仕事の調子がいいため、釣りに行く頻度をどう維持するかがカギ。正確には、記事のネタをどう効率よく仕込むかが要。そんなことを考えて悦に入る中元です。
はい。ちょっと前になってしまったが、記事のネタをアンケートで募集したことがある。その際、次のまとめ記事は何についてがいいかが、結構興味深かったのだ。
で。同率1位が2種類いたので迷ったが、今回の記事は、僕自身が釣りたいと強く感じているヒラマサにしてみようと思う。
とはいえ、例えばどのジグが良いといった釣り人目線の情報は、とてもニッチで非常にディープなそれが飽和しているので、あまり触れないことにする。
というか僕はそこまで、ヒラマサ狙いのジギングには詳しくないし。トップがどうこう言われても、ワケワカメなのである。
なので、この記事に「どこで釣れる!」「なにをしたら釣れる!」なんてのは求めない方がいいかも。
という但し書きを添えといて、いざ本題へ参りませう。
ヒラマサってどんな魚なんだい?
https://hachimenroppi.com/detail/56633/
まずはヒラマサ(漢字で書くとまんま【平政】)の、生物的なプロフィールからまとめていこう。
分類だが、スズキ目アジ科ブリ属であり、カンパチやブリとは同じ仲間に当たるのだという。(まぁ確かに、見た目も生息域も大体似ている)
生息地は日本周辺だが、どちらかと言えば暖流・南側のエリアなど、温かいところを好んで回遊しているそうだ。尚、群れの規模は単独~小数という具合。
釣りのシーズンは春から夏にかけてが盛期とされていたが、それ以外のシーズンでもバコバコと釣果情報を見るので、あくまでも一般論なんだと思う。
回遊する深さは中~底層であり、特に海底を叩いて数シャクリ程度でヒットしちゃうと、ファイトが長引くので落涙モノである。
そういえば、Wikipediaをみたら、最大個体は250㎝・96.8㎏というのが紹介されていた。しかしどうにも、なかなかに眉唾である。
残念ながらこの根拠となる個体のデータは見つからなかったので、色んな伝説や眉唾ものがくっついて広まった結果、やたらデカくなったんじゃないかな~と感じている。
ちなみに、日本でキャッチされた最大個体クラスのデカさはこんな感じだ。
詳細 - オールタックル - JGFA日本記録(IGFA世界記録) | JGFA NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会 | 谷脇 正一 | ヒラマサ | 49.50kg
ほぼ人間のサイズだが、一体どんなタックルでどんな技を使えば釣れるのか?やはり怪魚クラスになると、もはや好奇心より恐怖が勝ってしまう。
ブリとの違いはなに?
そういえば、特にそっくりさんと言われるのがブリである。ぱっと見、両者の違いは全然分からない。
一応見分け方は色々と存在するのだが、細かいのを全部覚えるのではなく、確実なのを1個覚えておけばそれで事足りると思うので、1つだけ紹介しよう。
それは口角の形だ。ブリはやや角張ってて、ヒラマサは気持ち丸まっている。(以下の画像とサイトの説明がわかりやすかった)
ヒラマサとブリの違い : 魚屋のたわごと、ざれごと、ひとりごと
あとは一見して、ヒラマサの方が黄色いラインが濃いよね、という感想を抱きやすいのもある。味は結構違うので、食ったらすぐにわかるんすけどねぇ。
水産資源としてのヒラマサ。
ヒラマサ釣りは超ワイルド!生態を理解してルアー釣りを楽しもう!
とりあえず生態の基本情報を書いたところで、今度は統計データから、ヒラマサのことをまとめてみよう。
例えばスーパーに行くと結構ヒラマサの切り身などを見ることがあるが、天然も養殖も並んでおり、産地も割とばらばらである。
その辺を整理しながら見ていこう。
一番漁獲量が多いのは?
まず、ヒラマサの漁獲量と養殖による生産量を調べてみた。しかし、天然ヒラマサは【ぶり類】として括られるため、単独での漁獲量が出てこないっぽい。
だからひとまず、【養殖ヒラマサ】について調べることにした。すると、全国各地で何が養殖されているかがまとまった画像を発見。
どうやらメインの産地は大分らしい。そして確かに、【大分産】と書いてあるラベルはよく見たなぁと、おぼろげながら印象がある。
ちなみに、以下の3つの場所が、養殖による生産量の上位3つだという。
(養殖)ヒラマサ等の産地|全国、都道府県別生産量の推移・比較/グラフ/地図/一覧表|統計データ・ランキング|家勉キッズ
ジギングの釣果情報を見ていても納得だが、やはりヒラマサは九州がメッカと考えて良さそうという印象である。
ヒラマサに挑んで、温泉に泊まって帰る。あぁ、やってみてぇぜ。
ヒラマサの親戚さんを並べてみた。
ファイル:Yellowtail amberjack.jpg - Wikipedia
さて。実はスズキ目アジ科ブリ属の魚は、なにもカンパチ・ブリ・ヒラマサの3種類だけではない。
日本への生息があるヤツも含め、同族はちょこちょこといるのだ。例えば、ヒレナガカンパチは、単にヒレが長いカンパチのことではなく、別種だ。
―他にも、和名が付いていないヤツはちらほらといる。せっかくなので、軽くまとめて紹介してみよう。
海外のヒラマサはどんな感じ?
Species Card of Guinean Amberjack | (Seriola Carpenteri) | FishFriender
ヒレナガカンパチに似ているだけじゃなく、生息地までモロ被りであり、新種としての登録はかなり遅れた魚種だという。
続いて、【レッサー・アンバージャック】。こちらも、上記2種と生息域がモロ被りで、色々と分類だのなんだのに難儀する結果になったという。(登録は最速)
で、次。【サムソン・フィッシュ】である。今までのヤツで一番、顔つきがコイに似ていると思う。また、釣りサイトがめちゃヒットするので、人気なのだろうなぁ。
https://ilovefishing.com.au/2015/11/05/samson-fish/
あと少し。【フォーチュン・ジャック】という運がよくなりそうな名前のヤツ。ちなみに一番小型で、かつ生息域が狭いのだという。海のぬし釣りのキアマダイを思い出す。
Galleries – Tropicfins Adventures
じゃ、最後。【バンデッド・ラダーフィッシュ】と読むのだろうか?一番情報量が少なく、色々と謎な魚だった。この写真も、本当にそうなのか少し怪しい。
・・・ということで、海外のヤツもざざっとまとめてみた。こう見比べると、むしろブリやヒラマサのフォルムの方が特徴的ということなんですねぇ。
海外のヤツ、ろくすっぽ勉強してなかったら、全部カンパチかヒレナガカンパチに見えてくるし・・。
熱帯で釣りをする機会があれば、出会えるやもしれんですなぁ。
絶滅種にヒラマサの先祖はいるのか?
・・・続いて気になったのは、ヒラマサの先祖だ。もとい、ブリやアジ科の先祖といってもいい。
しかし、調べても調べても、個人的に腑に落ちる情報は得られなかった。
というのも、スズキ目は現生魚類で一番多様に繁栄している種といっても過言ではないため、先祖は何という問いを立てることが、そもそも非常に難しいのが原因だ。
一応色んな化石は出てきたけど、全然ヒラマサっぽくすらなかったので、今回はびゃっと省略いたす。
終わりに。:つまり釣りてぇぞヒラマサ!!
https://funq.jp/salt-world/article/616121/
ってことで調べれば調べるほど、釣りたいという気持ちは膨らんだが、一体何から始めればいいのかがわからなくなり、途方に暮れる感じもある。
志望校を決めたはいいけれど、受験勉強の「じ」どころか「j」の音すら理解できていない状況にそっくりである。ほんま、何からはじめまひょ。
わかる人についてっておんぶにだっこってのもいいんだけど、せっかくなら自分のタックルで獲りたいしなぁ。竿は自信あるけど、リールは少し怖い。。。
ま、いいや、次の盛期はこれからっていうし、またじっくり調べておけばいいって話。練習が必要なら、波止からシーバスをルアーで釣る修行でもすることにしよう。
ってことで、実は今までで一番書くのがサクサクいったまとめ記事、今日はこの辺で。
おまけ:載せなかったけど実は参考にしたサイト・資料一覧
ヒラマサの特徴 | 釣魚図鑑(特徴・仕掛け・さばき方) | Honda釣り倶楽部 | Honda
定置網から漁師に習う!青物の回遊コースと習性 | ヒラマサとアオリイカを求めて
ヒラマサ釣りは超ワイルド!生態を理解してルアー釣りを楽しもう!
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