俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

遂に上陸!防府の釣り聖地・【野島】🏝に行ってきました!! ―前編:野島上陸~秘境の入り口まで―

ずぅっと前なのだが、Q&Aにこんな質問?が寄せられていた。

 

―これについて反応を返してこなかったが、僕は別に無視をしていたわけではない。行った際に初めて、「気付いてましたよ!」とニクいことを言いたかったのだ。

 

そんな野島自体は、勿論存じ上げていた防府を拠点とする釣り人を標榜しながらここに行っていないということに、少し恥ずかしさも覚えていたくらいだ。

www.pref.yamaguchi.lg.jp

 

そんな最中、改めて読者のMさんからお誘いを頂き、ここへ上陸する機会を得ることができた。遂に、ある種、防府の釣りの聖地に行けるのだ!!!!

 

Mさんは翌日の始発便で帰るという荒行を断行するとのことだったが、僕はどうしても仕事の都合で、一昼夜というワヤはできず。

 

ただそれでも、お昼の便~最終便という感じで、4時間強は島で遊べることができそうだった。これはもう、行くっきゃない!!

 

―そしてこの釣りの聖地・野島は・・・やはり、ネタに富んでいた。4時間の滞在だったはずなのに、10,000文字くらい余裕で書ける

 

その中には、(ニッチな)地元民にしか需要が無いだろうけど、二人で相当身体を張って入手した貴重なデータも含まれるので、ぜひお楽しみに。

 

てなわけでそんな野島釣行記、いざ本編でござる。

 

 

第一章:この日の行程

 

野島。名前は知っていたし、そこへの行き方も存じ上げてはいた。しかしなぜ、そこに行こうという気持ちにならなかったのか。

 

理由は簡単で、野島はアジ釣りのメッカなのだが、僕はそこまでアジングに興味がないためである。(今は少しだけあるけど)

 

となれば、出不精であるのを押してまで、野島に上陸する理由が無い。そういうわけで、ずるずると、行かぬままに過ごしていたというわけである。

 

そういう事情もあって、Mさんからのお誘いは、またとない好機だった。実は去年も同時期にお声掛けいただきながら、台風で飛んだだけになおさらである。

 

さて。そんな野島へは、フェリーで渡る・・・と思っていた

 

実際は、確かに乗ってみたら意外と広々とはしていたが、定期旅客船という呼び方の方がしっくりくるサイズ感だ。まぁ、そりゃそうか。

 

そして三田尻から出港するとして、意外と距離があることを知った。てっきり広島~宮島くらいの距離感を想像していたので、片道30分というのはちょっとびっくり。

 

そんな船着き場だが、山口市からでっかい道をバーッと通っていくと、30分弱で着いてしまい、すごく時間を持て余してしまった。それはそれでいいんだけどね。

 

余談だがこの辺りは一方通行エリアであるため、来た道と同じ方向から帰ろうとすると切符を切られる。ご注意をば。

 

この日の便は、12:30三田尻発のものを選んだ。13:00に野島に上陸したら、16:15くらいまで粘り、16:30に野島発の最終便で、僕は帰るという行程である。

 

そしてせっかく野島に行くのなら、未開の釣り場を開拓しよう、という話になった。そこで目を付けたのが、島裏に存在するという地磯である。

 

実際、途中までだがそこまで探検したというブログ記事も教えていただき、胸が昂るのを感じた。大学の頃、これに似たことをやっていたため、あの日の気持ちを思い出す。

kentmerry.livedoor.blog

 

そんな行程も混ざっているため、釣り具はツーピースのシーバスロッドとトラウトロッドの二本のみ。それらがへし折れないよう、ロッドケースも新調した。

 

基本的に何でもできるよう、ソフトルアーからシロギス仕掛けまで用意し、野島へ向かうことに決めた。餌は地ケビとアオイソメ。ここは特に、冒険しない!

 

試したいこと、てんこ盛り。鼻孔が小爆発するようなワクワクをしっかりと胸に秘めて、この日の釣行を待ち望むのであった。

 

第二章:人生初。野島に上陸。

 

12:00頃、やたら早く着いてしまった後、しばらくうろちょろして時間を潰した。海の方を眺めれば、三田尻らしく、石油化学の工場群を臨むことができる。

 

それの撮影か、バズーカみたいなレンズを装備したデジタルカメラを持って、おじさんがシャッターを切っているのが見えた。平和な世界だなと、そんなことを感じた。

 

12:15頃に待合所に行ってみると、Mさんが既に待っていた。「おざすー」と挨拶を交わし、野島でのプランを確認しあう。

 

ガチで初の乗船のため、ルールも色々分からないことだらけだ。ということで同じく初乗船であるならば、気を付けたい決まりを簡単に紹介しておく。

 

① 釣り具はデッキ(客室外)に置くこと

② 釣りを目的とした入島なら、乗船代+300円が別途必要↓

 

という感じ。ちなみに客室外に置いておけば、マウンテンバイクの搬入はOKである。島サイクリングって、ちょっと面白そうだと思った。

 

さて。さっきも書いたが、片道はざっくり30分かかる。てことで船内では雑談タイム。お互いの仕事のこと、最近の釣果、etc。

 

そんな風に話をしていたら、なんと20分ちょっとで野島が見えてきた。意外と高速なようだ。

 

そして船が減速し、ゆっくりと湾内に入る。防波堤群の中を進むのが見えた。釣り人も数名、堤防の上に立っているのが確認できる。

 

とびしま海道でも宮島でも思ったが、島はいつだって心が躍る。潮風の香りも、平野とは違う風景も、その全てがワクワクに変化してハートを満たしてくれる。

 

轟音を立てて、綺麗な緑に塗られたタラップが下ろされた。続々と島に向かって、人々が下りていく。

 

「そろそろ乗船券出しておいた方がいいですよー」

 

とMさんに言われ、僕はついに、野島に着いたことを実感したのであった。

 

第三章:Welcome to the entrance of unexplored area

 

上陸後は乗り場にスタンバイしている係りの人にチケットを手渡し、入島する。下りてからざっくり右手側に、まず進んだ。

 

 

昭和は大げさだが、少なくとも平成初期の頃からこういう街並みだったんだろうなということがうかがえる、情緒あふれる場所だ。僕はこういうところがすごく好きである。

 

車の音もなく、人通りも少なく。初めて来たとは思えない居心地の良さが不思議であったが、なんてことない。たまたま僕が生まれ育った町に似ていただけだった。

 

だからこそ、こういう正直な看板は目を引く。なんというか、ここまで開けっぴろげだと、逆にすごく応援したくなる。そしてこの自販機には、素敵なボタンがあるのだ。

 

男は黙って、

 

500円買い!!

 

これで野島の発展・美化・維持に繋がるなら、安いもんです。謎のTシャツをクラファンで発売されるより、よほどこちらの方が理に適っている。

 

この後Mさんも、漢気500円綾鷹をやっておりました。原価は知らないけど、二人で1000円払って綾鷹2本。差額はたっぷり、イイ感じに使えるでしょう。

 

※こういうのを見て「詐欺!」「ボッタ!」といったちょっとヤバすぎる(時代錯誤過ぎる)感想を持った人は、至急この本を読まれることを猛烈にオススメします。

機能ではなく意味を売っている、一つの好例だと思った。すごく勉強になる。まぁ、独り言なのだが。

 

さて。僕らの目的はまず、島の裏手にある地磯までたどり着くことにある。そもそも到着時は大潮のド干潮であり、釣りをするにも水が無さ過ぎてキツい。

 

だから二人で山の方に向かって進む。開発はいつ頃から進んだのか知らないが、やはり僕が昔住んでいた町の雰囲気にすごく似ている。

 

少しどうでもいい話だが、僕の生まれは防府だ。その後すぐ広島に移り、住民票はそこで取得した。以来18年くらい、西原という場所に住んでいた。

 

僕が言う「落ち着く」とか、「情緒ある街並み」というのは、平成初期に作られたものを指すのかもしれない。そんなことに気付いた。

 

ところでこの野島、猫がめちゃくちゃ多い🐈

 

そこかしこでゴロゴロ、ゴロゴロ。野生を完全に忘れた野良猫が大量生息しており、普通に触れるし、逃げないし、動かない。抱っこするのも簡単だ

 

まぁ、野良猫は普通に汚れまくっているし、潮風でべたべただし、寄生虫も多いので、僕はあまり触らないんだけれどね。

 

ということで猫をスルーしながらどんどん進む。謎のカニみたいなオブジェが目印である。

 

そこから少し坂を上ると、雰囲気がまたさらに変わってくる。情緒を通り越して、人の手が入っていないという場所になっていくのだ。

 

こういう家を見ると、僕はかつて住人がいたころの姿を空想する。ここで確かに人の営みが行われ、一つ屋根の下に誰かいたんだろうなと、思いを馳せる。

 

しかし人がいなくなれば、たちまち自然に呑まれ、倒壊するのを待つのみとなる。寂しさというより、「やっぱりそうか」という確認といった意味合いが強い。

 

そんな似合わないことを考えていると、Mさんが眼前の山道を「あそこです」と指で示した。

 

「調べたんですが、あそこらへんから入るっぽいです。軍手を用意しときましょう」

 

なんとわかり易い獣道だ。だが、確かに道になっている。それはつまり人の往来があるということで、すなわちどこかしらに続いているということだ。

 

「じゃぁ、行きますか」

 

Mさんの先導のもと、僕らは秘境へと突入する。実は既に色々間違えているってことは、あとになって知ることになるのだけれど。

 

ということで前編はここまで。

 

次回、中編:野島野外訓練編(仮称)へ続く!!

 

 

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