GWに実家に帰ったとき、小さい頃に読み倒した魚図鑑を発掘した。
大人になった今でも、それを読むと心が躍る。気づけば30分、図鑑に載っている魚を眺めるのに没頭していたくらいだ。
それくらいの魚LOVERな僕であるが、パッと見だと即座の判別が厳しい魚たちがちらほらいる。
だから、他の人から送られてくる釣果写真を見ると、モヤモヤしてしまうことも多い。
例えば、アイナメが釣れたという写真が来たが、写っているのはクジメ、とか。
ということで今日は、久しぶりにして貴重な休みが雨で潰れたので、トリビア的な記事。
似ている魚の判別方法を、身近なそれに絞って、述べていく。
アイナメとクジメ
かつてこの記事で論じたこともあるが、再掲する。
まず一番分かりやすい要素。それは尾びれだ。
実際に並べてみると分かりやすい。
左がクジメ。
右がアイナメ。
見ての通り、クジメの尾びれはアーチを描き、アイナメのそれは真っすぐ揃う。
何なら、体色も違う。(※上がクジメ、下がアイナメ。)
クジメは赤茶や黒っぽい色に、一方アイナメは明るい色になる・・という傾向がある。
―なるだけ詳細にポイントを書いてはみたが、釣りあげてすぐにここまで冷静に考えるのは難しいかもしれない。
ということで、
クジメは(尾が)丸くて色黒い!
アイナメ(尾が)まっすぐ色薄い!
みたいな無理やり語呂合わせで、頭に入れとくのが良いのではなかろうか。
ブリとヒラマサ
https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/148/Thumb630/buri0.jpg
https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/142/Thumb630/hiramasa.jpg
よくよく見るとそっくりさんが過ぎるこの2種類。釣法も同じなので、増してややこしい。
まず見た目の違いなのだが、ハッキリと分かるのは口の端だ。
ヒラマサは少し丸っぽく、
http://sendaiseabassnet.da-te.jp/c7359.html
ブリは少し角っぽい。まずはここに違いがあるというが・・。
https://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/fish-buri_large.html
めちゃ分かりにくい。だから、胸鰭の位置で判断する方が正確だ。
身体の横に出る黄色いラインにそれが乗るのがヒラマサで、
乗らないのがブリである。
他にもチラホラ判別方法があるのだが、ちょっとアバウトなので割愛しておく。(ヒラマサのが黄色が濃い!等)
ということで判別方法はざっくり、
ブリは口角(くちかく)、ヒレが乗らん!
ヒラマサ口丸(くちまる)、ヒレが乗る!
的な具合。
あ、そうそう。食味なら、完全に別種とわかるくらい違う。
ブリは『ブリを喰ってる』と分かる特有の味があり、逆にヒラマサはクセが全くと言っていいほど無い、上質な白身が特徴だ。
尚、ヒラマサの方が値段がかなり上なので、おいそれと日々の食卓に取り入れるのは難しい。
ブリ大根ならぬ、ヒラマサ大根とかちょっとやってみたいが・・・・。
掛かるコストを考えるとしり込みしてしまうなぁ。
コイとフナ
https://www.honda.co.jp/fishing/picture-book/funa/
『いやこれは分かるだろお前』と言われそうだが、厳密な違いを述べよと言われたら難しいのではなかろうか。
これは僕が『へー』と思ったので紹介するだけだが・・・。
口元にひげがあるのがコイで、無いのがフナだ。
うーん、まさにトリビア。この程度の『へぇ』、僕はかなり好きなのだが、皆様いかがだろう。
終わりに。
『おいおいたった3種かよ』と思われたかもしれない。正直、そこは自覚している。
本当はこの後にカサゴとかソイとかのロックフィッシュの話を続けるつもりだった。
だがそうすると、ものすごい文字数になる気配がしたので、今日はこの辺にする。
(尚、ロックフィッシュ判別の話は、今度別の記事を使ってまとめようと考えている。)
さてさて。
明日はもし夜に晴れれば、アナゴを狙いに、ちょいと様子を探りに行く予定である。
GW以降書けていなかった実釣モノを書ければいいなと、そんなことを想いながら、今日はここまでとする。