俺のぬし釣り

102種類の魚を釣る。そして新たな自然の素晴らしさに出会えることを夢見て。

僕はあらゆる水産物を賞味したい。~干物の可能性を探る~

先日、あるモノを頂いた。

 

 

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これだ。

デビラカレイの干物である。

 

今でこそ酒量を減らしているが、僕は大酒のみの部類に入る。

干物の美味さは身に染みて感じる。

 

しかし、今回はさすがに手をこまねいている。

何故か?

 

その量だ。13匹も入っている。

この干物を食い続ければ、僕の顎は砕けるのではと思う。

 

しかも賞味期限は意外と短く、26日がデッドラインなのだ。

いやはや。

 

そこで今日は、美味しいけれど、意外ともてあます。

そんな干物の新たな可能性を考えてみる。

 

 

  

とりあえず調べてみる。

 

 

まず、デビラカレイとは何なのか

そんな名前のカレイ、図鑑にいなかったぞ。

ということで調べてみた。

 

正式名称がそもそも、『デビラカレイ』なのだとか。

瀬戸内海では結構メジャーな干物らしい。

瀬戸内海に面している県の生まれだが、知らなんだ。

 

その他雑多なことは、

以下のサイトに詳しかった。

ameblo.jp

 

なのでここでは割愛する。

 

鉄板の調理法は、トンカチで叩いてから焼くというものらしい。

背中に切れ込みを入れておくと、なおさらGOODなのだとか。

 

そういう前情報はとりあえず置いといて、

まず僕は、いわゆる自然の味というヤツから賞味することにした。

 

そのままかじってみる。

 

 

まずは焼きも叩きも切りもせず、噛り付いてみた。

バリバリと気持ちのいい音が立つ。

頭の部分は、普通にそのまま噛み砕けた。

 

しかし、身はそうもいかない!

揚げているわけじゃなく、干しているだけなのだ。

骨の硬さは健在だった。

 

ひたすら噛み続けること数分。

顎の猛烈な疲労と引き換えに、僕はとりあえず、

一匹は完食できた。

 

誤解を招きそうなので早めに言っておくと、

味は折り紙付きの美味さであった。

日本酒が恋しくなる。そんな風味である。

 

さて、工夫ゼロだと、僕の顎は早々に砕けそうだ。

自然のままの味はわかった。

では、続いて定番の食べ方に挑戦してみようではないか。

 

定番の食べ方を試してみる。

 

 

ということでまずは叩いてみよう!

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木槌が無かったので、テント設営用のそれで代用。

 

あとは背中に切れ込みを入れて、焼くだけだ。

しかし、そのまま焼いても面白くない。

叩く理由は何だ?そのまま焼いたらどうなんだ?

 

そう思った僕は、比較用に3匹を、

違う条件にて調理することにした。

 

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上は、叩いて、切れ込みを入れる。

真ん中は、切れ込みを入れるだけ。

下は、叩くけど切れ込みを入れない。

 

さて、軽い作業を終えたので、早速焼いてみよう。

 

 

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洗面所を上手く使えば、室内で炙りも作れるのだ!

 

完成。

 

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見た目は、結構食欲をそそる。

ますます日本酒が恋しい。

 

では、感想をば。

叩いてから切れ込みを入れたそれを食べたとき、

そういう工程を経る理由が良く分かった。

 

まず、身が柔らかい。そして、骨から身が簡単に剥がれる。

切れ込みがあるおかげで、意外と硬い皮を取るのも簡単だ。

 

ぺリぺリと剥いでしまえば、チーズ鱈に似た雰囲気の、

そういうおつまみへと早変わりであった。

 

しかし、皮に切れ込みを入れなかったものや、

叩かなかったものは、何かと食べるのに難儀した。

 

叩くという作業をしなければ、結局身が硬い。

皮に切れ込みをいれなければ、結局硬い皮を食うことになる。

 

定番の方法とは、一番合理的な食べ方。

色々と身に染みて分かった。

 

・・もう一つ身に染みて分かったことがある。

僕の顎は、このままだと決して長くないということ

 

干したものを食い続けるのには限界がある!

何か別の食べ方を考えねば、1週間くらい豆腐とかしか食えなくなりそうだ。

 

そこで考えた。5分くらい考えた。

そして閃いた。

『そうだ、ダシ、取ってみよう』と。

 

ダシを取ってみる。

 

 

自己流でダシを取っても良かったのだが、流石に乱暴だ。

そこで、軽く事前調査をしてみた。

 

①水に30分程度浸す。

②後、5分茹でる。

 

というのがベースらしい。

まぁ正直、どのサイトも管理者の我流の色が濃かった。

大差ないのか、それとも確立された方法が無いのか。

 

とりあえず、そこまで考えるとめんどくさいので、

さっさと始めることとした。

 

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結構ある。

この状態で30分放置した。

 

そこからは、5分程度茹でてみた。

その間にシャワーを浴びていたので、

茹でているときの写真は無い。

 

ということでこれが完成品だ。

 

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クセがスゴいダシが取れた。

 

寄ってみるとこんな具合。

 

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ちなみに、香りは完全にカレイの煮物。

味もまた、近いものがある。

 

一応ダシにしたカレイの身を食べてみた。

味は全てダシに出てしまったようだが、

ほんのりとカレイの味がした。悪くない。

 

というわけで、無事にダシを取れた!

しかし、取るだけで終わるのは意味がわからない。

だから、ダシを使う料理を2品作ってみた。

 

これだ。

 

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味噌汁(笑)と、だし巻き卵(笑)である。

(笑)が付いている意味は、単純に常識内のそれぞれの姿とかけ離れているためだ。

 

まずは、だし巻き卵(笑)から実食。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん。

 

これは。

 

店で出てきても頼むくらいの美味さだ。

見た目はカスだが、味は相当のものだ。

カレイの旨味が、ここに凝縮されている。

 

カツオブシとも、アゴダシとも違う。

また別の、海産物のダシ。

これは、正直アリですな!

 

次。味噌汁(笑)。

 

味噌を入れすぎたものの、カレイの旨味は負けていない。

ニボシ、コンブのどちらにも飽きたとき、カレイというダシの選択肢は本当にアリだ。

 

また新たな干物の魅力を発見できた。

胃袋も知的好奇心も満たされた。面白い発見であった。

合掌。ご馳走さまでした。

 

 

・・ここまで書いたら、ハッピーエンド感があるのだが。

実際は、まだ500mlくらいのダシが残ってしまっている。

 

今日それを消費するのは、ものすごくシンドイ。

だから冷凍庫で凍らせることにした。

 

後日、カレイダシでカレーか何かを作ろうかな。

ダジャレとしてはゴミのレベルだが、ネタとしては悪くない気がする。

 

総評。

 

 

今後、僕は以下の2点をベースに、干物を賞味しようと思う。

 

①定番の食べ方を調べて実践。

②ダシを取る。

 

若者離れがものすごく進んでいるものの一つに、干物や乾物は確実に入っている気がする。

 

手間がかかるのは事実だ。

だが、美味しいのもまた事実。

 

この記事が、僭越ながら、干物を食べてみようかなという意識の一助となればうれしい。

 

これで残りは98品目。

稼げるうちに稼いでおきたい。

 

そう思う。

 

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