一応こちらの記事の続編ですな。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
料理そのものの写真は既にインスタ投下済みなものの、今回はちゃんとボリュームが出るのか不安を抱えつつ、記事にまとめてみる所存。
ま、僕なりのコツとかその辺をチョチョイと書いておこうとも思うので、なるべく情報量だけはペラペラにならないよう頑張ります。
では、釣り人の至福の時について、まとめていきマッチョ。
釣った魚を食べるタイミングはいつが正解か?
これは人によって違うと思うのだが、やはり『魚は1~2日寝かせた方が美味い論』に僕は賛成する。
とはいえ、釣った魚をそのまんま2日くらい冷蔵庫にぶち込んでおくのは推奨しない。刺身にしたらアニちゃんとかに胃袋を内側から噛まれちゃうからだ。
―今回は面倒すぎてやらなかったが、釣ってから数時間以内に内臓を取り去れば、そのリスクはかなり軽減できる。
アニちゃんたちはもともと内臓に寄生し、魚が死んだことを察知したら筋肉に移動する習性があるためだ。いるうちに捨て去れば無問題という話。
尚、とある漁師さんに聞いた話だが、鱗を取ると身の劣化が始まるため、釣ってすぐに捨てるのは内臓だけにしておきましょう。
それを踏まえて、以下我流の調理風景でござる。
『僕はカサゴを頭から食いたいんだ!!』
今回の調理法は、煮付けと刺身に決めた。
↑まず刺身にするのはこの2匹+α。目が白く濁っているのは、バチクソキンキンに冷えた海水にドブ漬けしていたからである。
あとアジも何故か釣れたので、刺身にする。特にコツもクソも無いけれど、根魚を調理していると驚くほど簡単に包丁の切れ味が落ちるのはストレスフル。
まぁバサルモスを何度も大剣で叩くようなものだからしゃーないか。なので、結構簡単に包丁を砥げるグッズがあれば重宝すると思う。
切れ味が悪くなると、力が入っちゃうんですよねー。で、一回手が滑ると、かなりのパワーが込められた一撃が入るので、かなりざっくりいっちゃうと。
怪我がイヤなら、包丁はよく研いでおくか、良いものを買っておくことをオススメする。僕も冬のボーナスがあれば、1万の価格帯の出刃を買う予定です。
―そんなこんなで苦労しながら、刺身用と煮付け用に調理が完了。大体10匹を終えるのに、30分程度かな?
刺身の方のコツだけど、やはり臭みはなるだけ消しておきたい。ここで言う臭みとは水分なので、それを拭き取るだけでずいぶんマシにはなる。
以前記事にしたみたく塩締めしてもいいんだけど、今回みたいに小ぶりだと、抜けすぎて貧相になるのが難点。
だからキッチンペーパーで表面を拭き取り、その後カットして皿に並べ、ラップをかけずに30分寝かせる。
これだけで結構臭みは取れるので、せめてこの手間くらいはかけてほしい。
醤油は、今ムッチャハマっている『アミューズ醤油』を惜しみなく!刺身を通じて醤油をなめているかのような逆転が起こる、不思議な醤油です。
で、次。煮付け。
僕の夢はカサゴを頭から丸ごと食うことである。あれだけゴツい骨格、全部食えたら痛快だぜ。
だから今回は、圧力鍋で二回加圧するという荒技でチャレンジした。
加圧調理→冷ます→加圧料理→冷ます→終わり
てな感じ。船長にこの計画を伝えると、『木っ端みじんにならんかな?』と心配された。
そしてそれは的中しちゃうんですよね。
はい、名付けてカサゴとメバルの木っ端煮です!!卵がかろうじて形を留めているのが奇跡。
てなわけで時にAM2:00前後(だった気がする)。
時は来た。さ、食いましょう!!
瀬戸三種盛りと木っ端煮でフルコース!!
ということでお待ちかねですぞぉ~っと。今日は1000円くらいするちょっといいワインも用意しました🍷
で、パクリ。うむ、やはりというか、カサゴとメバルの刺身って実は非常に美味なのですよ。
主観的な感想を言えば、メバルの方がややねっとりしていて、カサゴの方がシャキシャキしている感じ。味は両方とも似ており、非常に高級感のある淡白な白身である。
なかなか両方とも調理済みで並んでいることが多いので、刺身というのをまず見ないことから『刺身じゃ食えない』と勘違いされることもあるが、逆だぞ、と。
刺身にしてもちゃんと美味いのだ!!このことは今日強めに言っておきたい。
で、次。木っ端煮をパクリ。
あっ・・・。
無理、頭蓋骨食えへん・・・。
というかサバならいけた背骨も食えへん・・・。
圧力鍋が初めて負けてしまった。木っ端みじんになっている分、ただひたすらに食べにくい!!!!
味は超絶良いだけに超口惜しい!まさに『ぴえん』である。
ま、非常に賑やかで満足度の高い晩餐に変わりは無し!ちゃんと二日酔いになったけど、それはまた、別のお話!!!イブクイック最高です!!
まとめ。
①釣ってすぐに内臓を取れば、理論上アニちゃんのリスクとは無縁!!
③圧力鍋で煮込み倒しても、カサゴの骨は食えない!やるなら唐揚げだな!!
てな感じ。瀬戸内海の恵みに感謝し、合掌。ご馳走様でした。
・・・冷静に考えれば、これは多分2020年の釣り収めである。まだ記事は増やしたいけど、ネタが閃いたらの話ですな。
2021年は、今まで考えたこともないことを目標にして活動しようと考えている。それは、アクセス数だ。
実は今まで、読んでもらえたらそれはもちろん嬉しかったが、その数をシビアに追いかけたことは一度もなかった。
だが、こんな世の中だ。自分がどこまで注目されるか、そろそろガチで試したくなってきた。いざ本業を首になったとき、こちらはセーフティとして機能し得るのか?
2021年は、そういう実利についてそろそろ振ってもいいかなと、そんなことを考えている。ま、どうするか年が明けたらわかりませんけど。
ってことでもしかしたら年内ラストなんで一応言っときます。
良いお年を。