俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

竿の穂先が折れたので、自分で直してみた・・という備忘録!

ルアーロッドの穂先がへし折れた。

 

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不慮の事故というか、身から出た錆というか、とにかく僕のせいで折れたのだが。

 

このシーバスロッドは、ちょい投げからコイ釣り、はたまたライギョまで色々と頑張ってくれていたので、捨てるのはどうにも勿体ない。

 

何より、今現在面白いほどにお金がない。先日も竿とリールをいくつかオークションで売り払った後だしな。

 

と、いうことで。

 

Do It Yourself。

 

自分で直すことにした。

  

 

前にも言ったかもわからないが、僕は釣具屋で1年半くらいアルバイトをしていたことがある。数回しかないものの、持ち込みの釣竿を修理したこともある。

 

ということで、決して素人の思い付き修理法ではないことを先に言っておく。

 

さて、まずは必要なモノをご紹介。

 

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・ライター

・紙やすり

・瞬間接着剤

・軍手(写ってないけど)

・ペンチ

 

の5つ。

 

軍手が無ければ、ペンチがもう1つあれば代用可。紙やすりが無ければ、最悪ハサミやカッターでも代用できるが、難易度がハネ上がる。

 

では、順番に作業をみていこう。

 

折れた穂先からガイドを外す

 

まず、穂先をペンチで持つ。

 

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そして、その根元をライターで炙る。炙りすぎると黒焦げになるので注意。

 

目安としては3~5秒くらいである。

 

昔理科の授業で習ったかもしれないが、金属は熱すれば膨張するという性質がある。また、ガイドの中には、接着剤が付着している。

 

つまり、ガイドを炙ることによって、金属が膨張し接着剤が溶け、折れた穂先が取れやすくなる、というワケである。

 

次に、軍手をはめた状態(あるいはもう1つのペンチ)でガイドを持ち、逆の手で持ったペンチで穂先を引っ張り、外す。

 

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と、こうなる。

 

なんか粉がすごいが、きっと仕様である。

 

折れた側を紙やすりで削る

 

穂先とガイドは一旦おいて、今度は穂先がついていた側で作業を行う。

 

紙やすりで、折れた辺りを磨く。ハサミやカッターで削っても良いが、削れ過ぎるリスクが高いのでかなり気を付けないとならない。

 

一度削れ過ぎたら、もう一度先端を切り落とすしか方法が無くなってしまう。

 

尚、磨く理由は2つ。

 

ここにさっきのガイドを取り付けるのだが、元々ガイドが入ってた先っぽよりわずかに直径が太いため、そのままでは入らないから。

 

もう1つは、表面の塗装を落とさないと、接着剤が弾かれて、上手いことくっつかないからである。

 

 

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かなりわかりにくいが、ガイドの根元までしっかり入るくらい削らないと、すっぽ抜けのリスクが上がる。

 

接着剤を塗り、はめる

 

しっかり削ったら、いよいよガイドを取り付ける。

 

あくまで僕は、だが、接着剤はガイドの中ではなく、穂先に塗る

 

ガイドの中に入れると、万が一作業がもたついちゃった場合、中で接着剤が固まって万事休すという状態になる為だ。

 

穂先に付けた状態でなら、固まってもやすりで削れば元通りである。

 

さて、しっかりと奥まで入れる為、ガイドをもう一度軽くライターで炙ったら。

 

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ペンチを使って結構キツめに取り付ける。

 

この際、他のガイドと向きが同じになるように気を付けること。トップだけ他所を向いていたら、万事休すである。

 

しっかり取り付けたら、接着剤が固まるまで待つ。

 

2~3日すれば、いつも通り使っても問題ないハズである。

 

おわりに

 

この方法を知っておけば、基本的にどのタイプの竿でも応用は利く。

 

ただ、根元がボッキリ折れたとき、あるいはガイドを紛失したときなんかは、個人の力ではどうにもならないので、釣具屋に持ち込むことをオススメする。

 

あくまでも、穂先のみが折れて、かつパーツが手元にある際の、応急措置に近い手段ということで覚えていただければなと思う。

 

これからじわじわ釣りには難しい季節に入るし、何かオリジナルな釣り具でも考えてみようかな。

 

図画工作も立派な芸術だろうしな。

 

とりあえず、先に職を見つけねば。ということで明日僕は、履歴書を送る。