最後に船に乗ったのはいつかなぁと思いめぐらすと、記事にすらしてない、2年前のイカメタルが最後だった。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
だからこそ日頃から、色んな方の釣行記を読んだり聞いたりするたびに、『あーあ、船乗りてえナア』とそわそわしていたのだが・・・。
つい先日、縁あって船釣りへ繰り出すことができたのだ!
ターゲットは『タイラバ』を使っての『マダイ』。
実は過去に一度釣ったことはあるが、これはメタルジグにたまたまヒットしたものなので、タイラバでは一度もない。
つまりまだまだ、ヘンな言い方だがタイラバ童貞なのだ。だから今日こそ、卒業したいですよ。
そんな滾る思いを胸に日本海へ飛び出すべく、一路萩へと出発するのであった。
出船。
天候はあいにくの雨。ただし、釣りに関係するのは波の荒れ具合とか風なので、あまり参考にはならない。
実際着いてみると、波は非常に穏やかで、問題なく出港できた。
湾内を出てもこんな感じ。雨は降っているが、吹き抜ける風がとてつもなく気持ちいい。
さてさて。船上で携帯を持ってはしゃぐと、絶対に手を滑らせてロストするので、写真は今回少なめである。それを前提に、以下出来事をまとめていこう。
How to タイラバ。
タイラバ用ロッドは持っていなかったため、まさかのジギングセットに装備という超荒業。
タイラバについて軽く説明しても良いのだが、やたらと紙幅を費やしてしまうため、DaiwaのHPのリンクに留めておく。
ということで釣り開始が大体7:30頃だった記憶がある。
嬉しいことに、開始早々アタリが頻発!!
僕以外に!!
良型の根魚がバコバコ上がるのを見るたび、喜びと同時に焦りが生まれる。ひやひやモノである。
―そんな僕にもチャンスが来たのは、場所をチェンジして2~3回目のリトリーブ時。ゴツゴツというアタリが来たのだ。
タイラバは基本、アタリがあってもアワせないのが正解。大抵それは、針ではなくゴムの部分へアタックしているためだ。
だから棒引きを続けた。
―アタリ、消え去る。
・・・ワオ。
―と思っていたら、思い切り竿先を叩かれた。コレは確実にノッたでしょ!
・・ふわっと軽くなる竿先。バレたのだ。
おうふ・・・。
現実逃避に海を眺める。あぁ、平和だぜ。
そして場所チェンジ3回目。果てして今度は・・・。
すると、遂にアタリがハッキリと出た!今度は確実にノッたようで、確かな手ごたえがずっと続く!
そして回収すると・・・・。
37㎝のアオハタであった!(写真は最後にまとめてドン)
いや~、嬉しい!何より、ボウズじゃないことが確定したのが嬉しい!いいサイズじゃねぇか!
―その後も船上は賑やかだった。アコウ、マハタ、アオハタ・・・それらがかわるがわる釣れたのだ。
だが不思議なことに最後までマダイは出ず、根魚パラダイスと形容すべき1日だった。
でも、今更そんなのどうでもいいんだ!釣れたんだ!楽しかったんだ!
なんたって、僕もトータル3匹釣れたもんね!(この中の)
ちなみに、ヒットカラーに極端な傾向はなく、オレンジ・赤・白などにぱらぱらと出た感じであった。
さて、後は納竿後のお楽しみ!いよいよ調理編である。
アオハタ・フルコース
以下、僕の釣果。(カサゴは頂いた)
三分の三でアオハタである。実は食ったことはあるが、そんなことは今更どうでもいい!
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
せっかくなので、作れる限りのレシピを考え、フルコースにしてみることとした。
昼食:アクアパッツァ
実は不思議なことに、釣りから帰って19時間も眠りこけてしまった。正確には、どうにもその時間、ベッドから出られなかったのだ。
なので、帰宅した次の日の昼食という意味なので、ご了承いただきたし。
あの量を夜に一回で食えるわけないので、昼食でも頂こう。メニューはアクアパッツァ。家に調味料はあったので、作るの自体は楽である。
そして完成品。何も考えず赤ワインを入れたら、超毒々しい色になってドン引き。
でもま、本来のアクアパッツァは根魚で作るものらしいので、相性は絶対に吉だと思う。
ほいで、喜び勇みながらパクリ。
はい、美味い!洋風の調理法はとりあえず大正解であった!(見た目はアレだが)
―さて、これはまだ始まりに過ぎない。まだ夕食(&晩酌)というメインが控えているではないか!
ここから、絢爛豪華なフルコースについて書いていく。以下、メニューのご紹介。
アオハタとカサゴのフライ
どうにも貧乏性な一面があり、船で釣った魚は刺身か塩焼きなど、あまりもとの味が消えない調理法ばかり僕はやってきた。
だが今回はせっかく数がいるので、揚げ物でも頂いてみる。
身がずっしりと詰まっており、あげている段階からテンションが上がり、期待が高まる!
アオハタとカサゴの刺身
釣り人の至福、刺身。アオハタの刺身が美味いことは知っていたが、カサゴが未知数である。
ただ頭がデカすぎて歩止まりが悪く、そこまでは取れなかった・・・・。
アオハタ握り
その至福をワンランク高めるのが、『握りずし』ではなかろうか?意外と調理そのものは簡単なので、再現はラクチン。
正直、実食が一番楽しみであった。
あおはた飯
すこしチャレンジ作。『たいめし』という豪華な喰い方があるが、それのアオハタ版だ。味はどうなのだろうか?楽しみである。
尚、素材そのものの味を楽しむため、他の具材は一切なし!
アオハタのアラ煮
文字通り、骨の髄まで頂きつくす。アラもガッツリ煮込み、食えるところを全部食うのだ!
―ってのをテーブルに全部並べてみた。 なんか3000円くらい取られそうな構えだ。
それを順番にもぐもぐもぐもぐと頂く。そして漏れ出るため息。あぁ・・・
何と幸せな時間なのだ・・・・・。調子に乗ってワインを飲み過ぎて二日酔いになったが、まぁいいだろう。
釣って楽しく、食べて満足。萩の自然と人との繋がりに大感謝である。
これで残りは44種。最近、調子がいい。船に乗るための新しい交友関係もできたし、本当に収穫だらけであった。
あー、また船に乗りたいぜ。タイとアコウとヒラメを釣りたいぜ。
では今日はこの辺で。
※音楽が割れていたので、修整しました!