俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

釣魚調査レポートNo.21:🤔「あのイシガキダイはどこから来た?他に可能性がある魚は?」

先日、瀬戸内海(小茅漁港)では全く想像だにしていない魚を釣り上げた。それはなんと、イシガキダイである。

(別個体が2匹釣れた)

 

イメージとして、もっと南というか、温暖な地域の磯に生息する魚という感じがする。それがどうして、こんなところで釣れたのか。

 

しかもこの小茅と中浦にかけては、サンバソウ(イシダイ)の生息もある。意外と磯魚の顔ぶれが豊富なのも、僕がこの場所を好む理由っちゃ理由である。

 

―となると、すごく疑問に思うことが一つ。

 

このイシガキダイは、どこから来たんだ?

 

まだまだ若魚ですらない、幼魚というサイズである手前、きちんと色々突き止めれば、大物の居場所を推測できるかもしれない

 

ということでこの意外と謎だらけのイシガキダイについて、アレコレ調べたことを記事としてまとめておこう。

 

では以下、本題である。

 

 

イシガキダイの生活史とは?

イシガキダイ - WEB魚図鑑

 

まず参考になったのは、ダイバーさんのお話である。

 

どうやらイシガキダイの産卵場所はウナギみたいに決まった場所であり、時期が来ると一斉にそこを目指し回遊するという話もある。

 

一説には種子島屋久島以南のトカラや奄美、沖縄周辺という話もあり、出身地は押しなべてこの辺なのだと見てよさげである。(納得もするし)

 

ただ、こんなところで生まれたイシガキダイが、どうして山口県にまで辿り着くのか。

 

曰く、イシガキダイは幼魚時代は流れ藻と一緒に表層を漂い、黒潮に乗って、ときには紀伊半島あたりにまでたどり着くこともあるようなのだ。

www.padi.co.jp

 

その生態は、このWEB図鑑にも書かれていたことから、経験則ではなく、観測がされている習性の一つなのだと思う。(具体的な場所は不明のようだが)

 

イシダイよりもやや南方系であるが、基本的にはイシダイと同じく沿岸域の岩礁帯に生息する。

 

稚魚は流れ藻について表層を漂い、全長3~4cmくらいに達すると底生生活へ移行するのもイシダイと同様。

zukan.com

 

ちなみに、紀伊半島とは和歌山県のこの辺である。

 

山口県よりも更に北上する形になるのだが、ここでダイビング中、普通に目撃されることもあるというのは不思議な話だ。

 

ということで山口県和歌山県近海の海流はどうなっているのか調べてみた。すると、すごく腹落ち感のあることがわかった

肥島(山口県)の周辺海流 | 海天気.jp 海の天気・気象情報

 

紀伊半島山口県も、黒潮がちゃんと通っているのだ。そしてこの黒潮は、元を辿っていくと、ちゃんと沖縄とかその辺にも繋がっている

 

ということでどうやら、僕が釣ったイシガキダイたちは、南の海から遠路はるばる、自覚があるのかないのかは知らないが山口までたどり着いた旅人のようなヤツなのだ。

 

たまたま小茅に辿り着いた辺りで3~4㎝ほどに成長しており、そのまま底生生活に落ち着いたのだろう。そして大きくなったら、またちょっと回遊し、磯に落ち着くのかな。

 

調べてみてわかった、一つの壮大な物語。向こうからすれば不幸極まりない邂逅だろうけど、僕は今ひそかに感動を覚えている。

 

他にやってくる魚はいないのか?

小学生の頃、↑の写真集を貪るように読んでいた。そのテーマの一つに、流れ藻に付着して遠方からやってくる魚の項があった気がするのを、今ふと思い出した。

流れ藻 以布利通信21|海遊館とつながる|海遊館


※今さらだが流れ藻とはこんなやつ↑

 

つまり、山口にはまだまだ、遥か彼方からやってきた面白い魚がいるのではないかと、そんな仮説が立てられそうというわけだ。

 

調べてみると、一括りにするのはあまりにも難しいほど、そこにはたくさんの生物が付着し、ぷかぷかと浮いているとわかった。

www.kaikyokan.com

 

ブリの稚魚、メダイの稚魚、タツノオトシゴ的なヤツ、等々。ただのゴミにしか見えないあのぷかぷかに、そんなに可能性があったとは。

 

しかもそこに潜む生物の中に、心が躍るヤツも発見した。それがマツダだ。

マツダイ | 魚類 | 市場魚貝類図鑑


生息地を具体的に特定するには個体数が少なく、また結構長いこと漂泊生活を送るそうなので、これはこれでロマンがある。

 

流れ藻をよく見かけるエリアのどこかに、コイツがいるのかもしれない。となれば候補地として、中浦漁港と三田尻付近が面白そうである。

 

今度ごっついボウズのがれをまた自作して、岩場に潜む旅人を狙ってやろうかな。久しぶりにテンションが上がってきましたわ。

 

ということで、50万ヒット(とついでに読者数100人)を目指すべく、記事の更新数を増やせればということで書いてみたが、思った以上に自然と文字数が取れて嬉しい

 

身近だろうと、まだまだ未知の魚は潜んでいる。これだから釣りは面白い。32歳になっても、心の底からそう思う。

 

では今日はこの辺で。

 

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