僕は5歳くらいの頃、魚図鑑に心を奪われた。何度も何度も読んで、遂には図鑑が破れてしまった。
その甲斐あってか分からないが、僕は未だに魚の名前を当てるのが得意である。
水族館なんかでは、勝手に名前当てゲームとかをして、同行者を辟易させることもしばしば。
名前が分からなくても最悪、何科の魚なのかというのはほぼ確実に分かるので、幼少期に何かにハマった経験は強いなぁと感ずる今日この頃である。
・・・っていうことを書くためにPCを開いたのではない。
そんな僕だが、このブログにもチョコチョコ載せているように、全く見当がつかない魚もかなり多いのだ。
特に熱帯魚とか、本州に居ない魚は完全に守備範囲外であり、パッと見ではお手上げだ。
そこで色々なツールを使って、力技で種類を同定するようにしている。
ということで今日はその方法を3つ、簡単にご紹介。
その1 釣魚図鑑
「釣り」で釣れる魚に的を絞った図鑑が、釣魚図鑑である。
例えばクロダイやアジは確実に載っているが、シーラカンスとかウバザメとかリュウグウノツカイなんかは載っていないという訳だ。
だからこそ、この図鑑をめくるだけで、種類が特定できることもしばしば。というか、大抵決まる。
これについては、本屋だけでなく釣具屋でも手に入るので、気に入ったものを手に取っていただければ良いと感じる。
しかし、無論、これでは熱帯魚なんかをカバーできない。そこで、次の物も大切となる。
その2 魚図鑑
色々種類があるが、僕は幼少期に出会ったそれがいつまでも最高なので、推薦が難しい。(探してみたが、とっくに絶版であった)
しかし、画像が豊富で、ありとあらゆる種類が載っているという点では、図鑑は魚種特定の手段において最強に近い。
外国の魚までカバーしてしまうと、多分辞書並のページ数になってしまうので、そこは手薄だが致し方ない。
正直、この2つを持っていれば99%くらいは何とかなるのではなかろうか。
その3 Web魚図鑑
「この魚は多分○○科!」「○○の仲間!」というのが瞬時に分かるレベルの人にオススメなのがこちらのサイト。
アテをつけて検索できる分、しらみつぶしに図鑑をめくるより早く正体が分かる優れものだ。
また、色んなユーザーが写真を挙げているため、例えば幼魚と成魚で見た目が全然違う魚の比較までできてしまう。すばらしい。
しかし、予備知識がないと、使い方がやや難しいと感じてしまうだろうな、とも思う。
なお、僕が一番使うのはこのWEB魚図鑑であり、釣魚図鑑なんかは最近、暇つぶしに眺める程度にしか読んでいなかったりする。
おわりに。
結局、先日のタナゴ?の正体が分からない。
やはり外来種か、外来種との交雑といったところだろうか。気が晴れないので、11月に水槽を作り、飼ってやるつもりである。
魚の種類は文字通り桁外れであり、全部覚えることなど不可能だ。だからこそ、いざという時に「探し方」を知っておくのもとても大切。
なんか普遍的なテーマに着地したけれど、たまにはいいだろう。
ということで終わりとする。