介。
調理法。
僕が参考にしたのは、COOKPADをサーフィンしていて見つけたこのレシピ。
これももちろん手軽なのだが、アルミホイルの消費量が半端なかったので、どうにかならないかなと少しだけ変えてみた。
まず、魚の切り身が入るよう、アルミホイルを箱型に整えよう。この際、好みの油をしいておくこと。(ごま油かバターがオススメ)
味付けは塩コショウを軽くパッパと。手間を惜しまないなら、塩こうじがガチで美味しいのでオススメだ。
で、フライパンには、ざっくり深さが2~3㎝くらいになるまで水を入れておく。そして過熱を開始。
湯気が出始め、小さい気泡がぷくぷくと浮かぶようになったら、先ほどの箱型アルミホイルをそれに浮かべよう。
(今回は魚が隠れるレベルにキノコとニンニクを入れてみた。)
で最後に、それらの上からもう1枚アルミホイルを被せる。
そして、タイマーで10分~15分計り、放置すれば完成だ!―この間僕は漫画を読んだり、トレーニングをしたり、とにかくほったらかしている。
それでもできるのだ。料理の上手い下手は関係ないと思われる。尚、火の通りが不完全なら、5分ずつ時間を足していこう。
完成品。
さて。無事火が通ると、こんな風にふっくらと仕上がる。(15分程度かかった)
やり方はかなりズボラだが、楽すぎる調理法に対し、仕上がりは無茶苦茶良い。
お好みで、ここに入れたの以外にも、例えば根菜やもやしなんかを入れても、確実に美味いと思う。あぁ、やってみたくなったなぁ。
とはいえ、1点だけ強く伝えておきたい注意事項がある。それは、必ず『フライパンに入れた水が蒸発しきらないようにすること』だ。
僕は一度放置しすぎて、いわばアルミホイルを高温で空焚き状態にしてしまったことがある。
すると、アルミホイルがフライパンにくっつくわ、中の魚はほんのり焦げるわ、後の処理が無茶苦茶大変だったのだ。
どれくらい水を入れればよいかはフライパンの規格によってまちまちなので、一概に言い切るのは難しい。上記の2~3㎝というのはあくまで目安だ。
放置しても良いのだが、最初は5分経過したくらいで様子を見た方が良いかも。蒸気が噴き出すので、やけどには注意してほしい。
一応、自分が今まで作ってきたなんちゃって塩焼きの目安をまとめておく。参考にしていただければありがたし。
サーモンの切り身(2~3切れ) 8分程度
アジ1匹 10分程度
ブリのカマ 15分程度
アユ2匹 15分程度
コチの切り身↓ 20分程度
終わりに。
尚、レシピ紹介で載せていた写真の魚は、カジキマグロである。ちゃっかり、このシリーズでは初登場の魚。
味は、ホイルで蒸した分、ふっくらと仕上がり、マグロやカジキ特有のパサパサ感はさほど感じられず。
さっぱりとした白身に薄い塩味が丁度良く、130円で買ったとは思えないほど高級感のある味わいがした。
つまり、実に美味であった。この調理法、特に独身男性に普及すればいいのにな。
さて。これで残りは69品目となった。こちらも放置にならないように気をつけねばな。
ここに書いたことが、皆様の食卓を彩る一助になれば嬉しい。それでは今日はこの辺で。