珍しく、たまたま休みが合った友人から釣りに誘われた。
だが残念なことに、潮見表を見ると、潮の満ち引きの程度も、そのタイミングもいまいち。つまり、海はまず面白くない。どうしたものかねー、と。
広島県 広島の潮汐表・潮見表・タイドグラフ・天気|釣り人専用の潮汐表・潮見表&お天気サイト『釣割タイドグラフ』
そこで閃いた。秋も深まってきたし、管理釣り場に行きたいな、と。つまり、トラウトフィッシングである。
提案したら、即(ではねーけど)快諾。そして今回は、いつも行く『たかみや』ではなく、前々から気になっていた別の場所を選んだ。
そしてここ数年ニジマスをルアーで釣っていない恥ずかしさもあったため、この1週間は暇を見つけては勉強にカリカリと勤しんだ。知識だけならパンパンだ。
じゃ、後は試すのみ!!今回はその実践録じゃ!!
ではまず何を勉強する?
まずはとにかくプロの方の見識を蓄えなければ。
ってことで、以下2つの記事を参考に、あらゆるテクニックを知識として頭に叩き込んでいった。
※そのまとめ記事も書きましたぴょん
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
―あとは実際に、作戦が通じるのか試すのみ。友人も僕も、釣れれば万々歳。ってことでサッサと、実釣録に参りましょう。
たのしい道中日記! ~To 帝釈峡~
まずそもそも、帝釈峡ってどこやねん、と。地図を使ってご紹介しよう。
場所は広島県庄原市であり、島根ではなく鳥取に近いエリアに当たる。
そして、今回の目的地である『フィッシングエリア帝釈』は、その中に位置する場所。当然、僕も友人も行ったことは無い。
今回は完全に友人のご厚意に甘え、車を出していただけることになった。僕らの住む場所から計算すると、到着までは大体2時間弱。安全運転最優先。
朝の9:50ごろにのんびり集合してから、車内で簡単に釣り方の授業をしつつ、帝釈峡へ向けて発進(してもらった)!
―まずは釣具屋で必要物資調達だ。ここでは、16000円くらいの竿が6000円で売られているのを発見。もう・・・咄嗟に買っちゃいますよね♡
(Air stick Tremoとは何なのか、調べたけどよくわからない。絶版した型か何かか?)
―あとはSAにちょこちょこ寄って休憩を取りつつ、現地へと向かう。
そしてナビに導かれるまま庄原市に入り、『駐車場』とされる場所へたどり着く。ただ、どこにも『フィッシングエリア』っぽいところが見当たらない。
仕方ないので散策すると・・・。
すぐ裏手にそれはあった。
オシャレなログハウスという印象の建物。中に入ると、垢ぬけた雰囲気のお爺さんが僕らに気付いて出てきてくれた。
受け付けはこっちで行う。尚、料金は『フリータイム:3000円』であり、道具のレンタルは『+1000円』だ。
ルールとして、原則持ち帰りはナシ。キャッチアンドリリースが前提の場所であった。まぁ、そこらへんは問題ないでしょう。
釣り人は一人。時刻は12:30頃。いよいよ、一週間の努力の成果を試す時が始まるのだ!!!!
この一週間で学んだ全て VS ニジマス。
尚、ここの受付のお爺さんは非常に丁寧な人柄で、タックルレンタル時に友人へ密なアドバイスをしてくれた。(実演付き)
そこで『へぇ~』っと思ったのは、
① このエリアはクランクの反応が良い。
② アタリがあってもフッキングしないこと。竿を下に向けるくらいでいい。
という超実践的な助言だ。また、水が流れ込むパイプがある付近の活性が良いことも教えてくれた。お値段以上である。
ということで、釣り座はここに決めた。
―ただし、竿をもって立ち入りできる場所には制限がある。流入口をダイレクトで狙うには、キャストの技術がちょっといる・・・かなぁ、というイメージ。
では、こっからは作戦のご紹介。僕はとにかく教えに忠実に、以下のサイクルを繰り返した!
① 着水後、何カウントで底に着くかを数える。
② 最初はボトムから、次はそこから3カウント早い地点から巻き始める。
③ 表層付近を引いたら、ルアーをチェンジ。
④ ルアーローテのルールは、『派手→地味』か、『大→小』を基本とする。
ワクワク、ドキドキ。仕掛けを準備する僕の後ろで、最初から完成したタックルを持つ友人はひゅっとそれを投下する。
『きた!!』
うそん
―慌てて網を持ってサポートに行くと、良型のニジマスが暴れているではないか!ナニコレ、超早え!!
そしてネットに取り込む。35~40㎝くらいではなかろうか。白いクランクにバックリいっている。
その後クランクを外し、リリース。あまりにも早い展開に驚く僕たち。釣りを開始して、数分の出来事であった。
―これは間違いなく、活性が高い!!
僕は手持ちの中で、一番派手かつ波動(ぶるぶる)がデカい、金のARスピナーにチェンジした。(※ちゃんと事前に、カエシの無いバーブレスフックに変えています)
この読みは奇跡の的中。2投目、着水してから4カウント(中層)で巻き始めると、ゴツンというアタリが出て、そのままファイトが始まった。ノッたぜ!!
慎重に寄せると見える魚体。大体35㎝くらい?良型だ!網が届くまであと数十センチ!!
しかし、ここで痛恨のバラシ!!ニジマスってこれが多いんですよねぇ・・・・。
そのファイトでスレたのか、しばらくあらゆるルアーから反応が消えた。
比較対象が無いが、全体的にサイズ感はこれくらいであり、ルアーが大きいとアタックはあれどフッキングしない・・というのが続いた。辛抱だな。
ってことで今度は思い切って、ルアー(スプーン)を1.5gくらいに軽くした。色は、金とピンクのヤツ。
↑このシリーズです。
―するとこれまた的中!今度は着水ワンカウントの表層でガツンとヒットした!
今度も慎重に岸まで寄せて、よっしゃ、もう網が届く・・・・
ビヨン あっ
―またもバレてしまったー・・・。うわぁ、萎える!!
・・・再びここからは辛抱の釣りとなり、僕と友人はルアーと戦略を変えに変えて挑み続けた。
すると、友人がシジミを釣るという奇跡を達成。しかも3~4個立て続けに。どういうことだ!!!!?????
・・しかし、希望はあった。特定のカラー、特定の層に、確かにアタリは出るのだ。ただし、上手く針掛かりしない。小さいのだろうか?
―その静寂を破ったのは、ARスピナーのこのカラーである。
これを投入し、2カウントで巻く。すると、池の真ん中あたりで3度目のヒット!!
3回のジャンプという激しいファイト。期待と不安と緊張が高まる。
だが今度はしっかりとノッたらしく、そのまま1分くらいの戦いの果て、今度こそ、僕に、5年ぶりのルアーでの釣果が出たのであった!!!
丸々太った良型に、手が震える・・・。ありがとう!僕はそう念じつつ、ルアーを外し、深みへ泳ぎ去る姿を見届けた。
この辺で時刻は15:00過ぎ。お互い満足したのもあり、この辺りで納竿とした。
振り返れば、お互い取り込めたのは1匹ずつだが、ファイトはこれまた2~3回ずつ、アタリだけなら無数という、非常に面白い時間であった。
いい、すごくいい。管理釣り場、面白い。彼もそう思ってくれている。なら、収穫としては上々だな!
お爺さんにお礼と釣果報告を伝えて、僕たちは再び地元に向けて車を走らせるのであった。(友人がね)
まとめとしての考察。 ―おまけの帰り道も添えて―
一応、僕がここで得られた経験を書いておく。
今日のヒットカラーは『グリーン系』に集中しており、途中からはそれにしか出ない程であった。
アタリが出たクランクは完全な緑だったし、ARスピナーもグリーンメタリックだった。唯一の例外は、僕の場合だと序盤に投げた赤金と金のARスピナーのみかなぁ。
尚、シルバー、ブラウン、ヤマメカラーのクランク、3.0gのグリーン×ゴールドのスプーンはもれなくアタリすら出なかった。
で、ヒットレンジについて。
ほとんどどこでも出たのだが、特に多かったのは、着水から2カウント後くらい、つまり中層である。
レンジを間違えると、時間帯によってはマジでアタリが出ないこともあった。そしてそれは、コロコロと変わる。
トラウトフィッシングの難しさと面白さを、リアルに学ぶことができたのは非常に有意義であった。
―ま、これはフィールドごとに変わる要素だと思うので、とにかくレンジとルアーを変えて変えて変えまくる!!ことが大事。
結局ここに落ち着いちゃうんですね。
はい、ってことで、ここからはちょっとしたオマケ。実はここには、かなりクセがすごいカカシ?みたいなバルーンがおりまして。
遠目から見たら、上裸スキンヘッドの変質者なんだよなぁ。鳥以外にも、あらゆるものを追い払っている気がする。風で激しく踊る姿、ちょっとギョッとしたぜ。
―帰り道は、疲れもあり、ご飯をバクバク食いながらのんびりと。SAのご飯とかお土産って、心が躍るんですよね。
実はダイエット中だったので、久しぶりのソフトクリームとラーメン、涙が出そうなくらい美味しかった・・・・。
いやぁ、素敵な一日でした!感動!
告知。~YouTubeチャンネル始めました~
酔った勢いで、今までの全動画を公開しちゃいました。
やってることは基本このブログの動画版ですが、酒を飲みながらダラダラみれるような温度ってのがコンセプトです。
そういうゆるさが好きな方は、是非ともザッピングしてみてくだちいー。