僕が幼少期ハマり倒したゲームに、『海のぬし釣り』というスーファミのソフトがある。
簡単に言えば、各主人公(一家)に設定された『ぬし』を求め、魚を釣って売ったり新しい道具を買ったり野生動物と喧嘩したりするゲームである。
ちなみに僕が5歳の頃からクロカジキを釣ることを生涯の夢に掲げているのは、このゲームの影響によるところが非常に大きい。
さてさて。実はこのゲームに設定されている『ぬし』の1匹が、実は『クロマグロ』である。(しかも一家の母親が釣りに行く!動機は『兜焼き』を作るため!)
クロマグロと言えば、寿司ネタになるってことと、毎年年末年始に漁師が夢乗せて仕留めにかかるドキュメンタリーが流れることってくらいしか、実はイメージが無い。
ぶっちゃけメジャーなのは間違いないが、それはおそらく『寿司ネタとして』である。生活史等は、まだまだ謎が多いという話も聞く。
ってことで今日は、いつもと違い、僕が面白いと思った情報だけをピックアップし、キュレーション記事にまとめたいと思う。
しかし、クロマグロだけピックアップすると情報があったりなかったりするので、以下『クロマグロ以外の種類』もちょいちょい混ぜることにする。
尚、基本情報に当たるものは以下の2サイトを参照されたし。では行こう。
日本人はマグロを滅茶苦茶食っている?
クロマグロは速い!止まらない!?展示の苦労は?常設展示は東京都葛西臨海水族園だけ!! | るるぶKids
何となく海外のサイトをサーフィンしているとやたら目に留まるのが、『日本人はマグロ食い過ぎじゃね?(英語)』みたいな記事である。
実際、主観的な状況を排除したらどうなのか?本当に日本人は、世界と比較してもマグロを食べまくる方々なのか?
ちょっと気になったので、結構大変だが、統計データを色々漁ってみることにした。何故か2012年くらいを最後にわかり易いデータがなかったので、参考程度だけど引用。
Global Tuna Fishing | The Pew Charitable Trusts
もっかいいうが、これは2010年の話。だがここのグラフに書いてあることは結構面白かった。
缶詰のマグロを世界一食うのはアメリカ!!
でも生のマグロを世界一食うのは日本!(何と世界で消費される生マグロの81%!)
世界のマグロ漁獲量の内、日本が占めるのは11.6%!
・・・日本人のマグロ好きっぷりは、数値にするとなかなか凄いものがある。確かに、マグロはその気になれば生のブロック、毎日手に入りますもんなぁ。
しかし2021年現在は、以下のガイドラインに従い、資源管理措置を採っている。
1. 太平洋クロマグロの資源管理措置
(ア)親魚資源量を令和6年(2024年)までに、少なくとも60%の確率で歴史的中間値まで回復させることを暫定回復目標とする。
(イ)30キロ未満の小型魚の漁獲量を平成14年から平成16年まで(2002-2004年)の平均水準から半減
(WCPFC全体で9,450トンから4,725トン、うち我が国が8,015トンから4,007トンに削減)。
(ウ)30キロ以上の大型魚の漁獲量を平成14年から平成16年まで(2002-2004年)の平均水準から増加させない(WCPFC全体で6,591トン、うち我が国は4,882トン)。
ゆえに、以下のビラを見たことがある人、一人はいるのではなかろうか?
そんなワケで、漁獲量としては現在日本よりも台湾・EU・インドネシアの方が多い。確かにスーパーで解凍マグロを見ると、東南アジアとかから来ているイメージだ。
てなわけで滅茶苦茶(生の)マグロを食う日本人。現在は漁獲量以上のマグロを輸入することでその需要に応えている状況だが、それはいつまで続くのかよくわからない。
皆様は週に何回マグロを食べるだろうか?ちなみに僕は筋トレもするため、ここ2週間毎日ツナ缶を食べております。
海外のマグロ料理ってどんななのか?
ふと気になったのだが、インドネシアとEUと台湾は、日本以上にマグロを獲るのならば、文化も違うし、色々なマグロ料理がそこにあるのではと思うわけで。
もちろん大半が輸出用という可能性もあるが、調べたらお腹が空いてくるくらい旨そうなレシピがてんこ盛り!その中でも一番惹かれたヤツをご紹介。
インドネシア:マグロのナシゴレン
Indonesian tuna fried rice - nasi goreng tuna - So Yummy Recipes
日本では手に入りづらい材料もあるため、それは端折ったレシピを和訳してご紹介。
材料
- 白米330g
- ツナ缶2つ(約185g)
- たまねぎ中
- ニンニク3かけ
- 黒コショウ・・小さじ1
- 一味・・小さじ1
- 塩・・小さじ1
- 醤油・・¼カップ
- 油(ゴマでもサラダでも)・・大さじ3杯
作り方
- 白米は事前に炊いて、準備しておくこと。
- もちろん、あまりものの白米を使ってもOK。私だってたまにそうしますしね。何より、ナシゴレンを作るときってのは、余り物を有効活用するときって相場は決まってます!
- あるならミキサーで、玉ねぎとその他スパイスをペースト状にしちゃうと楽。無いなら、地道にみじん切りにしちゃいましょう。
- フライパンを温めたら油をしいて、中火のままスパイスを炒めましょう。目安は、いい香りが立ち込めてくるまで!
- ツナ缶から水気を切って、調味料を入れましょう。よくかき混ぜて、5分くらい置いておくこと。その後にフライパンへ入れてね。
- ここでフライパンにご飯を入れて、醤油を回しかけましょう。その後はライス全体に色が付くまでグルグルと回すこと。
- 最後にお好みで、揚げた玉ねぎチップを振りかけて出来上がり!
- サラダなんかを添えても美味しいよ!
メモ
- 唐辛子を入れる入れないはお好みでどうぞ!
・・・書きながらよだれが出そうであった。インドネシアは社員研修旅行で一度行ったが、これを食うことは無かった。う~む、惜しいことをしたぜ。
もしまた行くことがあれば、勇気を出してオーダーすることにしようっと。
日本で生のクロマグロを観るならここ!
実は、日本で唯一、クロマグロの展示が行われている水族館がある。それはココ↓
上記の動画も、この施設における展示と餌やりに関するもので、その迫力や個体数は結構な金を払ってでも見る価値がありそうだ。
しかし現在、コロナウィルス感染拡大防止のため、2月7日までの臨時休園中である。がっくり。
春先にコロナが落ち着いてきたら、勇気出して金払って行ってやろうかな。ホホジロザメと違って日本で観れるって、アツいもんな!!
マグロの先祖はどっから来たの?
https://apjjf.org/2016/15/Gilhooly.html
最後は個人的にムネアツなトピックで締めくくる。ふと気になって『マグロの先祖』ってのを探したところ、意外とその辺は謎だらけというのがわかった。
今でこそ世界中に広く分布し、仲間も多いマグロさんたちだが、一体地球上の歴史のどの時点で、どこから現れたのか、その辺がつかめたのは割と最近のことという。
2013年以降の研究はよくわからなかったのでこれが最新情報かは不明だが、なんとマグロ(とか)の先祖は深海出身というのだ。
そして新たな系統分析が行われた結果、マグロの近縁種は以下の括りにまとまるという。(カジキって別に近縁種じゃねーのに驚き)
一体この枝分かれはどこから派生したのか?これはこっからさらに研究を深めていく必要があると書かれていたが、図を紹介すると現状こんな感じ。
単一種から広く広く枝分かれして、マグロに行きつく。しかもその単一種は深海から絶滅期を乗り越えて現れた。何と壮大な歴史ドラマであろう。
やっぱこういう古代のロマンって面白い。クラウドファインディングがあったらバリバリに支援したいくらい面白い。僕が化石を掘る趣味は無いけれどね。
更に詳しい話はコチラ↓
終わりに。
てなわけで今日はリクエストがあった(?)マグロキュレーションを頑張ってみた。寿司ネタ以外の話に乏しいのは、実は色々謎だからというオチ。ありがちですよね。
個人的には一番『マグロとカジキは種類的にそんな似てない』ってのがおもろかった。味は似てるんですけどね。
ってことで、今日はこの辺で!
※その他まとめ記事はコチラ↓
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
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