水槽を立ち上げて、気付けば1ヶ月以上が経過した。
一度は憂き目にあったこのアクアリウムだが、今は完全に水質も水温も安定しており、ちょっとでも濁ったらバクテリアを入れつつ、様子を見ている。
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生息地によってこんなに違うのかと思えるほど、今水槽で泳いでいるドブ川採集個体群はタフだ。みるみる成長しているし、死亡する個体もマジで皆無である。
なんなら餌の食い過ぎでどう考えてもデブになっている有様だ。脂がのって旨そうである。
メダカも元気に泳いでいるし、エビも順調に脱皮を繰り返している。あとはフィルターなどが故障しない限り、このまま夏までは少々のケアで回せそうである。
―そんな水槽だが、ここ最近、突如として珍客が現れている。その発生源は薄々心当たりがあるのだが、その正体は未だにわかっていない。
今日はそいつの紹介及び、どなたか正体を知りませぬかというのを尋ねるため、飼育観察記を書いてみる次第である。
お前は何者だ？
それはこれだ。突如としてにょきにょきと、なんかが生えてきているのだ。気付いたのは2週間前くらいだが、以来その数がずっと増えている。
今のとこ水槽自体に悪さをしている感じはしないし、最悪引っこ抜いて捨てればいいと思っているため放置しているが、コイツは一体何なのか。
採集源に心当たりはある。オイカワ達を捕獲したどぶ川で、なんかの種っぽい黒い粒を、そういえば一緒に持って帰ったのだ。
だが、こんなに生えてくるほどたくさん放り込んだ記憶はない。心当たりはあるが、確証はできないというのが本当のところである。
最初は素人知識で、オオカナダモかなにかの芽だと思った。だがそもそもオオカナダモは種で増えないっぽいので、このセンは無しである。
正直悪さをしなければ、単に水槽の見栄えが良くなるだけなので、僕としてはレイアウトとして歓迎したい気持ちが強い。だが、本当に悪さをしないのだろうか？
今のところこの芽を突いたり、或いはそれによじ登ったりするアクションをする個体は居ない。完全にスルーされている、という感じだ。
現実は小説より奇なり。一体どこからやってきて、この後どうなるのか。これも含めて観察記という風に、前向きに考えようかと思う。
思い付き：俺ぬし昆虫館を作ろうか、どうか。
最近気付けば観てしまうYouTuberが二人いる。ちゃんねる鰐とおーちゃんねるだ。
二人とも生き物に対して狂っていると言えるほどの愛をぶつけ続けているのが印象的である。それを見ていると、僕もまた思うものがある。
昆虫もアリだな、と。これは別に蟻を飼いたいわけではなく、思いつく限りではヤゴとかチョウとか、何かしらの幼虫を観察したいというノリである。
或いは手狭になってきたミミズケースをリニューアルして、ダンゴムシをたくさん集めてくることにより、コンポストみたいなものを作ってもいいかと感じている。
―繰り返しになってしまうのだが、となるとやはり･･･｡今の家は手狭だ。契約更新はするつもりなので、2年は引っ越しする気は無いが、うーむ。
最終的には勿論、海水魚水槽を置きたい。もはや誰が見ても生け簀としか思えない魚種を飼育し、それを見ながらロックで酒を飲みたいのだ。
僕は昆虫ガチ勢力ではないので、そのための部屋とかを作る気はない。だが実は、例えばその辺のカエルとかオタマジャクシとかも、きっと飼ってて面白いとは思っている。
それを突き詰めれば永遠に結婚できなくなるだろうけど、元々5年くらい前からそういう人生は諦めているので、ノー問題だ。
家の一部を自然界にしてしまうこと。30代が抱える夢にしては幼稚が過ぎるのだが、だからこそ叶えたいことだよなと、前向きに考えている。
ということでやや無理やり文字数を確保した感じになったけれど、今日はこの辺で。
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