自分が好きな魚は何だったか、こないだなんとなく思い出していた。クロカジキ、ピラルク、シーラカンス、バラマンディ…。
とはいえ、それらはすでに記事にしてしまっている。また、あまりにニッチすぎると、書いた僕でさえ存在を忘れてしまうほど影の薄い記事ができてしまう。➡一例

数千字を書き殴れるほど興味があり、しかもこれまで記事にしていない魚といえば、何がいるだろうか。それを考えた際にパッと閃いた魚がいた。
それが【クチジロ】だ。僕は【クチグロ】よりもこっちの方がずっと好きで、釣りゲームでもなんでも、とにかくこっちを釣ろうと躍起になっていた気さえする。

だが、現実のクチジロについて、僕はそこまで詳しくないことにも気づいている。となればこいつこそ、今日の記事にまとめるべき魚として、一番マッチしているではないか。
ということで今日は実は大好きな魚【クチジロ】について、3,000字で語らせてもらいますんで、よろしくお願いするでごわす。
クチジロってどんな魚?-細かいステータスをまとめていく-

2016.4.23 長崎県 男女群島 木村商グループ例会 - 底物師/海坊主 続・石鯛の部屋【石鯛/口白/クエ】
そもそも論だが、クチジロとは正式な魚の名前ではなく、いわば渾名のようなものである。つまりは【イシガキダイ】のことなのだ。
そのイシガキダイのオスは、老成してくるとクチバシが白くなり、特徴的な斑模様が消えていく。そして体格はゴツくなっていき、いわゆるクチジロへと変化していくのだ。
実際、↓も十分立派なクチジロなのだが、これでもまだ変化の途上なのだという。(丸っこい体型な気がしなくもない)

そこからさらに年齢を重ねると、ここまでゴツゴツに変化する。いわゆる磯釣り氏憧れのクチジロといえば、こっちのことを指すのではと思われる。

ちなみにメスは老成しても、クチバシが白くなったり斑模様が消えたりはしないらしく、クチジロとはいうなればすべて巨大なオスなのだそうだ。
日本記録は魚拓寸で88.5㎝のものがあるらしいが、それは見つけられなかった。確実な最大クラスの記録ということで88㎝のやつを見つけたが、本当に厳つくてカッコいい。

重さは最大で、2023年に9,64㎏の個体が記録されている。ここまでくると、どれほど強烈な引きになるのか、出会える確率はどこまで低いのか、くらくらする感覚さえ抱く。

詳細 - オールタックル - JGFA日本記録(IGFA世界記録) | JGFA NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会 | 前薗 嵩吾 | イシガキダイ | 9.64kg
後述するが、海のぬし釣りでは気軽にトコブシか何かを付けて磯竿5号でミャク釣りしていたら釣れたものだが、現実は最高難度クラスの怪物魚であるとみて間違いない。
技量だけでなく確実に経済力も要求されるファイター、どこか神々しい風格さえ、そこにたたえているように思えてならない。
クチジロの釣り方&実際の釣果データまとめ。

海のぬし釣りだったと記憶しているが、離島かどこかのステージにおいて、超ゴツいタックルに超イカつい針を付けて、なぜかふんどし一丁で釣りをしている人がいる。
脳筋が過ぎる思考と言動であることからやたら記憶に残っていたが、現実世界のクチジロタックルにも、それに似たようなセンスを僕は感じている。
20号前後の道糸、ワイヤーハリス、そして餌にはウニやサザエを用いるとなれば、タックル自体も怪物じみた雰囲気になるのが自然っちゃ自然だといえる。
尚、釣果情報は正直、全くと言っていいほどリアルタイムのそれはヒットしない。情報の出し渋りがあるというより、そもそもの個体数が極めて少ないがため、だろう。
一応過去釣れた場所として、和歌山県串本町出雲の沖磯、鹿児島県佐多岬、男女群島、屋久島、種子島、草垣、神津島、八丈島、青ヶ島という地名が列挙はされている。
離島か沖磯に渡り、初めて挑戦権を得られるということか。ぬし釣りの世界では、徒歩で移動した先にある磯でゲーム序盤から挑めるが、まぁあれはフィクションだしな。
―というわけで、広島県や山口県で何とか挑める場所を探そうとするより、九州の方へ遠征に行ってしまう方が、遭遇確率が多少は上がるのではと思っている。
釣りゲームでの「クチジロ」。

https://www.youtube.com/watch?v=HWxFeNzrCCE
ちょこちょこ書いてはいるが、僕がクチジロを知ったそもそものきっかけは、やはり【海のぬし釣り】だ。ゲーム序盤で挑める魚の中では、確かに難度が高い一匹だ。
基本的にぬし釣りシリーズにおいては、イシガキダイとクチジロは別種扱いとされており、それぞれ専用のドット絵なりモデリングなりが用意されている。
記憶はあいまいだが、磯・離島・沖島などで挑むことができ、イセエビなどを餌にすれば”ヒットさせる”のはそこまで難しくない。
ただ、引きが強く、停止する時間も短く、それでいて無理なやり取りをすると数回でバレるシビアな設定があるので、釣り上げるまでに必要な集中力は大きい。
尚、この魚も釣る➡リリースする➡宿屋で一泊する➡また釣ってリリースする・・というマラソンを繰り返すことで、確かに80㎝くらいまでデカくすることは可能だ。
それをしようと思ったらステージの立地的に「離島」が楽だと僕は思うが、この場所には最強の敵・オオナミが出現するので、しっかり準備しないとマジ即死である。
―そしてその登場自体が印象深いゲームはもう一つある。それは釣りゲームにおいて屈指の完成度を誇る、【Fish EyesⅡ】だ。
このゲームでは【夏の磯】というステージが登場し、ここのクリア条件はなんと「クチジロを釣る」という極めてシンプルなものだ。サイズも数も、指定はない。
それはすなわち、釣ること自体がそもそも高難度であることに他ならない。実際運が良ければ初ヒットがクチジロのこともあるが、悪ければ何回粘っても釣れない。

フィッシュアイズ2をつまみに酒を飲む二人part15 - ニコニコ動画
過去の僕がどうやってこれを攻略したかはあまり覚えていないが、そもそも外道とされる魚があまりにも豪華↓なので、全然釣れなくても気にならなかった記憶がある。
イシガキダイ
イシダイ
クチジロ
ヒラマサ
ゲームにおいてもどこか好待遇な感じが目立つ。だからこそ僕の中でも、クチジロは一つ、いい意味で異質な存在であるものとして、記憶されているのかもしれない。
終わりに。

雑魚寝 | 市立しものせき水族館「海響館」 公益財団法人下関海洋科学アカデミー 山口県下関市あるかぽーと 6番1号
クチジロを釣るようなタックルは無いし、今は時間的余裕・精神的余裕・経済的余裕のいずれも有していない。となればせめて、見ることはできないものか。
8月1日からリニューアルオープンとなる海響館には、イシガキダイ自体の展示はありそうだった。運が良ければ、それが成長してクチジロになっている・・かもしれない。
あるいは久しぶりに海のぬし釣りかFishEyesⅡを起動して、バーチャルの世界で挑戦してみるのも乙な気がする。そう思うと結構心が躍る。
―余談だが、ぬし釣り64にもクチジロはもちろん登場↓する。しかしそのクチジロのモデリングはあまり僕の好みではないため、今回はちょっと割愛させていただいた。
―それにしても、やはり好きな魚を語るのは楽しい。色々ギチギチな今だからこそ、時には過去を振り返ったり、いっそ釣行したりして、心に余白を作るのは大事なんだな。
ということで今日はこの辺で。
※このシリーズがお気に召した方は、以下のまとめも個人的にオススメです!!
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
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