この記事は、こちら↓の続きである。
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自己ベストを多分更新している数釣りを終え、酔い止めによる眠気もあり、コテンと寝落ちした僕。
やはりというか、起きたらすぐ支度しないと仕事に遅刻するレベルに寝坊寸前だったので、調理が後手に回ってしまった!!
しゃーない。アニちゃんが怖いので、ホントは食いたかった刺身はやめときます。
しかし、これだけあるなら、全部塩焼きとか全部煮つけみたいなオバカ調理法は忌避。色んな調理法で味わったろ。
理想は自宅でSABARのままごと。客は僕しかいないが、だからこそ好き勝手できるのですよ!!!
ってことで、今日はサバ(とカサゴとグレとアジ)のフルコースなお話です。
1日目:下手すりゃ山口で一番キッチンが魚臭いお家。
さぁおっぱじめるぜ!まずは極小から中サイズのアジから。極小のは、内臓もゼイゴも取らずに丸揚げが美味しいと言われたので、その通りにする。
―実はそこそこ大きいサイズのも持って帰ってたんですけど、お裾分けの際、率先して持ってかれたため、手元にあんま残んなかったんす。
皆、アジが好きなんですねぇ・・・。僕もそうですけど。
ってことで、そのまま食うのも飽きてたので、以下のレシピを参考にボウルから出してるやつをユッケにしてみた。
それを漬け込んでいる間に、サバの調理をガンガンと。とにかく手返しをよくしなければ、時間がどれだけあっても足りやしない!!
昔魚を調理する仕事に就いていた頃を思い出し、全速力で捌く。三枚おろしとか、してる暇ない!全部大名おろし!!
ということで、あらゆる調理に対応できるよう、以下の2種類に分けつつサバをサバき続けた。(うわ、おもんな)
①頭と尻尾を落としたバージョン
(いわゆるドレス)
②おろし身にしたバージョン
そして②の方を大体4匹分くらい、一口サイズにカットしてポリ袋へイン。竜田揚げを作るためだ。せっかくなので、ノーマルとカレーの2つを用意。
―で、調理は続く。次、カサゴ。カサゴは全部で3匹いたので、1匹丸ごと唐揚げにして、もう2匹は煮つけ用に取っておくことにした。
今回の悲願は、頭からヴァリヴァリと食らうこと。
それに成功したのは、極限の飢餓の中、3度揚げくらいした阿多田島の一件の一度だけですからねぇ・・。
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ってことで今回は工夫をした。頭蓋骨を縦に真っ二つにするのだ。こうすることで、割れ目に油が入るため、よりカラッと揚がるって寸法よ。
感触は凄くこう・・・後ろめたさとかその辺が込み上げる感じだった。美味しくいただきますから。絶対に美味しくいただきますから。
さ、下ごしらえを急ピッチで終わらせましょ。次はグレ。何かが腹にパンパンに詰まっており、シンクと手と包丁がぬ~るぬるになってしまった。何だったんだろね。
グレは流石に三枚おろしにした。しかし、お頭までドスンと割る元気はなく、そこで終了。フライパンを使い、エセな煮付けにすることとした。
―そして、調理が終わったのはAM2:30頃。ここからはいよいよ、竜田揚げと唐揚げ作りを開始。深夜テンションで元気になってきました。
で、それから大体30分後。ってことで初日は、揚げ物祭りと申し訳程度の煮付け。ビールが進むじぇい!!
味はもう、この時点で絶品でした!カサゴもヴァリヴァリ、頭から食えましたし!!
―ですが、非常に幸福なこの時間の前に、船長から気になることを聞いていた。それは・・・
『2・3日寝かせた方が絶対に美味いよ!!』
というアドバイスであった。試したいけど、お預けすぎると待ちきれないし腐る。
だがしかし、そもそも1,2日で食いきれない量があるのもまた事実。つまり、本当にそうか、自然に検証できるという話なのだ!
ということでその辺をワクワク楽しみにしながら、晩酌の果てコテンと寝付くのであったー。
2日目:最高傑作爆誕!!
今日は出社前に圧力鍋を探しに行ったのだが・・・運悪く不発。家電量販店には意外と置いてないモノなんだなぁ。
ってことで予定変更。煮たかったカサゴは、和風アクアパッツァにした。(和風だしの素、たまらぬ!!!!)
そして、もう一品は前日から漬け込んでいたサバの切り身の唐揚げだ。
レシピは以下の通り。
酒・・大さじ1くらい
砂糖・・小さじ1くらい
ごま油・・大さじ1くらい
醤油・・適量
すりにんにく・しょうが・・両方小指の爪の長さくらい
これをジップロックに入れてシェイクし、切り身を浸して冷蔵庫で寝かしとくだけである。もちろん、空気は抜くのがコツ。
そ☆し☆て
江田島で買った絶品『牡蠣味醤』を小さじ一杯程度、追加!!
こんなん、絶対美味いに決まってるじゃねぇか!片栗粉をそこそこに、油へポン。
そして2日目のレパートリーが出揃った。さっきのカサゴの和風アクアパッツァと、サバの漬け唐揚げ!!
で。和風アクアパッツァはもちろん美味い!特に頬の肉が、旨味も食感も最高であった。
―だが・・。
サバの漬け唐揚げ、正直現時点での僕至上最高傑作かもしんないです。
徹底して旨味が染み込んでおり、サバ自身の脂の美味しさもすごい!
とんでもなく美味い!!美味いんです!!!!
・・一切れで茶碗一杯は楽勝!それくらいの逸品でした。レシピは簡単なので、マジ試してみてほしいっす!!!!
そんなワケで二日目も多幸感に包まれながら、軽い夜明けまで飲み倒しましたトサ。
3日目:新しいフレンドがお家に来たよ
ねんがんの あつりょくなべを てにいれたぞ
―だが、何だろう。無茶苦茶使うのが怖いんだけど・・・・・。
説明書も、ワンアウトで蓋が爆発し大事故になるよ的な脅しが効いており、全ておっかなびっくりの作業であった。
特に空焚きをすると地獄に落ちるかのような念が押されており、これはちょっと非常な勇気を求められた。
ってことで、サバを入れる。隠し味に、サバの数だけの梅干しがいいらしい。(他は醤油とみりんと酒を1:2:2の割合に、目分量で入れました)
そして、スイッチオン。水蒸気が出て、ロックが掛かり、プシュプシュプシュプシュと激しく重りが動く。
なんだろう!!!超怖い!!!!
・・・しかし、調理そのものはつつがなく終わりました。
Oh, it looks very delicious!
―しかし、実は水を全く入れていなかった関係で、味が超絶濃かったのがあれですなぁ・・。いや、美味いんですよ?でも、想像を下回っちった。
だから4日目、アニちゃん対策のため48時間凍らせたしめ鯖の封印を解きつつも、この圧力鍋を使ったサバの煮付けに再チャレンジしようと誓うのであった。
4日目(最終日):感動のフィナーレ?ほろっほろのサバ煮つけなるか!?
今度は作戦を変えた。少し水を増やし、出社前に一度調理を行った後、帰ってもう一度加圧調理を行ったのだ。
こうするとサバ缶レベルに柔らかくなるのだという。そりゃ、やりますよね!!!
その間にしめさばも解凍できるし。ちなみに48時間凍らせてからムシャムシャいって、また48時間経ったのですが、僕は胃袋を噛まれることなく元気です。
はい。ってことでフィナーレを飾るレシピを並べてみましょう。
・・・・・煮付けの色がスーパー濃いけど、味は(酒飲みにとっては)ちょうどいい塩梅であった。で、身の味は?
・・・べらくそウメェ!!!
サバ缶とまではいかないけど、骨もノーストレスでホロホロと食える!何より、徹底して身の奥にまで味が染みてて、噛むたびに幸せ!
センチュリースープを飲んだ後の顔みたいになっちまう!!それくらいの逸品ですた!!
しめさばも、しっかりと酢が染みていて、僕が好きなあの味を満喫できました。ハッピーでございます。マジ。今度は良い酢を使って、寿司屋のレシピで作ろうかな・・。
4日目も幸せなご飯タイムでしたとさ。でめたし、でめたし。
終わりに。
てなわけで4日連続サバを食ったのですが、やっぱウメェわ、サバってヤツは・・。
飽きたらあかんので調理法を変えまくったのですが、逆にそれが良かった。本当に良かった。あらゆる可能性に出会えたし、圧力鍋を買うきっかけも得られた。
今はもう、例えばアラ煮を圧力鍋で作ったらどうなってしまうんや・・といったワクワクも湧いてきており、今日は美味しい魚を売るスーパーに行こうと、もう決めている。
本当に素晴らしい時間と経験だった。船長さん、また乗せてください。そして周南の自然と海の幸に感謝し、合掌。ごちそうさまでした。
あ、忘れるところだった。実はサバを釣るのはこのブログ初なので、魚種が伸びました。残り32種です。
つまりこのブログを始めて以来、僕は累計70種の魚を釣っているということらしいっす。塵も積もればですなぁ。うーむ、感動。
・・・ってことで話を戻し、最後の最後に言いたいことをポンと。
牡蠣味醤と圧力鍋は超良い買い物だったからオススメ!!!
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あと、サバの漬け唐揚げ、むっちゃくちゃ美味いから、オススメ!!
以上でごずぁいます!!!