俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

釣魚調査レポートNo.5 暑いとニジマスはなぜ釣れない!?-ガチで調べてみた!

盆に突入し、夏本番だ。僕も何とか連休を頂き、早速釣り遠征の予定を2つほど組み込んだ。

 

これらは実施できれば必ず記事にするので、お楽しみに。

 

さてさて。夏といえば、キャンプに行かれる方も多いと思う。或いは、山奥の釣り堀も、涼しくて楽しいスポットだろう。

 

そんな釣り堀の定番魚の1つと言えば、僕はニジマスではないかと思う。

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だが、このニジマスには1つ厄介な習性がある。アウトドア真っ盛りの季節、つまり夏になると、途端に釣りづらくなってしまうのだ。

 

これは一体なぜなのだろうか?打てる対策はないのだろうか?

 

結構僕自身も気になる話だったので、今日はこれを調べて、まとめた記事を書いてみる。

 

 

 

そもそもニジマスってどんな歴史や生態を持った魚なのか?

https://zukan.com/media/leaf/original/003257.jpg?width=832&height=624&type=resize

https://zukan.com/fish/internal457

 

まずニジマスとは、日本に最初からいたというワケではない。

 

調べたところ、関沢明清という方(当時の水産官僚)が、1877年にアメリカ(カリフォルニア州)から移入したのがその始まりだという。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e6/Sekizawa_Akekiyo.jpg/200px-Sekizawa_Akekiyo.jpg

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E6%B2%A2%E6%98%8E%E6%B8%85

 

その後各地で盛んに放流が行われた結果、日本で広く見られる魚種になった―という歴史があるのだとか。面白い。

 

―そして、この記事やその他生息図などを見ると、ニジマスのそもそもの出身地は、【基本日本より高緯度】であると分かる。

 

つまり、【比較的水温が低い環境】の魚なのだ。ただニジマスはその中でも比較的耐久力があり、20℃を超えても生息できるのだとか。

 

となれば、水温が上がると途端に活性が鈍るのは納得のいく話だ。

 

更に調べてみると、ニジマスの生息域の1つ、カナダの川は、夏でも水温は16℃程度だという。一方日本は、例えばダムだと、真夏には25℃を超えることもある。

 

そんな猛暑の中だと、バテて活性が悪くなるもの当然だろう。

 

そこからさらに調べてみたが、ニジマスがバテる水温は諸説ある(というかそういう研究が無さげ)という状態らしい。

 

眉唾モノだが、18~19℃を超えると餌を食べなくなる、という意見がちらほら見られた。参考程度にドウゾ。

 

また、こんなグラフを見つけた。

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http://katalab.org/katada/koyamaike/

 

簡単に言えば、気温の変化と水温の変化を折れ線グラフで表したものだ。これを見ると、水温はAM10:00頃から急に上がると分かる。

 

 ーとなれば、ここから話をまとめるのは簡単である。

 

ニジマスは高水温になると活性が悪くなるのは、そもそも低水温域出身の魚種だから。

 

そして餌を捕食しなくなる水温のボーダーは、18~19℃の間。真夏ならAM10:00を過ぎた辺りで、釣り堀やダムのそれは、その数値を超える。

 

という感じだ。雑多な情報がシンプルにまとまるとすごく嬉しいのは、僕だけだろうか?

 

―こんな具合にニジマスの歴史と生態をまとめてみたところで、次は釣り人として知りたいことをまとめてみる。

 

それは、【猛暑の中でニジマスを釣るにはどうすれば良いのか?】というテーマだ。

 

以下、それについて書いてみる。

 

真夏にニジマスを釣る術はないのだろうか?

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今まで書いたことから分かる通り、実際は真夏だから釣れないというより、水温が高くなりすぎると釣れない、という話である。

 

となると一番合理的なのは、『水温が上がり過ぎる前に釣りを始めればいい』というただそれだけだ。

 

例えば僕も何度か行っている広島県安芸高田市のフィッシングレイクたかみやは、AM8:00から営業を開始している。

www.artfishing.co.jp

 

そういった朝早くから開く釣り場・釣り堀をチョイスするのがオススメだと言える。

 

―では、狙っている釣り場・釣り堀の開店時間が遅い場合はどうするか?

 

そうなれば、なるべく貯水池ではなく、湧き水で養殖を行っている場所か、自然の川に環境がかなり近いところを選ぶべきだろう。

 

貯水池は水の入出に乏しく、水温がガンガン上がりやすい。ニジマスにとってはしんどいコンディションとなり、餌を追うことは稀だ。

 

一方、湧き水の温度は、それが出てくる所在地の年間平均気温+1~2℃であるという。

 

例えば現在僕が暮らしている山口県ならざっくり湧き水の温度は17℃程度であり、ギリギリではあるがニジマスがバテるラインを超えない。

 

ということでこれら2つをまとめると、真夏にニジマスを釣りたければ、

 

①開店時間が早い釣り場・釣り堀を選ぶ。

 

②湧き水を使って養殖を行っている釣り場・釣り堀を選ぶ。

 

となる。夏にそういった場所をリサーチする際は、ぜひこの辺りに注意して調べてみてほしい。

 

終わりに:そんな僕は明日ニジマスを釣りに行くわけで。

 

 さて。いきなりなぜニジマスについてウダウダと書いたかというと・・

 

まさに明日、僕はニジマスを釣りに、広島県廿日市市にある釣り堀へ繰り出すからである。

 

作戦は先述の通りで、開店と同時に釣りを始め、正午には納竿するつもり。暑いと釣れないのだから、その辺りは割り切らねばならないだろう。

 

ということで、これからアウトドアに行く予定があり、かつ釣り堀とかその辺を訪れる予定であるなら・・

 

今日ここに書いたことはぜひご一読いただければと思う。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

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