昨日、投げ釣りに繰り出してきた。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
すると―完全に予想外、とてつもなく良い釣果を獲れた!・・というのが前回のお話。
後は納竿後のお楽しみ。中関の自然と命に感謝し、骨の髄まで味わう時間を満喫する。
―ここでふと閃いた。せっかく素晴らしい釣果なのだ。
おぼろげにやってみたかったけど、ずぅっと流していた夢。それを今日、叶えてみようではないか。
以下、その内容のレポートである。
僕が叶えたかった夢とは?
なんてことはない。
『釣った魚で寿司を握る』
というものだ。刺身まではしょっちゅう作るのだが、そこからさらに発展させた調理となると、面倒くささが勝ってしまう。
だが、こないだ寿司づくりに挑んだのもあり、心理的な抵抗はかなり和らいでいた。だから、ついにやってみた!
調理中の写真は完全に忘れていた(余裕が無かった)が、とりあえず以下の基準で魚を刺身にした。
①シロギスは半身ずつをシャリに乗せる。
②カレイはキッチリ、エンガワまで取る。
後は冷蔵庫でラップをせず冷やして水分を飛ばし、以下のやり方を参考にシャリを作成してから乗せるだけ。
ってことでまず、シロギスの握り!
合計6貫できた。大きさによって見た目の印象が変わるが、半身ずつとかよく考えたら贅沢である。
寿司屋では稀にしか見ない。まぁ確かに、1匹捌いて2切れとか、手間がかかり過ぎるもんな。
そして、カレイの握りも作成!
腹身の感じとか、完全にヒラメっぽい。これは美味いに違いない!
―しかし、寿司だけだとどうにも勿体ないという感覚が、ここに来て湧いてきた。まだ可食部はあるためだ。
ということでもう1品、今回は作ることにした。
骨の髄まで味わい尽くせ!
それは『骨せんべい』である。シロギスもカレイもまあまあ上手におろせたため、綺麗に骨だけが残っている状態だったのだ。
それを捨てるのはなんとも勿体ない話。ということで、以下の記事を参考に、超久しぶりに揚げ物を作ることに決めた。
これを読んで『へぇ~』っと思ったコツは、以下の2点。
①頭は割っておき、火が通りやすいようにする。
②完全にパリパリにするには、中火で10分以上揚げる。
である。頭までバリバリいきたかったので、ここは忠実に守ることに決めた。
―で、結果出来上がったのがコチラである。
居酒屋で出てきたらリピートするレベル。見た目の完成度は結構高い!
後はせっかくなので、コンビニでお酒を買ってきて、余っていたキャベツと缶詰でサラダを作り、食卓に並べてみた。
何と贅沢な時間だろう・・・・・・。心の底から充実感が湧き上がってくる。
では、以下味わってみての感想である。
食レポ。
シロギスの握りから。こちらは、店でもし見かけたら、是非とも頼んでみてほしいレベルに美味しい。
もともとクセのない白身なので、高級感のあるお味であった。(実はわさびを買い忘れていたのが今更悔やまれる)
そして、カレイの握り。こちらはハッキリと、高級魚だ。ヒラメほどシャキシャキしてはいないが、味はそっくり。そんな感じ。
エンガワもびっくりするほど美味く、これは手間暇かけて5枚おろしに挑むだけの価値はあると感じる。
そして、骨せんべい。シロギスのそれをまず食べて、すぐ思った。
『あぁ、日本酒飲みてぇ。』
味。食感。香ばしさ。すべてが酒飲みには最高のツマミの要素を満たしている。
カレイの骨せんべいも、もちろん絶品だ!どうしても頭蓋骨と腹びれ付近をかみ砕けなかったが、他は全て完食できた。
―そして、中関の自然と魚たちに感謝しつつ、合掌をもって晩酌を終えた。贅沢で満足な、最高の時間であった。
終わりに。
納竿後、魚を持ち帰る派の人は、やはりどうしてもそのメニューが固定されてくるケはないだろうか。
シロギスは刺身、アジは刺身、というか刺身か揚げ物で良くね?みたいな。
そこに少しの手間暇をかけるだけで、後の時間は大きく変わる。マンネリズムを嫌うなら、ぜひ一度試してみてほしい。
それでは今日はこの辺で。