俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

釣魚調査レポートNo.18 防府近海では、思った以上にフグの交雑が進んでいるかも。【ショウサイヒガンフグ?】

偏頭痛が起こる前は、こめかみに血管が浮かんでくることに気づいた中元です。キレてるんじゃない。痛ぇんだ!

 

はい。今日は珍しく考察系の記事を書いてみる。というのも、2年前からうすうす気づいていたが、どうやら日本近海では、思った以上にフグの交雑が進んでいるらしい。

www.nikkei.com

 

というよりもっと言えば、僕自身、防府近海で「雑種じゃね?」としか思えないフグを釣ったことが少なくとも2度あるのだ。

 

別に交雑そのものは、フナとコイの間でも起こるくらい、珍現象でもなんでもないのだが・・。フグの場合は、生態系云々以外の点で問題が起こる。

 

それは、毒のある部位が変わるというものだ。もちろん釣ったフグをむしゃむしゃいく強心臓というかヤベェ人などいないと思うので、釣り人からすればややどうでもいい。

 

しかし、実際に交雑が起きている(かも)ってことは、自由研究のテーマとしてはちょうどいいかもしれない。

 

そんなわけで今日は、防府市のフグ分布と、交雑の発生具合について、超母数が少ないデータを踏まえつつ、簡単にまとめてみようと思う。

 

 

防府市近海で主に見られるフグとは?

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場所によるのだが、山口県防府市で見られるフグはざっくり2種類。

 

まずはどこにでもおるヤツこと、クサフグだ。

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こいつの生息域は非常に広く中関新埠頭一帯、佐波川河口、向島周辺、西浦小茅に広く分布する。また防府じゃないが、秋穂一帯にも大量にいる。

 

なぜか中浦漁港の生息は少ないのだが、それ以外の場所はもれなく、こいつを釣らずに投げ釣りを楽しむのは無理というレベルで魚影が濃い

 

皮膚を含めて全身猛毒なので、食べることは無理。ひたすらに外道の極みであり、餌も針もしょっちゅう持っていく厄介者である。

 

で、もう1種類は何か。それは、ヒガンフグだ。

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こっちはクサフグよりやや生息数は少なく、またサイズも大きくて引きも体重も重たいため、釣りごたえとしてはまだマシである。

 

ちなみに生息域はモロ被りであり、中関新埠頭一帯、佐波川河口、西浦小茅に分布する。もちろん、秋穂一帯にも大量にいる。

 

向島で釣ったことはないのだが、多分普通にいるのだろうと思う。

 

・・・他にももしかしたら生息しているかもしれないが、実際に釣ったフグに限定すれば、この2種類だけである。

 

さて。ここから先に進む前に、この2種類のフグの姿かたち・模様などを、今一度よく覚えておいていただきたい。

 

そのうえで以下、クサフグでもヒガンフグでもない何かの紹介をしてみよう。

 

お前はいったい何者だ?

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まず【雑種】の可能性を疑ったのは、2019年11月11日に釣った、このフグである。

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ちなみに場所は防府市西浦の小茅漁港である。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

なぜこの造形に引っかかるのか?

 

まず、クサフグとは体色が違うのと、特徴的な黒い大きな斑点が見当たらない。ただ、ヒガンフグの特徴である黄色いラインと、赤い目を持っている

 

ショウサイフグかとも思ったが、それは目が赤くないという特徴があった。つまり、どれにも似ているが、どれでもないという感じなのだ。

 

また、一見すると正体がわかり辛いフグは、つい最近も中関新埠頭で釣り上げた。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

それがコレ。

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説明が難しいのだが、クサフグとは斑点のパターンが違う。とはいえ、体表が似ているコモンフグにない、大きな黒い点が見えており、頭を抱えてしまう。

 

―数十匹フグを釣りまくってきたが、即座に種類が判別つかなかったのはこの2匹のみだ。

 

う~む、謎。狙って釣るのは多分不可能だが、チャンスがあれば水槽とかで観察してみたいなとは、常々思う。

 

ふと思い出した、フグの産卵行動のすごさ。

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この項は本当に思い付きだ。

 

実はクサフグといえば、激しくダイナミックな産卵シーンが有名であり、よく図鑑などでも取り上げられている。

www.youtube.com

 

こんだけ派手にブチかませば、他のフグの卵に精子が届くなどして、交雑種が生まれることも、あり得なくもないかなという感覚を抱く。

 

すると、なんとヒガンフグも同様に、砂浜に大挙して押し寄せて産卵行動をとる習性があると知った。

deraturiblog.com

 

その瞬間の映像は見られなかったが、こういうのを考えると、交雑種が生まれるのは単なる自然の摂理に過ぎないのかなと、変に納得させられてしまう。

 

終わりに。

 

繰り返すが、釣ったフグを食べることはほぼ自殺行為なので、絶対に避けねばならない。

 

それさえ守れば、交雑種が増えることで、特にデメリットを感じる場面はないと思う。詳しくは遺伝子検査とかが必要なんだろうけど、そんな知識無いしなぁ。

 

ということで、意外とペラペラな記事になっちゃってションボリだが、今日はこの辺で。

 

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