謎の喉の渇きが止まらず、起きてから6時間で3リットルくらい飲んでいる糖尿疑惑の中元です。マジかよ。
はい。実をいうと日月にかけて、ある種ハチャメチャな釣行計画があったのが、くそ台風のせいで飛んでしまい、ネタに呻吟している。
てことで、1月に実施したネタ募集アンケートを引っ張り出したところ、ヒラマサと同率一位で知識系の記事を希望されている魚がいた。
それは、アカメだ。
陸上だと全然わからないが、真っ赤な目が特徴であり、覚醒した格闘ゲームのキャラみたいなラスボス的雰囲気を醸し出している。
そんな映えすぎるフォルムもあってか、怪魚として人気だし、水族館でも見られるし、
とある釣りゲームだとラスボスを張っていたりもする。
しかし、その実一体、どんな生態を持つ魚なのかは意外と知られていない。僕もぶっちゃけ、生息地さえ知らないほどだ。
ってことで今日は、くそ台風によって引きこもりを余儀なくされることを逆に利用して、調べ物とそのまとめに力を注ぎたいと思う。
アカメというキャラクター。
目が赤く光る「アカメ」の群泳が見られる!「桂浜水族館」vol.1 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
まずはザクっと基本情報をまとめていこう。汽水域にも侵入してくる魚としては国内最大レベルであり、体長は1m以上、体重は2~30㎏に達するという。
尚、記録上の最大個体は、体重であるなら39kgのそれで、体長であれば138.2㎝の個体がそうらしい。
前者は漁での捕獲であり、後者は釣りによるもの、だそうだ。(※ただし、それらの情報源と思われるものは発見できなかったので、本当にそうかは眉唾。)
とはいえ、日本記録級の個体を釣り上げた人のブログは発見できたので、そのサイズ感を確認してみてほしい。↓
ちなみに見た目でも少し推測が可能だが、スズキ目の魚である。ただし身体の形などが独特なので、それと混同することは無いと思う。
また、その希少性と特異な見た目が相まって、『イトウ』『ビワコオオナマズ』と並ぶ、日本三大怪魚の1つに名を連ねているとあった。(誰が名付けたのだろう)
地方名はまんま"メヒカリ"などであるが、別の魚の地方名でもある呼び名なので、ごっちゃにならないよう注意されたし。
なお、幼魚はコアマモという海藻に紛れて群泳するのが生態なのだが、一体どこで産卵し、いつの間にそこへ居付くのかは、まだ謎とのことだった。
食性は肉食であり、基本は小魚を捕食するようだが、ガザミなども平気で食うようで、その辺もスズキに似ているように思える。
最後に、生態としては夜行性であり、雨が降るなどして水が濁ったタイミングで、汽水域へと上ってくる生態を持つらしい。
その理由には諸説あって、寄生虫を浸透圧の差で殺すためとか、餌を追いかけるスイッチが入るとか、そんな話であった。
・・・ってことで、基本的なステータスはこの辺にして、ここからはさらに細かい話へと繋げていきませう。
『幻の魚』たる由縁とは?
アカメがある種幻の魚と呼ばれる理由は、その希少性にある。まず、生息地についてが、なかなかに限定的なのだ。
どれほど限定的かというと、「黒潮で、太平洋に面した、西日本のみに生息している」と言われているほどだ。(稀に大阪湾でも上がることがある)
具体的に報告があるのは、愛媛県・高知県・徳島県・香川県・宮崎県・大分県という感じ。特に聖地とされるのは、高知県の四万十川である。
【四万十川のプロフィール】清流四万十川 知る・遊ぶ・泊まる・保全 財団法人四万十川財団
余談だが、昔ハマッた【村越正海 爆釣日本列島】というゲームでも、アカメ狙いでこのステージが登場していた。(2匹釣ったらCLEARというレアっぷり)
具体的にいつからそうなのかはわからないが、とりあえずアカメと言ったら四万十川だよね、というイメージが一般的なのかなと思えてくる。
しかしそんなアカメは希少種と言われ、宮崎県では指定希少野生動物(獲ったら罰される)に、そして高知県では注目種に、それぞれ登録されている。
釣り人の心掛けとマナー次第では、次々と挑める場所が無くなっていく可能性もある。「幻の魚」が本当に幻にならないよう、願って止まない。
海外で超人気のアイツと親戚。
ところで、アカメの姿かたちを見ていると、かつてBSの釣り番組で、羨望のまなざしをもって眺めていた、ある魚たちを思い出す。
調べてみるとそれはビンゴで、アカメはバラマンディやナイルパーチと親戚なのだ。
この二つの魚種も、ルアーフィッシングにおいて超暴力的なファイターとして有名である。
憧れのオーストラリアでいつか挑みたい。カジキもそうだが、僕が憧れる魚は、皆が思っている以上に多いのだ。
釣ろうと思ったらどうすりゃいい?
至高魚アカメを追って:New アイテムと共に・・・ | 淡路島 ― 四国・フィッシングリポート
そんなアカメを釣るためのタックルはどれほどなのか?とんでもなくゴツい仕掛けを想像したのだが、思ったほどそうではなかった。
ショアジギングや大きめのシーバス用タックルを流用し、PEは2号を使うという人もいた。ただしたっぷり巻かないと、平気で100mくらい走るので即切れるともあった。
仕掛けも、基本はルアーで挑むのが主流らしい。シーバスのそれを使い、レンジを刻みながら探って、アタリを待つ、と。
もちろん投げ釣りなどでも狙うことは十分可能だと思うのだが、不思議とその情報は得られなかった。
釣り上げた瞬間カニのハサミを吐いたという体験談もあったので、もし投げ釣りで挑んでみたいのであれば、餌の参考にしてみてはどないでしょう。
終わりに。
ということで、アカメの情報について、割と必死にメモを取りながらまとめてみた。今回は日本の固有種だったので、英語サイトを見ずに済んだのは楽だったなぁ。
僕は別に巨大魚を追いかけてあっちゃこっちゃというタイプではないので、わざわざ四万十川に追いかけに行こうとは思わないが・・・。
四国の河口で投げ釣りをして、シロギスを狙いつつも、あわよくば30㎝くらいのアカメがヒットしねぇかなという、姑息な遠征をするのはやぶさかではなかったりする。
単に四国へ行ったことが一回もないので、旅行がしたいだけってのも大きいんですがねー。
ということでざっくり足掛け3000字ですが、アカメのまとめ記事、今日はこの辺で。
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