俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

【世界最大魚類?】約3500字で分かる、『ジンベエザメ』の圧倒的スケールな生態。【でも無害】

今猛烈に食べたい魚はシマアジ!・・・ってことで今年こそ、海上釣り堀に挑みたいなぁと考えている中元です。

 

今週末はこないだ宣言した通りごっつり家に引きこもっているため、久しぶりにキュレーション物を書いてみようと思います。

 

で、今回のテーマは、ふと目をやった先にジンベエザメ】のぬいぐるみがあったので、それで行こうかなと。

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ジンベエザメ「目にうろこ」判明 眼球を引っ込めて隠す能力も 目を保護する仕組み解明 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

 

というのも、ジンベエザメのぬいぐるみをやたら人からもらうのに、僕自身はその知識にあまりにも乏しいと気付いたためだ。

 

世界最大の魚類で、プランクトン食で、あとは何だっけ?

 

てなわけでせっかくジンベエザメファンを語るなら、基本的な生態を押さえた上で、トリッキーな知識も持っておきたいよね。

 

だから僕の勉強ノートとして、この記事にとりとめもなく調べてわかった結果を書き連ねていこうかなと思う所存。

 

結構な文字数になる予感がするので、暇なときにどうぞ。では行こう。

 

 

基本情報エトセトラ。

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【横浜・八景島シーパラダイス】世界最大の魚類、大水槽へ「ジンベエザメ」展示開始!【2018年10月4日(木)より公開】|株式会社 横浜八景島のプレスリリース

 

超人気魚ゆえか、Wikipediaの情報がそもそも非常に濃くて面白かった。

ja.wikipedia.org

 

その"信頼に足る"最大個体は18.8mのモノだというが、その"信頼に足る情報源"が、そもそもどう言葉を変えてもじぇんじぇんヒットしなかった

 

そして30分くらい探して、やっとこさ見つけた。なんとそれは、論文の一行であったし、写真も皆無!以下、内容をちょっと引用する。

 

The samples used in this study were obtained from the whale shark fishing operations off the coast of Veraval in Gujarat, India, (Fig. 1). During April and May of 2001, we examined 19 whale sharks that had been caught with hooks and lines and subsequently towed to the shore. We do not know the exact locations where these sharks were captured but...(中略)

 

・・・す~ごく乱暴に訳して要約すると、

 

インドのベラバル沖で漁獲されたり引き上げられたりした19の個体を調査。でも、どこで獲れたかの正確な場所はわからない。

 

とある。この調査はサイズではなく、専門的過ぎてよくわからない他の何かを調べることが主たる目的らしいので、記述が非常に簡素っぽい。へー。

 

ってことで、記録上は20m前後ってあながち嘘じゃ無さげだが、写真に残っている個体は12~3mくらいが最大サイズという不思議な状態らしい。

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巨大ジンベイザメの死骸、クレーンで回収 パキスタン 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News

(↑パキスタンで揚げられた個体)

 

さて。サイズで行数取り過ぎなので、後はサクサクっと。餌は主にプランクトンであり、それらを海水ごと飲み込んで、ろ過して食う。

 

ただ胃袋の中からカツオとかイカとかが出てきた例もあるらしいので、プランクトン限定で選んで食っているわけでもないそうだ。(たまたま入った?)

 

また、その他巨大ザメの筆頭であるウバザメやメガマウスも、バカでかい口で思い切り小生物を飲み込むスタイルだ。

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全長8メートルのサメをスペイン沖で目撃 世界で2番目に大きな「ウバザメ」か | エトセトラ・ジャパン<ETCETERA JAPAN>

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メガマウスは幻の深海ザメではない⁉ ~メディア狂騒の裏側~ | ダイビングと海の総合サイト・オーシャナ

 

そうやって小さいけど確実に、そして大量にいる餌を搔き集めるスタイルの方が、大きいサメには都合がいいのかもしれない。

 

生息域は亜熱帯、つまり温かい海であり、沖縄であれば目撃情報もあるという。また『秋の日本海』に現れ、ニュースになったこともある。

www.mbs.jp

 

ってことで基本情報をまとめると、『デカいけど餌はプランクトンで、温かい海をゆったり泳いでます』ってところかな。

 

ではこの後は、調べている内に気になったニッチ過ぎる情報をまとめていこうと思う。

 

『天頂翅』

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欣欣魚翅坊 | 台湾グルメ・レストラン-台北ナビ

ジンベエザメのフカヒレではない

 

何と読むのかわからないが、ジンベエザメWikipediaに気になる項目があった。

 

先進国では、肉は食さない。しかし、ジンベエザメフカヒレは最高級のものとされ、天頂翅と呼ばれ珍重される。先進国の中華料理店でフカヒレが好まれていることが、発展途上国の漁師によるサメ全体の乱獲に繋がっている。

 

つまり、フカヒレの王様とはジンベエザメのそれらしいのだ。そりゃ気になるわいと思って一生懸命探してみたが、ヒットせず。

 

実はそりゃそうなんですよね。実はジンベエザメワシントン条約で保護されている生物の一種。取引したら普通に逮捕されちゃうのです。

 

ちなみに2013年、5種類のサメがその条約による保護対象に加わったのだが、フカヒレをめっちゃ食べる日本と中国はちゃんと反対したのだとか。

www.afpbb.com

 

僕自身もフカヒレは好きだから偉そうなことは言えないが、保護と食の満足って二律背反なテーマで難しいよなーと、そんなことを考えさせられた。

 

色々なジンベエザメの姿。

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沖縄美ら海水族館&周辺見どころガイド、ジンベエザメを世界最大級の水槽で鑑賞!アクセス方法も紹介 - ファッションプレス

 

ジンベエザメと言えば、大パノラマ水槽で観るのも迫力満点で超楽しいのだが、せっかくなら水族館では観れない姿も観てみたい。

 

ってことで調べたら非常にかわいらしかったのが、ジンベエザメの赤ちゃんである。(赤ちゃんなのにこのサイズという驚き)

www.youtube.com

 

大きくなっても泳ぐのが非常に遅いことからわかるのだが、そこまで遊泳能力は小さい内から高く無さげである。それもまた愛くるしい。

 

・・また、ジンベエザメの画像をサーチしていると気付くが、基本奴らは一個体ずつで行動する。

 

群れをつくることはそこまでないらしい。(というより餌の豊富な場所に集まってきてるだけ)

 

そんな一匹狼スタイルなジンベエザメが、一ヶ所に大集結した写真があった。それがこれ↓

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Scientists discover the largest assembly of whale sharks ever recorded | Smithsonian Insider

 

記事によれば、約420匹ものジンベエザメがメキシコのユカタン半島沖に大集結したところを激写したそうだ。これは世界最大級の規模。

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ユカタン半島 - Wikipedia

 

ちなみにこの時この群れが食っていたのは、大量の魚卵だったそうだ。天然の食べ放題が開催中とあれば、そりゃ集まってくるか。納得。

 

ジンベエザメの謎。

www.theguardian.com

 

圧倒的な体躯で世間からも大人気にも関わらず、その生態は実はほっとんど謎だという。

 

まぁ、いくら巨大だろうと、遥か沖に生息している上に個体数もそこまで多くないとあれば、謎が解ける方が不自然である。

 

(ホホジロザメマンボウリュウグウノツカイも、同じ理由でほぼ生態は不明である)

 

その中でも特に謎とされているっぽいのが、『出産』だという。誰もその現場を見たことは無いのは当然として、頻度も場所も、よくわかってないらしい。

 

そして妊娠中のジンベエザメが捕獲された例も、台湾での一例だけ。胎児も取り出されたが、それ以外の報告はないそうだ。

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

ーこの辺は慌てず騒がず、ジンベエザメのぬいぐるみでも抱きしめながら続報を待つのが良いんじゃないでしょうかねー。

 

終わりに。

 

ということで、18.8mのソースはどこじゃというのを探す段階で集中力をほぼ持って行かれたのと、そもそも謎だらけってのとで、そこまでボリューミーにならなかった

 

文字数はいっちょ前に3500字を超えたが、これは単に引用した箇所が多いってことであり、僕自身がカタカタ書いたのはもう少し減るんじゃなかろうか。

 

にしても今回は英語の情報源を数多く当たったおかげで、凄く自分の勉強になった実感がある。皆様からすればどうでもいいだろうけれど・・。

 

ということで今日はこの辺で。暇つぶしになっていれば幸甚である。

 

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