僕は投げ釣りが一番好きだ。釣行の90%以上はそれ。そんな投げ釣り大好きな僕が、釣行時に必ず携帯するグッズ?仕掛け?がある。
あまりにも優れていると考えているため、釣具屋に暇つぶしに立ち寄った際も、見つけたら持っていても買ってしまう。
今日はそんなアイテムのご紹介である。
それがこれ。
『チョメリグ』というものだ。
中通しオモリの進化版といった感じだろうか。これが大好きである。色々と重さがあるが、僕は大体12~25gを使う。
利点としては、道糸→オモリ→ハリスがダイレクトに繋がる形式のため、非常にアタリが取りやすいのが一つ。
また、ただ巻くだけで餌が2~30cmくらい底から浮くため、アピール力も高いのもある。キャストした際に意外に飛ぶのもまた嬉しい。
欠点を強いて挙げれば、やや割高なのくらいかなぁ。でもそれ以外には浮かんでこない。
ちなみに、過去にこれを使って53㎝のアナゴや80㎝のタコを抜き上げたこともある。耐久性もばっちりだ!
正直、これ1つ持っていれば、投げ釣りは相当遊べる。その例を3つほどご紹介。
定番:砂浜のキス釣り。
写真の釣果は約4年前、山口県の秋穂でのもの。
使用したのはシーバスロッド、リールにレブロス2500(PE1号にリーダー確か2号)、そしてチョメリグと、この針↓と、砂ゴカイ30gである。
何より、アタリが即座に分かる為、極めて手返しが良かった。
釣り方は、投げて棒引き。以上。
アタリがあったら即回収。1~3匹がハリスに連なる姿は、とても心の躍る光景であった。
結果、2時間かからず、39匹を釣ることができたのであった。(しかも餌は砂ゴカイ30gのみという省エネっぷり)
底ベッタリを回避できるためか、ヒトデやメゴチ、心無い不法投棄物や海藻は、30回くらいキャストして一度も無かったのがまた嬉しかった。
夜釣りもOK:アナゴ釣り。
写真の釣果は確か約3年前。同行者多数で夜釣りをしたときのもの。この中に写っているアナゴの何匹かは、チョメリグ仕掛けで獲ったものである。
仕掛けはシンプル。↓の針を使い(確か10号)。
ルミカの青色をセットしただけ。尚、餌は青虫一本掛け。すると、竿先が急激にしなることがしばしば。上げたらアナゴ。そんな具合だった。
尚、普通に棒引きをしても釣れたが、アナゴは正直置き竿で放置した方が釣れる。
魚によってアプローチの仕方は違うんだなと再認識する釣果であった。
また、アナゴは自らこんがらがるように暴れるため、仕掛けの全長が長いと一撃でアウトである。
チョメリグ仕掛けはトータルが短くて済む為、そういうリスクも軽減できたのは嬉しい話である。
こんなのも可:川でのぶっこみ。
専用のそういう仕掛けは存在しないので、少しだけ自分で作る必要がある。
大体5号くらいのナイロンラインを30cmくらいに切って、コイ針8号とかを結ぶ。
↓
もう一方の末端にサルカンを結び付ければ、先に紹介したアナゴ針に似たような仕掛けが出来る。
↓
これにチョメリグの中を通した道糸を結束することで、川での投げにぴったりな仕掛けが完成する。
餌はミミズがベター。全長3~6cmくらいのそれが、一番食いが良いと感じている。
過去にも紹介した通り、川での投げ釣りは意外に面白い。
こんなのや。
こんなのが出る。
ちょっと良い型のフナが出ると、割と嬉しい。
食い付いた時のアタリも海のそれとは違い、新鮮で面白い。
「この引きはフナだろうか?」「ハヤかな?」と想像しながら巻き上げ、釣り上げて確認。
こうしたユニークな経験値を積めるのも、川投げの面白さだと勝手に思っている。
チョメリグじゃなくても良さそうに聞こえるが、使い勝手の良さを紹介する為の例なので、そこはご留意頂けると有難し。
終わりに。
他にも使い方次第では色々なことが出来そうだが、現状に満足している為、ここから先の冒険は未定だ。
とりあえず目下の狙いは、ナマズを獲ること。
ルアーでバクンも良いけれど、30cmくらいの丁度いいそれが釣りたいので、やはりミミズとチョメリグに頼ることになりそうである。
あと数点、個人的な神アイテムがあるが、おいおい紹介できればなと思う。
今週は久しぶりに完全フリーの休みである。チョメリグ旅にでも出ようかな。そう思った。